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アランを取り巻く状況でロッカールーム騒動を紐解く

今日からnoteを始めることにしました。

ここでは伝えられている情報を掘り下げてTwitterでは伝えきれない、ナポリのことをできるだけ客観的に、また時には主観を交えてお伝えできるよう心がけていきます。
読者の皆様今後とも宜しくお願いします。

まず初回ということで皆さんがとても気になっているであろう11月5日のザルツブルグ戦後に起きたロッカールーム騒動について
アランにフォーカスして書いてみたいと思います

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昨季アンフィールドでの敗戦後のウインターブレイク
アランのPSGへの移籍話が突如沸き起こりメルカート期間終了までメディアが挙って報じ始めた。

代理人によれば既にアランとPSGは個人合意に達している。
あとはオファーを受け入れナポリが首を縦に振るか否かの状況。
そんな中でウインターブレイク明け緒戦のコッパ・イタリアのサッスオーロ戦や累積で欠場したラツィオ戦の後のカンピオナートの第21節ミラン戦と
故障したわけでもないアランがなぜかスタメンから外れる事態に



メルカートが閉まりPSG行きが事実上破談となったことからアランは再び戦列に復帰する。
しかしそのプレーには以前のような覇気がまったく感じられず、ナポリ失速の大きな要因とされファンやマスコミから非難の的となる。
前半戦の貯金が奏功してなんとか2位でフィニッシュしチャンピオンズリーグの出場権を得たナポリ
だが前年ユヴェントスとの勝ち点差が-4だったのが-11に広がったことでファンにも選手にも失望の色が隠せなかった。
失望の中にはアランこそハムシクが去った後のナポリを支える精神的支柱を担う選手であるとの認識があったからで、カピターノの重責を背負うインシーニェをクリバリーやアランの主力選手が支えていくのを誰もが願っていたはず。

シーズン終了後にアランはコパ・アメリカを戦うブラジル代表に招集され

コパ・アメリカの期間に並行して行われている夏のメルカートで再びPSG行きが囁かれる中、PSGのレオナルドSDの発言により否定される。

ここでポイントなのはPSGとの個人合意内容が年俸600万ユーロの3年契約とされていて、ナポリが支払う年俸額の3倍あったということ

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今回ロッカールームで起きたアランの激昂はこの件に起因しているのではないかと観測するメディアが多く、自分もそうではないかと思っている。
昨シーズン後半から続く覇気になさは、こうした不満を抱えながらだったと説明が付くので。

今季が開幕してもアランのプレーには好不調の波が見られ昨季の前半戦まであった絶対的な安定感が見られず、またクリバリーにも同様の兆候が見られた。
原因は両人が代表戦に長く出場したために夏の合宿に合流が出来なかったことにより選手間のコンビネーションが醸成できていない迷いから起きていると考えられていた。
ザルツブルグ戦後に行う緊急合宿はそうしたことを考慮して行うとADLがラジオで明言しており、会長の狙いは間違っていない。

合宿拒否事件から4日後、アランの邸宅内の敷地にある別棟に空き巣が侵入し部屋内を物色し荒された後が発見され、アランの妻により警察に通報されるという事件が発覚。
会長の息子でナポリの副会長エド・デウランティスに食って掛かったとメディアに報道されたことと、昨季後半からの安定性に欠けるプレーへの不満が重なりナポリサポーターの一部の暴徒が起こした嫌がらせではないかという憶測記事がメディアを賑わした。
さらにアランの妻がこの件の直後ヒステリックな内容の投稿をしSNSが炎上してしまう。
その後警察の取り調べで事件は嫌がらせではないことが分かり、アランの妻も平静を取り戻し、またアラン自身も副会長に電話で謝罪をしてナポリへの忠誠心を示したのではないかと伝えられていた。

今回の代表ウイークでアランは怪我を負っていたためブラジル代表に招集されず、居残り組として練習を重ねていた。
そんな状況の中で行われたミラン戦
昨季前半戦までのようなアラン本来のパフォーマンスについて自分は穿った見方をしている。

これは今年始めに付けられた市場価値をこれ以上下げないためのアラン自身の私闘で銭闘であると。

ここ近年ナポリに在籍した南米出身の選手の去り際を見ていれば残念ながらそうした思いが頭を擡げてくる。

願わくばこの邪推をアラン自身が否定してほしいのだが。

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