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らいらっく


ライラックの時期が
気づいたら終わってた。
5月下旬の落ちてるときに
ライラックが咲いている公園の
ベンチで花を愛でたり
香りを吸い込むと こころが潤う。

そして いつもブランキーのライラックが
脳内再生される
ベンジーの歌詞がたまらない。

↓これはざっくりまとめた解釈です

「クリスマスの4日くらいまえに
コート着込んで友だちと
おしゃべりしながら道を歩く。
友だちの会話の中に出てきたのか
ライラックって
どんな花だろうと想像する。
花なんて むかしから
どうでもよかったのに

そこが たまらなく好きなんだよね。
大きさとか色や香りまで想像するんだ。
キレイな心を持ってる友だちが話す
ライラックの花。

「ちがうよ、ライラックってね
こういう花でね」などと正解なんかいらんのよ。
すぐに正解なんてわかんなくっていい。
その友だちと話しながら
スマホで検索しちゃったら
ふたりの素敵なおしゃべりは
あたりさわりのない
ただの会話だ。

想いを馳せる時間が私は好きだ。

もちろん、にゃんが急に具合い悪くなって
速攻スマホで症状や動物病院を調べたり
それは当然のこと。

でも、最近の私は「あの映画にでてる俳優の名前なんだっけ?」
ぱっと浮かんだ知りたいことを
ばんばん検索して
ついでに他の気になる記事だの
動画だの見たりして やばい。
ほんとうは
そういう時間の使い方したくない。
せめて夜はアナログ時間を楽しみたい。

近くで見ると

赤がオレンジにみえるところがあって

小さく揺れてる

思いっきり息を吸い込んでみなよ

乾いたくちびるをとじたまま

冷たい風と一緒にからだじゅうに

広がっていくのがわかるだろ

明るいひかりのなかで

はく息は 真っ白

BLANKEY JET CITY
ライラック