ふつネタライブ Vol.2
囲碁将棋の情熱スリーポイント presents ふつうのネタライブ Vol.2
に行ってきました。
最近はnote投稿をサボりまくっていたのですが、今回書かないのは嘘だと思ったので、書きます。
以下、ネタバレのオンパレードです。
ご注意くださいって言おうとしたけど、もう配信終わってるからいいか。
あと、情熱スリーを聴いていることを前提に文章を書いているので専門用語とかシューター名がバンバン出てきます。
あ、
あと14,000字くらいあります。
適宜水分補給とかしながら読んだらいいと思います。
はじめに
僕はふつおたを書くのが大好きです。
理由は楽しいからです。
情熱スリーのふつおたでは他のラジオのネタメールでは許されないほどの長文が許されます。
長文が許されるということは、その分、自由度が高いということです。
自分が面白いと思っていることを、思いのままに存分に書き殴ることができるのです。
こんなことが許される場は他にありません。
そしてそのふつおたを、大好きな囲碁将棋のお2人が読んで笑ってくれます。
(愛のある添削をしてくれることだってあります。)
こんなに楽しいことは、情熱スリーでしかありえないことです。
僕は『囲碁将棋の情熱スリーポイント#116 ビンテージエッチ』にて、初めてふつおたを採用されて以降、ふつおたを書くことの虜になりました。
そしてそれから、自分の中で
「こんな構成はいかがかな?」
「こんな表現はいかがかな?」
「こんな展開はいかがかな?」
と、色んなことを考えながらふつおたを書いていくうちに、自分が書けるふつおたの幅が広がってきた気がします。
これは自分の中で幅を広げるよう頑張ったとかそういうことではなく、幅を広げる作業がめちゃくちゃ楽しくて気付いたら色んなことができるようになっていたという感覚です。
そういう意味でも、ふつおたを書くのはめちゃくちゃ楽しいです。
そして今回、楽しかったから書いていたふつおたをトッププロの芸人さんにネタにしていただけるというスーパーラッキーが舞い込んできました。
しかも3組も。
いやー、こんなラッキーないですよ。
ほんと神様って見てるんだなーって思いますね!
僕って日頃の善い行いとかちゃんとしてますもん。
近所の公園でゴミとか落ちてたら拾ってるし。
近所の公園で木に引っ掛かった風船を取って子どもに渡してあげたりしてるし。
近所の公園でひっくり返ってジタバタしてるダンゴムシ見かけたらそっと表に戻して救ったりとかもしてるし。
近所の公園でそんな僕を見たおじさんが、
「おい若造。それは救済ではないぞ。
死こそが救済なのじゃ。
そのダンゴムシは死ぬことで救われたくて裏を向いていたのじゃ。
その邪魔をするな。」と言ってきたので、
そのおじさんを優しくひっくり返して
「じゃあこれであなたも救われますね。」って微笑みかけてあげたりもしたし。
やっぱ善い行いってするもんですね〜。
当日〜開演前
ふつおた採用の連絡をいただいた際に、ネタ終わりにコメントを振られる旨を伝えられていたので、日経ホールに向かう電車の中で僕はある程度の想定質問の解答を考えていました。
しかし、ネタを見た感想を求められた場合にはその場で解答を考えなければなりません。
まあでも?
俺って臨機応変に対応できる柔軟性あるし?
出たとこ勝負でもどうにかなるっしょ!
と、余裕をこきかましていました。
そんなこんなで会場に着くと、隅っこでサコTに着替えました。
さすがにあんなド派手なTシャツで電車に乗る勇気はなかったので。
たまたま情熱スリーとか無関係のバスケのガチのファンの人とかに見つかって
「サコさんの限定Tシャツだ!サコさん好きなんですか!?」
とか話しかけられたら気まずいし。
そして関係者用の受付でラジオネームを名乗り、チケットをいただきました。
関係者用受付ですって。
関係者用受付という響きで、なにか凄い時間が始まるような気がして、急激に緊張感が高まった感覚を覚えています。
僕は少し震えた声で
「ァ…紙コップと申します。」
と名乗りました。
そしてその時、受付のスタッフの方が関係者名簿?みたいなのを捲った際に、『扁桃パンダ』の文字が見えました。
扁桃パンダさん、今年も呼ばれてるんだ…!
