お忙しいひとのための超絶雑なハムレットあらすじまとめ
どうもみなさん。よぴです。
皆さん菊池風磨さんからの「ハムレット予習してきてね」のお言葉に、急いで本を読み漁っているころかと思います。
今回私からは、「外国の読み物は全然頭に入らない!たすけて!」または、「忙しくて本が読めない…どうしよう!」という方向けに、とてつもなく雑に、あらすじのみ解説したハムレットまとめをお届けさせていただきます。
ちなみに、私がハムレットを読んだのは大学生のときなので、多少内容が間違っていても責任は負いかねます
①登場人物
英語の名前は難しいので、ここでは一度、全ての登場人物を「サザエさん」に置き換えて説明をしていきます
①主人公:ハムレット 磯野カツオ デンマーク王国の王子
②ガートルード:ハムレットの母。フネ 波平の死後、海平と再婚している
③クローディアス:ハムレットの叔父。海平 波平の死後、フネと再婚してちゃっかりデンマークの王様になる
④先王ハムレットの亡霊:先代のデンマーク王。波平。序盤ですでに亡霊になっちゃってる
⑤ポローニアス:デンマーク王国の侍従超。波平の右腕 いささか先生
⑥オフィーリア:カツオの恋人で、いささか先生の娘 うきえさん
⑦ホレイショ―:カツオの親友。ようするに中島。健人ではない
⑧レアティーズ:甚六さん。うきえの兄で、いささか先生の息子。名前がレアチーズに似ている
【ストーリー】
①復讐を誓うカツオ
波平が急死し、弟の海平はフネと再婚し、王位をついでデンマーク王国の国王となった。
フネが波平が死んだばかりにも関わらず再婚してしまうので、カツオは結構な打撃を受ける。落ち込むカツオは、あるひ「なんか夜な夜な城壁に波平の亡霊がでるらしいぞ」という話を聞き、自らの目で中島と確かめに行く。
すると、そこには本当に波平の亡霊がいる。ようするにめちゃめちゃ現世に未練があるっぽい感じである。
そして波平は二人きりになったとき、カツオに対して「実はワシは海平によって毒殺されたのだ」と告げる。
真相をしったカツオは、復讐を胸に誓い、海平をぷっころすゾ、という気持ちになり、気が狂ったふりを始めるのであった。
②気が狂ったふり
いささか先生は、娘のうきえとカツオが好きあっていることをしっているものの、身分違いゆえに恋愛に反対していた。そのため、気が狂ったハムレットをみて、「これはうきえとのことが原因だナ」と思っている。
いささか先生の指示で、うきえは狂人のふりをしだしたカツオに探りをいれていく。しかしカツオは、そんなうきえに冷たくするのであった。うきえさんはあまりに冷たいその仕打ちに、悲しくて泣いてしまう。
そんななか、カツオは海平が本当に波平を毒殺したという証拠を手に入れる。具体的には、旅の一座がやってきたとき、カツオが「演目に男が毒殺されたシーンを入れてくれや」と指示をしたところ、めちゃくちゃ海平が動揺したため、「こいつやっぱり波平のこと殺してますやん」と確信したのである。
しかし、「よし、海平はやっぱり父さんを殺してるから、刺してやるぞ!」と意気込んだカツオは、なんやかんやあって、いささか先生をうっかり人違いで刺し殺してしまう。
(ちなみに、このときにハムレットはめちゃくちゃフネを責めたてるシーンがあるのだが、波平の亡霊がでてきて「コラ!カツオ!母さんを責めるのはよしなさい!」と諭す。目に見えない波平とそんなかんじで会話するのを目撃したフネは、「まじで息子狂いましたやん」と思って絶望する。)
③国王の企みとうきえの死
なんやかんやのあと、海平はカツオをイングランド王のもとにいかせようとする。海平は、ちゃっかりイングランド王に「カツオのこところしてくれチョ」と頼んでいるのである。しかし、途中で海賊に襲われて、捕虜となったカツオは中島に「たすけてピ」と手紙を出す。
一方、うきえは好きだったカツオには冷たくされ、「心変わりしたんだワ」と思い、父が死んだことも相まって悲しみに暮れ、気が狂った末に溺死する。
そんな状況で、フランス帰りの甚六(冒頭でフランスに向かうシーンがあるよ)は、父と妹の仇をとるために怒りに燃えるのであった。
④復讐の試合
一方、無事帰ってきたカツオの存在に「やばいな」と思い出した海平は、甚六にカツオと剣術の試合をするよう命じ、毒のついた剣と毒入りの酒を用意。カツオはフネと海平が見守るなか、甚六と剣術の試合に臨むのであった。
カツオ優位で進む試合模様だったが、いろいろあってフネが毒入りの酒を飲みほして絶命する。また、甚六もカツオも、毒剣で双方負傷して、死んじゃうのは不可避の感じになる。
死にゆく甚六から真相を聞いたカツオは、最後に海平を殺し、ことの顛末を語りつぐよう、中島に言い残して死ぬのであった。
要するに中島だけ生き残るEND
※ちなみに※
ちゃんとを読むとわかるのだけど、ハムレットの苦悩や、それぞれの役割がきちんと考えられていて、とても良くできたお話である。
とくに、ハムレットがめちゃくちゃ詩人。
多分内容わからず観に行ったらわりとちんぷんかんぷんなくらい、例えとかが多くて詩的、
あと、多分見終わったあとに、『え?』と思うことがいくつか発生するとおもう。
たもえば、私も最初に読んだときは、いくつか気になることがあって
①なんで王妃はこんなにも早く再婚したの?(時代的なもんだいかな?)
②なんかハムレットめっちゃマザコンじゃない?
③そもそも、ハムレット以外先代の亡霊をみていないけど、ほんとにいたの?もしかして、マザコンハムレットが義父を殺すために都合よくみた亡霊ではないの?
などなど。特に最初に読んだときは、王妃が何考えてるかよくわかんないな~っていう感じ。このひとなにがしたいの?と思ってた。それが舞台ではどう演出されるのか楽しみ。
そんなこんな、読めば読むほど気になる部分がわいてくるのがシェイクスピアなので、是非余裕があったらやっぱり読んでほしいな。
自分の解釈と演出家の解釈が異なることも当然にあるので、それもまたひとつ楽しいよ。
あと、有名な台詞がいくつかあって、それも予習しておくと『オォ…!』となるはず。
ではでは、みんなまたね~✋
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