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Fiorentina×Juventus

こんにちは。自宅療養期間も明け,本格的に日常が戻ってきたこのタイミングでぱぴよんも本格的に記事投稿を復帰いたします。
中3日の7試合投稿はどう考えても無理だなと思い5節から本格復帰にしようと考えた次第です。
さて,今回は因縁の対決。FiorentinaとJuventusの一戦。
表の上でも強豪対決となるこのゲームはどういう試合になったのか。
見てまいります。

<前半>

立ち上がりはお互い積極的にプレスをかけあいいい入りを見せてくれました。新加入のParedesとAmrabatのやりあいもみられ,ここを勝ったほうに流れが傾くかと思っていたのですが,あんまりマッチアップしなくなりましたね。。笑
そんな中立ち上がり9分。中に位置取りしたDi MariaのパスをMilikが受け取りサイドへ展開。右のCuadradがクロスを放り込み。ファーのKosticのボレーシュートにMilikが体でねじ込んで先制。見事でした。
Fiorentinaは相手ビルドアップの時はMalehがどんどん前にプレスをかけにいき,サイドのCuadradにはSottil,中のParedesにはAmrabatがついて完全にはめにきていました。右サイドは完全に狙われていましたね。
これによりメッザーラに入っていたLocatelliが低い位置で繋ぎに参加せざるを得ず,攻撃にスイッチをいれることができなくなってしまいました。
しかしFiorentinaもファイナルサードでの工夫に欠け,中々シュートチャンスには持って行けず。
ようやくゴールを決めたのは29分。
TerraccianoのパンチングがそのままSottilに渡り,見事なスルーパス。
Kouameがスピードを生かして抜け出し。そのままPerinと一対一。ニアを抜いて同点ゴール。見事なカウンターでした。
Juventusは点を取ってからはかなり自陣に引いて徹底的に守備をやっていましたが,個人的にはあれでは今のFiorentinaに対しては愚策としかいえないです。。
Kosticを孤立させないために左にMcKennieを配置していたんだと思いますがそれもうまく機能せず。途中でLocatelliと左右を入れ替え。そこからは一瞬Di Mariaと入れ替わりながら彼に自由を与えていい感じでしたがそれも長くは続かず。このまま終わればネガティブな前半でしたが,触れないわけにはいかない44分のPK。
Paredesは少し不注意だったと言わざるをえませんが,逆転ゴールを許さなかったSuper Perin
この安定感。もうSzczesnyも気が抜けない守護神争いになりそうですね。素晴らしいです。
この前半だけを見ればあまりポジティブではなかったJuventus
後半も見てまいります。すでに一回見終わってますけど。笑

<後半>

後半Juventusは何か修正を加えてくるかと思いましたがこれといった修正点は私の眼にはわかりませんでした。
相変わらずのFiorentinaペース。左から右からうまくパスを繋ぎながら攻撃。
特にハーフスペースに入っていくBarakのランニングは効果的でした。
また,前半同様相手に脅威を与えるSottilのドリブル,Amrabatの展開力。
守りに重きを置くことは早々にわかりましたがあえて守る,というよりは流れを変えられないから仕方なく守る。という印象が強かったです。
割り切って守りに徹したとはいえ,ディフェンディングサードでの距離感は曖昧,攻撃に転じるときも人数不足と,チームとしての一貫性が感じられませんでした。それでもクロス対応はある程度の安定感をみせ,Danilo,Bremerの2センターバックはよくはじき返していました。そして前半のPKストップもさることながら,後半のPerinの安心感は素晴らしかったです。途中交代で入ってきたほかの選手たちもこれといった見せ場はなく,正直つまらない試合でした。
一方で攻めに攻めたFiorentinaですが,こちらもJovicが奮わず,最後の決定力に欠け,一点を追加することはできず。
Fiorentinaとしては一本Amrabatに素晴らしいシュートがあったもののPerinにストップされてしまいました。あのシュートを決めていればというところでしたがPerinをほめるしかないですね。
それ以外では特に決定機もなくロスタイムも過ぎて試合終了。
次にあるチャンピオンズリーグ向け何か得るものがAllegriの中にあればいいのですが。。。

<試合総括>

一番の見どころは前半の30分あたりまで。それ以降はほとんど一方的なFiorentinaのゲームに。
その中で中心となっていたAmrabatは今季絶好調。Malehのハイプレスもかなり効いていました。
Sottilの積極的な仕掛けが相手を苦しめ,Kouameのスピードで一刺し。
Juventusは中盤の支配権争いで後手を取り攻撃の組み立てがほとんどできず。その中でワンチャンスを決め切ったMilikのストライカーとしての頼もしさは早くも証明されつつあります。
ただアシストしたKosticもそれ以外のプレーはいまいち。2枚のセンターバック以外はもう少し気持ちを新たにしてほしい所です。

以上になります。今回は少し苦言を呈する格好になってしまいましたが,来るチャンピオンズリーグ開幕戦で今日のような真似をしなければ御の字だと思います。
この消極的なサッカーは決して守り勝つとは同義ではないと思うので。
Fiorentinaも次の週末にはECLの試合があります。引いてきた相手にたいして最後の工夫をどのようにするのか,Italianoの手腕が問われるところです。
両チームともにヨーロッパのカップ戦。期待してみていきます。
それでは,ありがとうございました。

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