僕はこのイベントに際して楽しみにしていたことがもう一つありました。
それは、メールを採用されたシューターの方々と話せることです。
昨年のふつネタライブで、採用されたシューターの方々が1番前の席に集められていたことを知っていたので、きっと今年もそうなんだろうと想像していました。
僕には情熱スリーのイベントの度に会っている身内シューターの方が数名いるのですが、その方々は全員オフラインでも面白いので、やはりハガキ職人は全員、面白い人なのだと思っているところがあります。
ですから、今回一緒に採用される面白シューターの方々と話せることに期待をしていたのです。
会場に入ると、招待されたであろうシューターの方はまだ誰もいないようで、僕が一番乗りでした。
はやく誰か来ないかな〜
1人で待ってるとどんどん緊張が高まるだけだな〜
なんかもう、こんなに緊張するなら呼ばないでほしかったな〜
と思うほどに緊張は高まっていました。
そんなことを思っていると、僕の2つ隣の席にある女性が…
僕がそちらを見ると、それは見知った顔でした。
「いや、くだらない質問さんやないかい。」
質問さんは上述の身内シューターの1人です。
当然守秘義務があるので、当日まで呼ばれていることは互いに隠し合っていたのですが。
呼ばれてたんかい。
…てかこの人、スペースで散々おれのこと「呼ばれてそう」って疑ってたよな!?
え?怖っ!
自分も呼ばれてるのに、自分への疑いの眼差しを逸らす為におれに矛先向けさせてたとか!?
怖っ!
…え、てか、賢っ。
なんかめっちゃ人狼とか強そう。
立ち回り絶対うまいやん。
いいなあ〜。
そんなことを思いました。
そうして質問さんと喋っていると、扁桃パンダさんと元ブラジル代表さんがやってきました。
扁桃パンダさんは2回目ということもあってか、全く緊張を感じさせない顔をしていました。
それに対して、元ブラジル代表さんは、めちゃくちゃ緊張している様子でした。
嘘みたいにめちゃくちゃ水飲んでました。
「そっ、そんなに飲んでたら、途中おしっことか行きたくなっちゃわないですか?💦」
と初対面で膀胱状況を心配して言ってしまいそうになるほどに水飲んでました。
かく言う僕も、緊張がピークに達していました。
冗談抜きで、手足の震えが止まりませんでした。
死ぬかと思いました。
何が、臨機応変に対応できる柔軟性だよ。
柔軟どころかガチガチじゃねえか。
自分で自分に腹の底からムカつきました。
あぁ…はやく始まっテ…
この時間が1番辛ィ…
早くゥ…
※便宜上、先に自分の採用していただいた3本のネタの感想を書かせていただきます。
OP〜他シューター採用ネタに関しての感想も後述します。
令和ロマン×紙コップ
『千手観音とカラオケ』
まず、この原作に関しての思い入れを語らせてください。
思いついたきっかけは、カラオケで友達の分のドリンクも持ってきて部屋の扉を開けようとした時に、手が塞がっていてうまく扉が開けられなかった時です。
うわ〜ん、ぼくに手がもっとたくさんあったらよかったのに〜!
と思いました。
案外ふつおたの種というのは、日々の生活の中にゴロゴロと転がっているものです。
これである程度のストーリーは頭の中に思い浮かべることができたわけですが、あとはこれをどう料理するかです。
はじめに記載させていただいたように、僕はふつおたを書く際に、幅を広げることを考えながらふつおたを書いています。
具体的には、今まで自分がやってこなかった表現や構成などに意識的にトライしてみるということです。
常に新しい要素を何か盛り込もうというスタンスを取っているということです。
それが情熱スリーにおける僕の生存戦略でもあります。
ですが、この千手観音のメールだけは例外でした。
このメールだけは、新しい要素にトライするという意識は捨て、それまでに自分が身に付けてきた表現や構成を再現性を持って盛り込んでいくという作り方をしたメールなのです。
理由は、このメールはジハード(聖戦)用に作ったからです。
ジハードという場では、新しい何かにチャレンジしてみるというリスクは犯さず、それまで積み上げてきたものをぶつける方が採用の可能性が高いと考えたのです。
なんか痛いし、ダサいし、浅はかですよね。
で、結局ジハードでは採用されませんでした。
僕はかなりショックでした。
僕は普段、メールを読まれなくても全く落ち込むタイプではありません。
メールを書くこと自体が楽しいし、自分のメールが読まれないということは、自分のメールより面白いメールを聴けるということだからです。
ですが今回だけは話が違いました。
千手観音のメールは、楽しみながら書くというよりは読まれる為に書く、というニュアンスだったからです。
読まれる為に書いたのに、読まれなかったら意味ないじゃないですか。
あと、僕は普段、バーっと文章を書いたらその後見直しとか修正とかってほとんどしないんですが、このメールは修正に修正を重ねました。
ふつおた作成における修正の時間って作業の感覚が強くてあんまり楽しくないんですよね。
あんまり楽しくないのに読まれたくて頑張ったんですよ。
なのに不採用だったんです。
それでやっぱり納得いかなかったので、数週間後の通常回にほぼそのままもう一度送ってみたんです。
そしたら読んでもらえました。
しかもMVPまで貰えました。
喜びもひとしおでした。
「やっぱそうだよな〜〜〜!?
