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AIと日本の試練

先日OpenAIのSoraが発表されましたね。
日本をイメージしたデモ動画もあり、日本語の空に由来するようですが、かなり衝撃的でしたね。

よくIT業界では犬の成長速度にも例えられるドッグイヤーという言葉が使われますが、数年先と言われていた動画の自動生成もいよいよ本格的な幕開けという印象があります。

といいつつも、これは株式市場においては、一種のバブルでもあります。FRBが金利を水平飛行にもっていってるため、ここ数年、値幅も大きく下げて日柄も休養たっぷりとなった市場において、市場参加者は新しいテーマに飛びつきたいわけです。

そこで今その対象になっているのが、このAIというわけです。市場参加者はとても強欲になっているため、今まで大きく資本投下されてこなかったAI産業に、コップの水が溢れるが如く、これでもかと資金が投入されています。まあ、これがいわゆるバブルと呼ばれるものになるわけですが、であれば乗らない手はないので、キャッチアップしていかなければならないのが今の状況です。

ここで重要になってくるのが決算です。各社が発表する決算が良ければそのまま持って、悪ければ売るということに尽きるわけですが、いきなりドーンと下がった株を売るのは実際なかなか厳しいですよね。私も慣れるまでに時間はかかりましたが、結果、広瀬さんに教えていただいたこの方法が1番良い結果であったと思っています。

で、本題の日本の試練に戻りますが、AIはつまるところ時間を短縮するツールで、社会構造を大きく変える可能性を秘めています。過去にも起こった産業革命と一緒で、世の中のパラダイムシフトが大きく変わろうとしている真っ只中なのです。

その先頭を走っているアメリカでは、良いか悪いかは別として、AIで代替できるものは既に置き替えられていて、 AIを牽引するGoogle、Amazonでも高級取りのシステムエンジニアが大量に解雇され始めています。

でも、これは過去の事例からもわかるようにパラダイムシフトが変わってくるタイミングでは、必ず起こっていることで私たちは逃げられない運命にあります。

一方で日本の場合は、徐々に変わってきているとはいってもまだまだ終身雇用の社会で、会社もなかなか社員を解雇できません。そうすると、このAIの普及で会社でただいるだけの社員が増殖して、なおかつこの人たちが権限を持った役職者めあることがおおいため、いくらAIで生産性の向上ができても、人件費は抑制できないままという状態に陥ってしまいます。

そうなるとギリシャや過去に一時代を築いたアルゼンチンのように、先行きの苦しい経済状況にいつなってもおかしくありません。みんなが日本円ダメだよねと思ってドルに向かったら、銀行の取り付け騒ぎが起こって、最近のあおぞら銀行ではないですが、バタバタと銀行や企業が倒産していくことも十分あり得るわけです。

私も結構のほほんと生きてきた部類ではありますが、世間で言われるソフト老害の年齢にもさしかかってきたので、何とか柔軟に対応しながら、これから訪れるバブル相場に乗って乗り切っていきたいなと思っています。

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