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アンチェロッティ試合前日記者会見

このリヴァプール戦はどれほど重要ですか?

非常に大事だよ。
今我々には(ヘンク戦を含め)2つのマッチポイントがある。
偉大なテニスプレーヤーは最初のマッチポイントでゲームを終わらせる。
このような緊張する瞬間に最高のプレーをするのは困難だが
こうした場面だからこそ魔法がかかることもある
このゲームはその可能性がある。


報道管制の影響はありましたか?

箝口令を敷き沈黙を貫いたことはチーム全員が目標に焦点を合わせひとつにまとまる唯一の方法だった。
(強い口調で)多くのメディア、心ない人々が真実とは程遠いことを口走ってたようだが我々はその間ずっと平穏を保ち続けていた。
反乱者はいない。
チャンピオンズリーグの戦いはずっと良好だった。
(カンピオナートからの)この悪い流れを断ち切るのは技術的な問題ではなく、これまでの経緯から選手たちはフィールドで自分たちが何をすれば良いのかよく理解している。
こころをひとつにし全員が目標に焦点を合わせることだ。


アンフィールドでの昨季のゲームとの違いは?

昨季とは異なる条件でここまで来ている。
我々が次の決勝ラウンドへ進む可能性は2つある。
昨季我々は素晴らしい戦いをし
欧州チャンピオンとなったリヴァプールを寸前のところまで追い詰めた。
この2ゲームでグループステージ突破を決めればいい。
可能ならこの最初のゲームで決められたらと願ってる。


チーム状態、そしてどのようなゲームプランを想定してますか?

ディフェンスは4バックのままになるだろう。
肘に怪我をしてしまったインシーニェの不在はチームにとってとても痛い。
その他にもマリオ・ルイとファビアン・ルイスは明日の状態を確かめないとゲームで使えるかまだ分からない。
ロサーノはかなり上向いてきている、そしてアランとクリバリーも同様に調子が上がってきた。
このチームの潜在能力、価値を知ってるので、これまでのパフォーマンスには私は納得いかないし不満だね。


デ・ラウレンティス会長について何か話せることは?

会長はとても元気だよ(笑)
しかし多忙なこともあり観戦には訪れることができないようだ。
彼から毎日電話がかかってくるし我々はとても緊密な関係を保っている。
会長の電話代が支払われなくならない限りこの状態は続くだろうし(笑)
相変わらずこんな感じだし、会長から私への支持、信頼は厚いままだ。


※この発言の直後ナポリの広報から発表があり
今回の会見はUEFAの規定に沿った一時的なもので、この後も報道管制は敷かれる。そしてザルツブルグ戦後に起きたロッカールームでの出来事や選手に科される罰金の件について監督は話さないと会場の記者へ伝えられる。


現在の心境を率直にお聞かせください

そうだね、それは我々がここまで上手く事が運べてないという認識に基づいて心の内を話さないといけないね。
まず昨季チャンピオンズリーグで残した結果を下回ることは許されない。
グループステージを突破する目標を達成したいと思っている。
明日かまた最終節で突破する権利がある。
これは昨季と比較しても大きなアドバンテージだと思う。
残された2戦に関してフロントもコーチ陣も最大限の努力を惜しむつもりはない。明日も全員が一丸となって戦うよ。


カンピオナートとチャンピオンズリーグでのナポリの違いについてどうお考えですか?

カンピオナートでは(怪我人多発により)選手の入れ替えが激しかったこともあり不安定な戦いを強いられ引き分けが多すぎた。
この傾向を改善し怪我人が出ないよう選手への負荷を掛けすぎないようする。
チャンピオンズリーグでは良い結果が得られていると思う。


現在のデリケートな状況をどう抜け出すつもりですか?
招集されなかった選手はそこに含まれますか?

招集されずここに来れなかった選手は、この試合に使えないだけのことだ。
インシーニェが招集されなかったのはミラン戦で負った肘の怪我が響いていることが原因としてはっきりしている。
あなたの質問の意図は分かるが彼はチームのキャプテンであり、そうやって邪推されるのは迷惑だね。他の招集外の選手に関しても同様だ。
あとマリオ・ルイとファビアンについては明日の様子見と話したし、選手は常にコンディションが微妙な状態にある。なのでこうした質問に答えること自体がナンセンスだ。
この状況を抜け出すために会社、コーチ陣、選手の間には一致した目的がある、遅かれ早かれ我々はそこから抜け出せるよ。


ミラン戦からどのような教訓を得てますか?

試合開始直後ゲームへの入り方を誤ってしまったと思う。
あれで勢いを失ってしまったしね。
明日また同じ過ちを犯すようなら問題だけど、それは起こらないだろう。


クロップはあなたへの助言などないと言い切った。どう思いますか?

彼は私がアドバイスを受け入れ可能な数少ない監督の一人だよ。


ここ数試合ナポリは何を失ったのですか?

そうだね、ひと言で言えばビルドアップに鋭さがみられなかった。
我々はその点において特に成長しなければならないと痛感してる。
より高度なプレーをチームがするには不可欠な要素だ。


辞任を考えたことはありましたか?

辞任するには監督と会社とプレイヤーとの間に信頼が欠けていることが考えられるわけだが、これらのうちどれか1つでも欠けているのなら私は自ら身を引くことができた。
これまで30年このようなことが私の回りで起きなかった。
そして今現在も起きていない。
ナポリは目的のために団結している。
チームはこの状況から必ず抜け出せます。


























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