面白いよな〜〜〜!?」
って思いました。
なので、このふつおたは個人的にかなり特別な思い入れがあるふつおたでした。
それを僕の大好きな令和ロマンさんが選んでくれたという事実がこの上なく最高ですね。
感想
ちなみに、正直このネタ中、緊張がピークだったんで、記憶がかなりぼやけてるんです。
まあ配信で記憶は補完したのでバッチリですが!
まず、くるまさんのマイムの上手さが際立っていて最高でしたね。
僕は令和ロマンさんのファンなので色んなネタを知っていますが、くるまさんって本当になんでもマイムできるんですよ。
なので、採用の連絡をいただいた時からなんとなく、くるまさんが千手観音を動きで表現するんだろうと想像はしていたんですが、想像を遥かに上回ってきました。
指の先まで表現が行き届いていて感動しました。
文田さんも言っていましたが、手に個性が滲み出ていて凄い表現力だなと思いました。
あとは千手観音以外にもたくさんの仏像が出てきてそれぞれの仏像にちなんだボケの数々がありましたが、お客さんのこと信頼し過ぎだろと思いましたね笑
ただ、あれだけウケてたってことは情熱スリーリスナーはそれなりに学のある人達ってことで、よかったです。
個人的には、千手観音がちょこちょこケムリさんを触るボケが好きでした。
確かに、ボディタッチする時はどの手で行くとかあるのかなとか、さすがに1,000本で触ったらタッチどころじゃないし怖いかとか、じゃあ触ってない手はどうしてんだろとか、色々考えてしまって好きでした。
あとは恋ダンスのとこ入れてくれたのも嬉しかったです。
あそこはメールを書く時も、千手観音が踊ったら面白い歌ってどれだろう?と頭の中で想像しながらあの歌をチョイスしたので、それが実際のくるまさんの動きで見られて嬉しかったです。
そして、ネタ終わりのコメント。
ほんとにひどい有様でしたね。
文田さんの「小学生の作文みたい」というツッコミのおかげで笑いに変わって、本当に助かりました。
やっぱ芸人さんてスゲェー!って思いました。
それと「なんで選んだんだよ。」とか言ってましたよねコイツ。
素直に「令和ロマンさんのファンで、選んでもらえてすごく嬉しかったです!」
でいいんだよ。
ここのコメントに関してはマジでやっちゃったと思ったので、公演終わりにお2人に直接「大好きです!」と伝えました。
これがなかったら一生引きずっていたでしょう。
ラブレターズ×紙コップ
『放屁予告』
このふつおたも思い入れから。
コメントでも言いましたが、このふつおたの始まりも実話ベースです。
まず、大前提として僕は他人より屁が多めではあります。
たまにXのタイムラインにプロモーション挟まってたりするじゃないですか?
この前あれで「他人よりオナラが多い方へ」みたいなメッセージ出てきてめっちゃビックリしました。
iPhoneに録音機能があって、会話情報を抜き取られてるみたいな陰謀論あるじゃないですか?
