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◆→23.02/4.5重賞回顧+次走注目馬発掘。東京新聞杯&きさらぎ賞。

皆さんこんばんわ。
きさらぎ賞は低レベル化が進み相変わらず今年も低調な内容でクラシックにつながる可能性はかなり低い。東京新聞杯は勝ち馬は様々な恩恵の結果ではあるのでこれ以上の上積みはどうかだが、2.3着に関しては本番の頃には外が伸びるのが毎年の通例。ここの逆転は容易。

2月初戦、ビシッと決めたかったですが、本命は10番人気の◎サクラトゥジュール。決め打ちしましたが、無念の力負け。ナミュール・ウインカーネリアンはどちらもゲートが課題でウインカーネリアンに至ってはゲート試験に受からずレースに出せない日が続いていた馬。そんな2頭がスッとゲートを出たのは驚きであり、1番の誤算でした。今週はそろそろ会心の一撃を決めたいですね。

さて本日も先週のおさらいをしっかり行い、来週以降に『馬券』に繋げて行けるようにしていきたいと思います。予習としてレース2〜3日前、早い形で週初めにはすでに調べたり、狙い方を決めたりとしている方は多くいらっしゃるかもしれません。ですが案外軽視されてしまうのがこの『復習』という作業。終わった事をちまちま振り返るのは大変な事かもしれませんが、今の馬場状態の把握を初め、正しい馬の能力把握、次走への狙い方を決められる重要な作業です。

それでは重賞回顧&次走期待馬へ参りましょう‼︎

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◆◆==東京新聞杯・東京芝1600m
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レース概要
ペースは1000m57.0秒と平均ペースで淡々と流れるも、ウインカーネリアンがスンナリハナを奪い隊列はすぐに決まる、そして開幕したての東京は前が止まらないトラックバイアスも味方につけてウインカーネリアンがそのまま逃げ切り。大外枠から流れに乗せた二頭が2.3着入線。馬場恩恵要素大きく、本番とはまるで異なる可能性の高い馬場状態につき、この着順は変わってくるだろう。

1着=ウインカーネリアン
ゲート試験に受からず思うようにレースに使えない様なゲート難のある馬。出遅れれば即敗退の内枠で、絶好のスタートを決めたことが何よりの勝因。即行き切った事、馬場も味方してワンランク上の相手に勝利。馬場恩恵の影響受けやすいタイプで今後も隊列・馬場・枠を見ながら付き合っていきたい。自分のリズムならしぶとく、根本的にレースセンスが高い。三浦騎手次第ではG1も視野に入るが…。三浦騎手次第。

2着=ナミュール
こちらもゲート不安あったがスタート決めて好位追走し流れに乗せた鞍上の腕も光った。道悪は微妙で東京の軽い芝向き。スタートさえ安定すればG1級。いつでも牝馬G1は勝ち負けできるレベル。立ち回り戦より溜めて決め手活かす競馬向き。能力高い。

3着=プレサージュリフト
超不器用なタイプでワンターンの広いコースの外枠はむしろプラスに働いた。外から流れに乗せるC・ルメールの技術も光った。今回怪我との事で戦線離脱は残念。

4着=ジャスティンカフェ
この脚質には一生付きまとう宿命みたいなもの。
じっくり溜めて末脚活かす競馬しかできないのが弱みで基本的にはハマり待ち。ハマらないと今後もこういう競馬は続く。

5着=エアロロノア
現状やれることはやれた。前哨戦GⅢだと荷が重く、通常GⅢ〜オープンクラスが持ち場。常にやれることはやれているので相手関係次第。弱きに強く、強きに弱い。典型的なオープン番長。

