今日のあいはら　やる事...

それゆけ！メッセンジャーの収録が今日無事終わった。

最初のスタートはラジオ業界で「不毛の時間」と言われていた土曜日の３時３０分スタートの番組だった。

今までの常識として、一般の人がお出かけして、車の中で家族で聴ける番組が相応しい。当たり障りのないリクエスト番組か、一社提供の宣伝番組が流れる時間帯。

ここで芸人の中でも一際、口の悪いことでお馴染みのメッセンジャーに白羽の矢が立つとは夢にも思わなかった。

「誰が土曜日のこの時間聴く奴おんねん！」　
と毒づき、誰も聴いてない程でしゃべっていた。
おっさん2人が、当時は可愛かった「六車さん」をボロクソに罵る。
のっけからこんな風で始まり気づけばもう１８年過ぎてしまった。

途中、時間帯が変わり、場所もなんばパークスから毎日本社に。
色々と様変わりはするものの番組自体のテイストは一切、変化はない。

中身無し、為になる事など一切無しで、お互いの恥部の言い合い。出ている演者は勿論、スタッフ、作家、番組に関わるもの全て、薄く損をする稀有なラジオ。

「こんな放送いつかは怒られるで。」
と思い今まで来たけれども、誰にも怒られず、なんやったら、ギャラクシー賞までいただき、聴視率、radikoの再生回数、共に関西ラジオ界の中でもトップクラスになってしまい、嘘みたいに世間に認知されてしまった。

この結果に、やってる本人が、1番ビックリしている。 
どこに行っても隠れそれゆけ！ファンはいる。
こっそり、熱く、応援してくれている。

本当に多くの人が聴いてくれているラジオ。

結果が出てくると、俺たちは別にこのままだが、新しいアシスタントの「梅山さん」は大変だろう。

だって他のアシスタントの人は個性がえげつない。イケズ部、部長の武川さん、天然ヒールのぎっしゃん。この2人の間でやるのはぶっちゃけ嫌だろう。

リスナーの方々から
「梅山さんも、もっと面白く。」なんて言われるそうだ。
大変だ。
芸人じゃないんだから面白くなる必要など、ある筈もない。

梅山さんの「やる事」はただこの番組を「嫌」にならず、「ご機嫌さん」でいてくれればそれでいい。

そうしてくれさえいれば、
こっちが二者二様の様々な嫌な事を、いろんな形で球を投げるから、それをソッと取ってくれればそれでいい。

セクハラだ、パワハラだ言わず、ニコニコしてくれていたらそれで、それだけで充分だ。