あれもしかしたらガチかもしれないです。
このiPhone、僕の屁に聞き耳立ててますわ。
じゃないと他人より多いとかバレるわけないもん。
すみません。
話が逸れました。
とにかく僕は、フィアンセの前でなりふり構わず屁をこき散らしていたら、さすがに怒られたんですよ。
「屁が出そう!って分かったら、そのタイミングで他の部屋行ってこいてきてよ。」
って言われたんです。
マジですよ。
だから渋々、真っ暗で冷たい寝室に移動して1人寂しく屁をこき鳴らしていたんです。
たぶん体育座りだったと思います。
んで、その時思ったんです。
このフィアンセの要求がどんどんエスカレートしていったら面白いかもと。
そうして大筋の設定は思い描けたんですが、それだけではふつおたとして弱いですよね。
そこで僕は、それまで自分があまりやってこなかった言葉遊びの要素を融合させてみようって思いました。
僕はファンタジーっぽい設定のストーリーを思いつくのは得意だという自負がありました。
でもそれだけだと、あんまり情熱スリーっぽくはないんですよね。
やっぱ情熱スリーといえば言葉遊びの要素は定番じゃないですか。
そんなことを考えながらふつおたを書き始めてみたら、「申告(こく)」と「屁をこく」でなんか韻踏めてるやん…?ってなったんです。
あと、そもそも「屁をこく」の「こく」ってワード、なんなんだよ、どういう意味だよ…って自分の中でちょっと面白くなってきました。
なので、「こく」を活用させて、無い言葉を色々作ってみたらめちゃくちゃ面白かったんです。「こき損じ」とか「こき誇る」とか。
そんな感じで書いていったら、かなり納得感のある文章が仕上がりました。
自分のふつおた史の中で、
ファンタジー×言葉遊びのスタイルが確立できたのはこのふつおたが最初でした。
そして結果的にこのふつおたはMVPにも選ばれたので、このスタイルにかなり手応えを感じました。
ここで手応えがあったから先の千手観音とカラオケも、ファンタジー×言葉遊びのフォーマットに落とし込んで作ったんです。
(時系列的には放屁予告#168の方が、千手観音#183より先に作ってます)
そんな感じで、このふつおたにも思い出が詰まってるって話です。
なので、ラブレターズさんがやってくれるってなった時はめちゃくちゃ嬉しかったです。
どんなコントに仕上がるんだろうってワクワクしました。
感想
本当に演技力高すぎて、見入ってしまいました。
ずっと屁がベースのくだらないストーリーなはずなのに、これだけ釘付けになるってめちゃくちゃ凄いことですよね。
このネタをやってくださると聞いた時に「このネタって主人公の心の声の部分多いけど、どうするんだろう…?」って思ってました。
蓋を開けてみたらナレーションでしたね。
しかもBGMまでついてるし、時間と手間をかけて準備してくれたのが伝わってきてめちゃくちゃ嬉しかったです。
あとは、僕の気に入っていた「こき誇る」とかのワードも余す事なく使ってくれたのも嬉しかったです。
それと、塚本さんの「わかったよ。ごめんねぇ。」の言い方がめちゃくちゃ良かったです。
「わかったよ。ごめんねぇ。」のフレーズは、このふつおたにおいて結構重要な役割を担っているフレーズなんですが、僕がふつおたを書いていて頭に描いていたまんまの言い方で、「うわ〜〜〜その感じです〜!!!」と興奮してしまいました。
なんか生意気ですよね素人のくせに。
あんま調子乗んなよ紙コップ。
そして、一通りほとんど原作通りに再現してくれた後に、プロポーズのくだりが始まりました。
このくだらない話でここまで感動的に魅せるお2人の演技力の高さに脱帽ですし、塚本さんの「誰か泣かせたい」という思いが伝わってくるようでした。
最後のシーンで、男性側が申告(シンコク)なしに屁をこいてしまい深刻(シンコク)な雰囲気になりかけるのですが、結局女性側も笑って許すシーンがめちゃくちゃ好きでした。
とことんハッピーエンドで最高でしたね。
こんな素敵なハッピーエンド・オナラブストーリーに仕上げていただいたことへの感動と、プロポーズが成功するという展開に運命めいた何かを感じてしまい、感情が最大限に昂り気付いたら婚約報告をしてしまいました。
痛い素人でほんとすみません。
でもその後の根建さんの「破棄ある!破棄ある!🫱」に救われました。
自分で言っておいてなんですが、こんなに楽しい場が感動ムードに変わるのは違うと思っていたので、根建さんがお笑いの空気に引き戻してくれてめちゃくちゃ良かったです。
これこそが救済ですよ。
見てたか?公園のおじさん。
あと、原作ってワードはOPで根建さんが言ってて便利な表現だと思ったから真似して言ったんです。
全くウケようと思って言ったワードではなかったので、ウケたことに理解ができませんでしたし、今もなお理解できてません。
お笑いってよく分かんないです!