7着=インダストリア
気性的な脆さが出た。能力はG1級なので長い目で。

8着=ピンハイ
詰めると良くないか。川田騎手の弊害が。いずれにせよ休み明けリフレッシュ後が1番走る。今回はひとまずノーカン。マイルだと溜めた方がいいのかも…

13着=ピースワンパラディ
この相手の東京マイルだと速くてついていけない。近走ズブさ見せており、ここら辺で1800m当たりの距離延長で見てみたい。

14着=サクラトゥジュール
外枠で溜めが効かず脚が流れた。前に壁を使ってインアウトのグッと溜めが効くレースで見直し可 。

ショウナンマグマ・タイムトゥヘヴン→速い上がり合わず。もう少しタフな馬場向き。

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◆◆==きさらぎ賞・中京芝2000m
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レース概要
少頭数のスローの一戦。馬場もフラットで力通りの決着。波乱ないが、先々どこかに繋がる印象もない。上位2頭はこのメンバーでは抜けていたがクラシックとなると???が付く。

1着=フリームファクシ
終始力みながらも番手から押し切り勝利。横綱相撲の好位抜け出し。だがスローの少頭数でメンバーもかなり低調。勝って当然の一戦。こういう好位抜け出しのレースができる内はGⅢくらいなら崩れにくい。クラシックでとなるとそこまでのスケールや伸びしろは…。

2着=オープンファイヤ
素質的にはこちらの方が可能性秘める。エンジンの掛かりが遅いが、ひとたび掛かれば爆発的な末脚秘める。2000mがギリギリで成長速度的にもダービー向き。荒れ馬場も苦にしないのでそういう意味でもダービー一択か。

3着=クールミラボー
荒れた馬場で伸びたが2頭以外伸びなかっただけで健闘ともいえない3着で、先々の展望としてはあまり価値の無い3着。

4着=ロゼル…素質は良いので使いつつ長い目で。

5着=レミージュ…力負け。スケール無し。

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◆◆=新馬評価と次走期待馬
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【新馬評価について】
S…クラシック狙える・怪物級‼︎
A…重賞も見据えて・将来に期待大
B…成長次第で楽しみ。素質アリ。
C…素質はアリそうだが長い目で
D…可もなく不可もなく
E…水準以下・条件ハマった恩恵勝ち
F…馬場・展開・相手関係超どハマり再現望めず

◆新馬戦◆

🔵2/4(土)

東京6Rラッジオ(F)
最内枠から楽に先手スローの流れを逃げ切った。枠、馬場、ペースが噛み合った恩恵。

中京4Rスマートサニー(D)
逃げて上がり最速、2着に1.4秒の差をつける圧勝。直線は持ったまま、馬なりで突き放す。とはいえ少頭数、ダートの着差は馬場状態、展開一つで芝以上についてしまうもので着差に意味はない。この形で勝っただけで再現性は乏しく、砂被り、馬群など乗り越える課題は大きい。追われて良さはありそうなので長い目で。

🔴2/5(日)

東京3Rサンライズフレイム(A)
外枠から好スタート、先団に取り付けて馬群でしっかり運ぶ。ロスなく立ち回り、軽い反応でギアあがる。ラストは馬なりでももう少し伸びるかなと思ったが相手もしぶとくここでようやくワンステッキ。もう1段階伸びて完勝。着差以上に綺麗な勝ちっぷり、道中の大人びた走り、追われてからの奥のある伸びは水準以上。ドライスタウトの半弟らしい素質馬。距離は1400〜1600mで世代重賞でも通用する。

東京6Rナヴォーナ(A)
半兄にシュネルマイスターを持つ良血らしく期待の初戦を堂々突破。上がり33.2秒の素晴らしい末脚の爆発力。マイルで溜める形もアリだと思うがシュネルマイスター同様にゆくゆくは1800m以上の方が良い。現時点で1600〜1800mなら全く問題ない。短縮はマイナス、延長は歓迎。まだまだ走りに幼さ残る分上積みも見込める。あとは順調に使えれば。

中京6Rタイキバルドル(C)
最内枠からロスなく運び、流れに乗せて馬群で上手く運んだジョッキーの好リードも光った。立ち回り上手く馬群も苦にしない持ち味はこの世代ではアドバンテージ。急坂も問題なく、ダイワメジャー産駒らしい適応能力ありそう。今後も立ち回り戦で。

