波動医療 波動治療 周波数がすべて解決?

波動医療という不思議な医療?治療?の紹介文で、
「身体のそれぞれの臓器・組織には固有の周波数がある」
なんていうことが書かれていました。

「全ては波動であり万物は固有の振動数を持っている」
「すべては振動であり物質は存在しない」
などなど。
光のエネルギー値に最小単位があることを発見し、
量子力学発展のきっかけを作ったノーベル賞物理学者のマックス・プランクが言った言葉として紹介されています。が、
プランクの公演集や彼の著作である「理論物理学汎論」にはそのような言葉は存在していないということです。
いったいどこのプランクが言った言葉なんでしょうか。

まあ、伝言ゲームのように人から人へ伝わるうちに内容がかわっちゃったのかな(笑)
ということにしておきましょう。
捏造なんてしてませんよね。

ところで、
それぞれの組織や器官に固有の周波数があって、
それが乱れる(ずれる)ことで病気になるというのなら、
例えば
心臓の周波数が「100」であったとして、
これが90や110になると心臓に異常があることがわかるということでしょうか。
胃の周波数が「200」であったとして、
波動治療器で「150」の波動を検出した場合、胃の周波数が下がったことによる異常なのか、
心臓の周波数が上がったことによる異常なのか、
それとも別の周波数150の組織があるのか、
どうやって判断するのでしょう。

また、波動治療法として「ハーモナイズ」という治療法は正しい周波数を浴びせることで組織を共鳴させて正しい状態に戻すのだそうです。
周波数「100」である心臓に異常が出て150になっているとしましょう。
そこに100の周波数を浴びせて共鳴・チューニングすることで元の正常な心臓にもどるというわけです。
もしそこで100の周波数を浴びせるところ、間違えて200の周波数を浴びせてしまったら、
心臓が胃になってしまう、ということが起こるのでしょうか。
先ほどの「すべては振動であり物質は存在しない」というプランク(仮)のことばどおり「物質」というものが周波数が具象化した概念であるというのなら、
心臓の周波数が200になったときに、「心臓」は「胃」に変わるのでしょうね。
同時に、この浴びせる周波数の出力が大きすぎたら心臓だけでなく身体全てが「胃」になってしまうという事態もありえますね。

そこいらのホラーなんかよりよっぽど怖い話になりそうです。

ゲスな話として、そこらのガラクタに「金」の周波数を浴びせて共鳴させることで「金」を創り出せます。
現代の錬金術ですね。

波動治療器で病気が治せるのならその機械で鉛を金に変えた方が儲かりませんか?
波動医療の関係者は徳の高い人たちばかりなのでそんなことはしないのでしょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?