サルゴリラ×紙コップ
『炊き込みご飯』
こちらも思い入れから。
ふつおたのきっかけは、僕の会社の社員食堂に突如現れた「炊き込みご飯おにぎり」というメニューへの違和感からでした。
試しに買ってみたんですよ。
そしたら炊き込みご飯とか謳ってるくせに、具材がなにも入ってなくてただ出汁で炊き込んだだけの炊き込みご飯だったんです。
ムカつきました。
でも、これも一応括りとしては、炊き込みご飯になるのか…?と考え込んでしまいました。
考え出すと炊き込みご飯への様々な疑念が湧いて出てきては止まるところを知りませんでした。
そもそも炊き込みご飯の定義ってなんだ?
炊き込むってなんだ?
ご飯を炊く、と言うのだから、具材を混ぜ込むの込むを取って、炊き込むと名付けられてるのではないか?
じゃあやっぱ具材入ってないとおかしくないか!?
てか、炊き込みご飯おにぎりて。
炊いて、込んで、握って…動詞多過ぎだろ。
1つの食べ物の名前の中に3つも動詞入れるのはルール違反だろ。
この日から僕の頭の中は炊き込みご飯でいっぱいになりました。
考えれば考えるほど、炊き込むという言葉が面白くてたまらなくなりました。
そしてこれをふつおたにしようと思いました。
とりあえず「〜込む」というワードを洗い出し、どうにか面白くできないかと考えました。
この時点で、かなり面白くなりそうな匂いはしてきました。
でも、「〜込む」というワードを全て炊き込みに変えるだけでは、これまでの情熱スリーで使い倒されてきた代入系のふつおたと大して差別化できてません。
そこで思い切って、「〜込む」以外の動詞も名詞も全部炊き込んでみたんです。
そしたらさらに一段と面白くなった気がしました。
そして、炊き込み量にグラデーションをつけて、最後はもう何でもかんでも炊き込ませたら完成です。
かなりチャレンジングなふつおたに仕上がりました。
自分ではゲラゲラ笑いながら書き上げたふつおたでしたが、実際のところどうなんだろう?とは思いました。
でも、当時はRNのぶおさんの唾液のメールが評価されており、しつこいがウケる流れが来ていたと思っていたので、炊き込みもハネてくれ!と思いながら送信ボタンを押した気がします。
そしたらめちゃくちゃウケました。
タイトルホルダーにもなりました。
初めてのタイトルホルダーです。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
そしてこれをキングオブコントチャンピオンのサルゴリラさんがやってくれると連絡が来ました。
堪らなく嬉しかったです。
すぐに頭の中に魚のネタが思い浮かびました。
我ながら「絶対合う〜!!」と思いました。
サルゴリラさんはどんな風に炊き込んでくれるのか、期待に胸を炊き込ませて当日を迎えました。
感想
この日一番笑いました。
児玉さんの空気感が堪らなくツボでした。
本当に炊き込みご飯が大好きで、大好きだから当然ありがたいだろうと思って炊き込みご飯を他人にも渡す、本当にそんなことをしそうな人の空気感が出ていました。
どうやったらあの感じ出るんですか。凄すぎます。
あと、
「白いご飯って味しないじゃないですか!」のところが面白くなっていて驚きました。
僕もそこの部分結構気に入ってるんですが、情熱スリーで読まれた時はそこはあんまりウケてなかったんですよね。
でも、この日はそこのフレーズもめちゃくちゃウケてましたよね。
なんで!?スゲェー!って思いました。
なんなんだろう?タイミングですか?