小倉5Rジオパーククラウン(C)
団野騎手がめちゃくちゃ上手かった。最高のスタートもスッと下げてラチ沿いで流れに乗せつつキッチリ溜めた。外からのマクリ気味の流れにも焦らず、脚を溜め切って引き出した団野騎手の会心の騎乗。逆にいえば再現性乏しく、もう一戦見てみたい。今回は騎手の好リード。

◆次走期待馬◆

🔵2/4(土)

東京9R春菜賞
→トーセンローリエ(桜花賞TRで)
東京少頭数外枠は決して向くタイプではないが、展開、馬場、コース問わずに走れる、レースセンスの塊の様な馬。内枠ベストで上のクラスでも即通用する。距離延長も問題なく、上手くいけば桜花賞路線で活躍できる。

東京11R早春S
→ククナ(牝馬重賞掲示板級)
オークス以来の2400mも母クルミナルはオークス3着。前有利の馬場、そして東京2400m最強のC・ルメール騎手と好騎乗も光った。重賞だと案外適条件がないのが難儀。東京新潟2000m以上がベスト。それ以下だと取りこぼしあり道悪は苦にしない。適条件で買う、それ以外は軽視の馬。

🔴2/5(日)

東京9Rゆりかもめ賞〜好メンバー揃う〜
→スキルヴィング(クラシック級!!)
強くてビビった。大型馬でキタサンブラック産駒らしい操縦性の高さとスケールのある走り。スタミナ豊富で加速してからの伸び方が一流。切れない分クラシックだとダービー、菊花賞路線で楽しみ。それまでに完成してほしい。順調ならそこまで狙える逸材。

→2着サヴォーナ
相変わらずラストまでしっかり伸びて長くいい脚を使った。追って味があるスタミナ型。荒れ馬場も苦にせず走れるので条件次第で大物喰いできる。荒れ馬場のスタミナ戦なら能力高い。

→3着ミヤビ(巻き返せる)
外枠で前に壁を作れずグッと溜めが効かない中でもしっかり走りきりしぶとさ見せた。距離問題なく、順調に成長しているので内枠替わりで即巻き返し。血統的にもまだまだ良くなる。

中京7R 1勝クラス
→ヴィンテージボンド(昇級即通用)
ダート転向で連戦連勝。まだまだ奥が見えない勝ちっぷり。コース替わりが試金石になるが昇級してもまだ壁は無い。追って伸び◎

中京9R瀬戸S
→メイショウユズルハ(外枠なら昇級通用)
スタートが速くないので内枠だとインアウトのロス。外枠ならゲートで多少失敗してもリカバリーできる末脚あり。スタート上手く切れば好走確実なタイプ。とにかく外枠が獲得できるかだけが重要。岩田父◎距離は伸びても大丈夫。

中京11R令月S
→ケイアイターコイズ(フェブラリーS厳しく)
次走フェブラリーSとの事だが今回は相手がかなり緩和された少頭数。現状距離伸びても良いが、ベストは1200m。G1でどうこうという感じではない。

小倉11R関門橋S
→ディープモンスター(これ以上は?)
今回は上手くインを突いて伸びた。荒れ馬場で横に広がる隊列、ラチ沿い1頭分は馬場の良い状態をよく読んだ好リード。馬場、隊列の恩恵でここ2戦馬柱自体は良くなっているが内容に良化なく。現状だとG3まで。オープン番長が今の立ち位置か。

→ダンディズム
ブリンカー外し効果てきめん。荒れ馬場も良かった。スタミナ戦なら重賞でも怖い。

→ビッグリボン
追わせるタイプのパワー型ジョッキー向き。平坦より急坂。早め抜け出し粘る競馬は合わない。西村淳也騎手が下手とかではなく合わない。巻き返せる。

今週はあまり次走狙い馬はいませんでした。

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⬛️発行者:ファンファーレ・パパ→うまパパ

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