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【活動報告】丸亀製麺サークル【11月12日、18日】
春は丸亀。やうやう白くなりゆく湯気の中に、麺が光りて、細く注がれる出汁香ばしき。
夏は丸亀。冷やぶっかけうどんは更なり。歯に響く、麺のコシがいとおかし。
秋は丸亀。衣を差して、ネギで彩れば富士の山に匹敵するがごとし。生姜をいれれば体温まりて、ホクホク気分になるのがよし。
冬は丸亀。空気の渇きに絡みたる、あんかけのとろみは言うべきにもあらず。体超温まるのが良き。
枕草子でそう書かれているよう、今日も今日とて丸亀日和だった。
ここ最近は、複数人でうどんを食べることが続いた。ツレしょんならぬ、ツレどんである。
以下、敬称略
(No.003)とのツレどん【11月12日】
少し前のことになるので、なぜ丸亀製麺に行くことになったか覚えていない。
私が「丸亀製麺を食べたい」と主張した。
あるいは、「丸亀製麺を渇望している私の気持ちを(No.003)が汲んでくださった」の2択である。
(No.003)とは、会社の隣の席に座っている先輩だ。
(No.003)には、“すぅ“という友人(家族)がいる。その”すぅ”は、私が足繁く通う丸亀製麺●●店のオープニングメンバーらしい。
つまり、(No.003)は血統書付の丸亀製麺サークル会員なのである。
しかし、(No.003)は、その圧倒的な地位をひけらかすことはない。"すぅ"の名を口にする時は、丸亀マウントをとるためでなく、本当に親しい友人(家族)の紹介としてだ。(No.003)はいつだって慎まやかで優しく、明哲な女性なのだ。
この日は温ぶっかけ(大)と、温泉たまごを注文した。
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丸亀製麺を食べたお昼は、なぜこんなにも幸せなのだろう。
写真から伝わるとは思うが、非常にラグジュアリーな時間だった。
(No.004)とのツレどん【11月18日】
(No.004)は慎まやかとは対極の人間である。
丸亀製麺に向かっている最中でさえ、
「今月はうどん札30枚を超えた」という旨の自慢を欠かさなかった。
「常連度」で言えば、現サークルメンバー内で右に出るものがいない。実質、丸亀製麺サークルの圧倒的エースなのだ。
しかし、彼の丸亀製麺に対する精神には疑問符である。
彼は丸亀製麺に、異性を連れ込むにとどまらず、その異性に「ぶっかけ」や「しこしこ」という単語をわざと聴かせて、ほくそえんでいるような人間なのだ。
他者の丸亀精神に口出しするのは、古い価値観なのかもしれない。現代の丸亀製麺サークルは、実力主義社会を基に構成された組織だからである。
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全てを吹き飛ばす美味しさ。
丸亀製麺は、いつだって不動の面持ちで、私を迎え入れてくれる。
〜まぁるがめ製麺♪
丸亀製麺の時報が、心なしか、励ましてくれてるように聞こえる。
いつか、奪還。丸亀製麺エース。
野望を胸に。乾杯。
【本日の丸亀(両日)】
温ぶっかけ(大)、温泉たまご
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以上。丸亀製麺サークル前エース活動報告でした。
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