お笑い詳しい人がいたら解説していただきたいです。
構成としては割と原作通りに炊き込んでいただき、炊き込み量に比例するように笑いが大きくなっていくあの感じが、たまらなく気持ちよかったです。
サルゴリラさん、きもちくしてくれてありがとう。
あとは、終盤の部長が部下の手を掴もうとして全部避けられるとこめちゃくちゃ面白かったです。
児玉さんがニヤリと笑って、「何回やっても炊き込めませんよ〜?」って言うとこ最高でしたね。
炊き込むってなんだよって思いました。
とにかくめちゃくちゃ面白かったです。
この時は既に割とリラックスした状態で見れてたっていうのはあるかもしれませんが、腹が捩れるほど笑いました。
意味不明な新メニューを出してきた社員食堂のある弊社に、初めて感謝の気持ちを抱きましたね。
他ふつネタの名作達
OPアクト
街裏ぴんく×くだらない質問
「日本食憲法」
僕、このサコ目めちゃくちゃ好きだったんですよね。
振って振って振って振って、一撃で落とす感じがめちゃくちゃ潔くてカッコよくて面白くて。
結局のところはシンプルなダジャレなんですけど、舞台設定が図書館で憲法口調でってクールな題材なのでインテリジェンスを感じるし、振りが丁寧なので、厳かな仕上がりに見えてくる感じが不思議で良いですよね。
これがぴんくさんと融合すると、割と原作ままなのにちょっと味わいが変わった感じでこれまた不思議でした。
たぶんぴんくさんの物になったことで、良い意味で原作特有のクールさが温度を帯び、敷居が下がり、ポップさも出てきて、より一層笑える仕上がりになっていた気がしました。
演出もめちゃくちゃ良かったです。
松原さんの愛とこだわりを感じましたし、あのサコを探す演出でシューターが喜ばないわけがないですからね。
最高のOPアクトで、これから始まるライブの期待感が爆上がりしました。
パンプキンポテトフライ×元ブラジル代表
『仲良しの音』
めちゃくちゃ面白かったですね。
言い換えのワードが一本も外すことなく全て面白くて、凄かったです。
目の前で見てて思ったんですが、パンポテのお2人って唯一無二のおもしろ空気感を帯びていて、それを目の当たりにできたのも嬉しかったです。
暗闇稲妻オナニーは、向こう数年情熱スリー史に刻まれる面白ワードじゃないでしょうか。
「その最中は収入とか忘れる…」って言ってたけど、普通のオナニーも最中は忘れてるわと思って笑けました。
最後のギンギンでチャーハン食べるとこの
「名前無っ!!」でめちゃくちゃ笑いました。
ネタの構成が美しくて感動しました。
公演前にブラジルさんと話してて、
「1通しかふつおた読まれたことないんですけど、それが今回採用されて…」
と言っていたので、
僕は「その1通ってどれだっけ…?まあネタ見たら分かるか…」と思っていました。
どんな原作だったかを思い出そう思い出そうとしながら、パンポテのネタを見ていたのですが、一向に思い出せなくて焦りました。
隣にいるブラジルさんにめちゃくちゃ失礼だぞ。
はやく思い出せよボケが。
と自分で自分を強く罵りました。
でも思い出せませんでした。
そしたら、原作の構造を取り入れたほぼ新ネタだったことが分かりました。
そりゃ分かんねえわ!と思いました。
でも、新ネタを一本作ったわけですから、それだけ手間と時間をかけているってことですよ。
パンポテさんなりの原作に対するリスペクトと愛情を感じて、好きになりました。
あと、原作者コメントでブラジルさんが「面白かったです。」って言った時に、「ありがとうございます。」って谷さんが深々と頭下げてたんですよ。
その感じで律儀なんかいとギャップ萌えして、さらに好きになりました。
無関係の僕でこんなに好きにさせられたので、ブラジルさんは間違いなく恋に落ちているでしょう。
たぶん、帰ってその記憶で暗闇稲妻オナニーに勤しんだと思います。
街裏ぴんく×扁桃パンダ
「成長したサボテン」
とにかく熱量が凄くて、それが面白さに拍車をかけていたと感じます。
この原作自体もかなり熱量を感じるふつおたで、情熱スリーで聴いた時、スゲェー!!ってなった記憶があります。
そんな扁桃パンダさんの熱量×ぴんくさんの熱量の相乗効果が凄まじかったです。
最前で見ていて、この日一番の迫力を感じました。
後半になるにつれてぴんくさんの汗が滴ってくるのが見えて、このネタにかける思いの強さを感じました。
自分のネタをあれだけ体重乗っけてやってもらえると、めちゃくちゃ嬉しかっただろうなと思います。
あとは、ぴんくさんがサボテンの動きを実際に表現することで、より情景が鮮明に浮かぶようになっていて面白さが倍増していたと思います。
あとは、へそに出すのをカッコいいと思ってる感じの喋り方してたのが個人的にはツボポイントでした。
「僕、へそに出すんでェー」みたいな。
それの何がいいんだよ。
てか、瞬漏の時点で恥ずべきことだし。
なんでそれなのに19歳(20歳)のセフレがいるんだよ。そいつは何に満足してるんだよ。
って、諸々の辻褄の合わなさを考え出すと面白さが止まらなくなっちゃいましたね。
あと原作者コメント、扁桃パンダさん面白過ぎ。
本人は緊張してましたって言ってたけど、そんなの微塵も感じなせないくらいに淡々と面白いこと言ってたし。
くるまさんの「頭いい人の喋り方するな」みたいなツッコミも最高でしたね。
つくづくトッププロの芸人さんって凄いなと思いました。
囲碁将棋×HU
「ごわす」
真打ち登場。
ゴールデンコンビ。
きたーーーー!!!って感じでしたよね。
この組み合わせで面白くないわけないですから。
なんか初めてやるネタなのに、もう貫禄ありませんでした?どういうことですか。
1発目のごわすが来る前の、会場の来るぞ来るぞ…感が堪らなかったです。
ああ、自分は今、情熱スリーのイベントに来ているんだなぁ…と身に染みる瞬間でした。
ごわすの後の、ぴょん。のスラムダンクのくだりを捩じ込んできたところも、めちゃくちゃ情熱スリー感があって嬉しかったですね。
あとはその後の、いねぇって大喜利も全て面白くて堪らなかったです。
個人的には「たけおみ」がひらがななのが一番好きでした。
たけおみ系でひらがななのマジでいないですもん。
なんか、たけおみ系の人の顔が浮かんできて、幸福でも不幸でもなさそうな、少しだけ威厳のあるようなおじさんの顔が浮かんできて、そんなおじさんの下の名前がひらがなで「たけおみ」だったらめちゃくちゃジワるなとか、でもさすがに「ひらがなでたけおみなんスねw」とかイジったりはできないだろうなとか、そんな有りもしないことを考えてしまい、公演後もあと引く面白さでした。
HUさんを一目拝みたい気持ちもあったので、会場にいらしてなかったのは少し残念な気持ちもありましたが、そのミステリアスなキャラを貫くHUさんのその感じが嬉しくもありました。
手紙もめちゃくちゃ良かったです。
情熱スリー要素がふんだんに散りばめられた愛に溢れた手紙でした。
こういうのを粋って言うんだなあ…と思いました。
閉演後〜反省会
閉演後、原作者4人は会場に残り、出演芸人の皆さんと少し話したり、写真を撮ったりさせていただける時間がありました。
とは言っても、時間が差し迫っていたのであんまりお話しはできませんでしたが、とても貴重でありがたい時間でこんな機会まで用意いただいたスタッフの方々と芸人の皆さんに感謝が止まりません。
その後は、身内シューターの方々とまねきねこに集まって反省会をみんなで観る約束があったので、質問さんと一緒にそちらに向かいました。
身内シューターの方々と落ち合うと、
「おめでとうございます!」とか、
「3通はやり過ぎですよ!」とか、
みんなめちゃくちゃ褒めてくれました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
身内シューターの方々は全員ハガキ職人ですし、メールを送っている側である以上は、少なからず悔しさとか、次は自分が!みたいな思いとかもあったでしょうに。
それでも僕のことを褒めちぎってくれたのが、なんか、まじで嬉しかったです。
ほんとにね、みんなどこか尖ってるとこがあって、ちゃんとみんな真面目に働いてて、本当に変な良い人たちなんですよ。
そんな人達が認めてくれたのは自分の中でもかなりデカかったです。
それと、この身内シューターの方々と初めて話したのがちょうど1年前のふつネタライブだったので、それから1年経って、今年は自分が原作者側で、とか、そういえば一年前のふつネタライブの時、質問さん候補に上がってたけど採用されなくて、めちゃくちゃ悔しがってたような…今回採用された喜びもひとしおなのでは…とか、てかこの一年でみんなめちゃくちゃ仲良くなってない?とか、なんか、情熱スリー聴いててよかったー!とか、なんか色々思い返すとちょっとセンチな気分になりそうで嫌だったので、感情に重い蓋をして過ごしました。
反省会はかなりドキュメンタリー風のテイストで、本編との温度感のギャップに驚きました。
ですが、冒頭の「電源マークってなんかエロい」って話はめちゃくちゃ情熱スリーらしい幼稚さで、なんか安心しました。
違うのはカメラワークだけだったようです。
ちなみに?僕は?最前席だったから?その電源マーク?見れなかったな〜〜〜???
(ほんと調子乗っててすみません。)
あとは、囲碁将棋の2人が、メールとかよりも紙コップという人間そのものを褒めてくれる時間があったのがウケました。
具体的なエピソードはここでは伏せますが、28なんてろくな生活してなかったもんな〜のところのエピソードにそんなわけないだろと思いつつも、妙にリアルで笑えました。
あとは最後のジョブチェンジしたシューターの話も驚きました。
背景は分からないので勝手に良い感じに解釈してますが、大人になっても自分の本当にやりたいことに向かって進む人って素敵だなと思いました。
歳を重ねるほどに柵って多くなると思うんですが、それを振り払って決断できるのって憧れます。マジかっけえです。
おわりに
おわりに。じゃねえよ、早く終われよって感じですよね。長過ぎて自分でも笑ってますよ。
僕、校長先生とか向いてるんじゃないですかね。
ふつネタライブから一夜明けて、次の日は普通に働いてました。
ふつネタライブ当日は夜までふわふわしていたのですが、とりあえずXで#ふつネタライブ#情熱スリーとついているポストを、ろくに目も通さずひたすらいいねしていくという作業に勤しんでいました。
そうして自分で仕込んだいいね欄にゆっくり目を通しながら、仕事の合間の休憩時間を過ごしました。
そしたらめちゃくちゃ褒められてただけじゃなく、婚約を祝ってくれてるポストも結構あってびっくりしました。
素性の知れないハガキ職人が、もっと素性の知れない人間と婚約したことをめでたいと言ってくれる人がこんなにいることにグッと来ました。
ほんと、ありがとうございます。
こんなことになったのも、
そもそもトッププロの芸人の方々が僕のメールを選んでくれたからで、
そもそも僕のメールを囲碁将棋と作家の方々が情熱スリーの中で選んでくれたからで、
そもそも囲碁将棋の情熱スリーポイントという番組があったからで、
そもそも前任のサコさんがラジオ頑張ってくれてたからで…
そもそも…
遡れば遡るほどに奇跡を感じてしまい、昨日以上にセンチな気持ちになってしまい、目頭が熱を帯びてくるのが分かりました。
僕がチンポなしだったら、会社の休憩時間に突然泣き出しても「そういうこともあるよね」となるかもしれませんが、残念なことに僕はチンポありです。
チンポありのくせに突然泣き出すなんてあってはいけないことなので、チンポありらしく我慢しました。
とにかく、それだけ今回のふつネタライブが自分の中でかけがえのない出来事だったということです。
最近はだいぶ減ったと思いますけど、いまだにラジオにメールを送っているだけで、「ハガキ職人(笑)」って小バカにされる感じあるじゃないですか。
芸人の真似事かよ(笑)みたいな。
趣味を楽しんでいるだけなのになんなんだろうって思います。
料理が趣味で、調味料からこだわって麻婆豆腐とか作ってる人に「陳謙一の真似事かよ(笑)」って言いますか?言わないですよね。
それと何が違うのか僕にはサッパリ分かりません。
まあでも最近は、ハガキ職人に密着したドキュメンタリーが地上波で放送されたり、ハガキ職人から作家になる人がいたり、ハガキ職人のメールをトッププロの芸人さんがネタにしてくれたりするんですから、夢がありますね。
そんなのなくても十分楽しいですし。
これからも楽しくメール投稿は続けていきたいです。
今回3通採用されたおかげでなぜか肩の荷が降りた感覚があるので、(最初から背負っていたものもないはずですが)これからは今まで以上にラフにメール投稿が楽しめそうですし。
個人的な感覚の話ですけど、ラフであればあるほど面白いメールが書けるんですよね〜。
なので、これからどんなメールが書けるのか自分でも楽しみです。
あとは、ふつおただけじゃなくていねぇってにも積極的に送っていこうと思ってます。
最近のいねぇっては戦国時代に突入した感があって楽しいですし、僕も混ざりたいので!
あと次のカルタにもなりたいですし!
これからも飽きるまではメール書き続けます!
最後になりますが、本当にありがとうございました。
こんなクソ長文を最後まで読んでくださった変態のみなさんも、ありがとうございます。
また追って連絡し〼
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