2024年01月03日 やきとり真・新春プロレスvol.7観戦記
※この記事は別のところで1月3日に書いたものです。こんな観戦記を書きますよという見本だと思って頂けるとありがたいです。
今日はやきとり真で行われた新春プロレスvol.7について書くことにする。
豊平区にある焼き鳥屋、「やきとり真」で行われるプロレスも今回で7回目。2021年から始まり毎年1月3日と6月に開催され今年で4年目に突入。
今回も1月3日に行われることが決まりどうしようか迷っていたが、吉田の対戦相手がプロフェッサーイトーだったので見に行くことに。
過去には元全日の大和ヒロシが出ていたのに、そっちじゃなくて元二代目・上田馬之助のプロフェッサーイトーを見たいって思うところが自分らしいというかなんというか…
2年前の反省を踏まえ出かける30分前からレンズヒーターでレンズを温め会場のやきとり真に向かい14時過ぎに到着。
開場が14時だったはずなのにお客さんで既にびっしり。自分は時間を勘違いしていたのだろうか?超満員と言ってもいい入りで全部で16人だったはず。
店主らしき人が床を拭き選手が足を滑らせるのを予防し準備万端。試合開始直前には石油ストーブを移動し試合ができるスペースを作り、14時半にレフェリーが本日の対戦カードを発表。といっても吉田対イトーだけなんだけどね(苦笑)。
ちびっこがゴングを鳴らし今大会がスタート。鳴らし終わった後に、ちびっこが「面倒くせぇ」と言っていたのはナイショである(笑)。
メインイベント、吉田考志 対 プロフェッサーイトー
先にプロフェッサーイトーが入場。口に何か咥えていたので凶器なのかと思っていたら、試合後に行われる飲み会で出されるオードブルのウインナーだった(苦笑)。ウインナーは一口だけ食べ、残りはお客さんに押し付けていた(苦笑)。
続いて吉田が入場。シクレベのタッグベルトを腰に巻きアピール。イトーは「なんだショッパイベルトは!」というが、吉田は「ベルトを持てなくて僻んでるんです」と言いやり返す。
お互いの名前をコールされガウンを脱ぐと、お客さんに向けどっちがスポンサーが多いか競うが吉田が圧倒していた(笑)。ちなみに吉田にベルトを渡されあたふたしていたのはナイショである。
荷物のカバンが邪魔だし、カメラで撮るのに集中できないし大変だったよ。あと体が硬くて胡坐がかけないし(笑)。ズボンのせいもあるんだけど…途中でベルトを落とした時は別のお客さんが保管してて申し訳なかった。
イトーが手を差し出すも吉田が叩き握手を拒否し試合開始。
試合が始まり、イトーは「狭いな」とぼやきつつ、ちょっとした間があってからのロックアップ。吉田がロックアップを解除しイトーの胸を叩くとイトーも同様にやり返す。
そこからイトーが吉田のリストを取ると吉田もリストを取り返すがイトーはお客さんの手を掴みエスケープ(笑)。
手四つの体勢から力比べを行い吉田を組み伏せるとイトーが手を踏みつけストンピング。イトーはスリーパー気味に絞め上げ常連の女性客へのエスケープは拒否(苦笑)。
イトーの髪の毛を掴み反則カウントを取られるが全日の本田のように一緒に反則カウントを取り脱出(苦笑)。
吉田はガットショットから腕を取りに行くがイトーがお客さんにエスケープしても離さず、吉田は再び反則カウントをレフェリーと一緒に取る件を2回行っていた(苦笑)。やっぱり全日で本田がやっていたのを見て面白そうと思っていたみたいだった。
イトーがチョップを放つと吉田は逆水平で応戦。イトーは「カモン!」と叫び胸を突き出すが、何発も食らっているうちに辛そうな表情に(苦笑)。
吉田の逆水平を食らったものの、ラフ殺法で切り返しスリーパーで絞め上げるが吉田は髪の毛を掴み反則カウントを取るがイトーはエルボースタンプで攻撃。
イトーはハンマーブローを連発するが、吉田はアゴを掴み逆水平を放ち応戦。イトーはクロスチョップからモンゴリアンチョップを放つと、間を開けてクロスチョップ。
イトーはクロー攻撃で絞め上げ反則カウントを取られるが解除し、顔面に向かってエルボースタンプ。吉田は立ち上がるがイトーはクロー攻撃からショルダークローで絞め上げるがお客さんと握手し吉田はエスケープ。
イトーはお店の戸を開け店の外で場外戦が開始。やきとり真の大会ではおなじみの光景だが、車で走ってる人や通行人がビックリしているのが面白い(笑)。まあ、一歩間違うと通報されるからやり過ぎないほうが良いんだけどね。
今年は雪が少ないから雪山へ向かっての攻撃はできなかったんじゃないかな(苦笑)。
店内に戻るとお客さんが両選手の靴の底をタオルで拭く羽目に(苦笑)。まあ、これをやらないと店内で足を滑らせて転ぶ可能性があるからね。
そしてイトーはコスチュームに忍ばせていたフォークを口に咥え、レフェリーの死角を突いてフォークの柄の部分で攻撃。
レフェリーがチェックをするとお客さんに渡し誤魔化し切り抜けると、イトーはお客さんに向かって「どけー!」と叫びながらパイルドライバーの体勢へ。
ギュウギュウ詰めの小上がりをなんとかどけるとイトーはパワーボム。そこからカバーに入るがカウントは2。
なおもイトーはフォークで攻撃しようとするが吉田が阻止。そしてフォークを奪い取るとイトーの額にフォークを突き刺し反撃。よく分からなかったけど、この時にイトーは流血していたみたいだね。
吉田はジャーマンを狙いバックを取るがイトーがこらえ不発。ならばと吉田はトラースキックを放ち小上がりにあがるとフランケンシュタイナーを決めカウント3。吉田の勝利に終わった。
イトーは裁定に納得がいかずレフェリーに抗議するが覆ることはなかった。
レフェリーが勝負タイムを7分と言っていたが、イトーはもっとやっていただろうと言っていて、飲み会の時にカメラの時間を確認すると11分位やっていたことが発覚。イトーの感覚のほうが合っていたという…何のための勝負タイムなんだよ(苦笑)。
敗れたイトーはマイクを持ち「正月早々、こんなところに来てるおかしな連中~」って言っていたけど、これは誉め言葉なんだろうね(笑)。
そして、イトーは3月に大分で行われるタッグ対決に言及。吉田は既に大物を招聘することを宣言。まあ、吉田の発言から察するにアジャなんだろうなあ…
お互いのやり取りもひと段落つくと、イトーがこの後の飲み会でオークションを行うことを発表。なんとお店に飾られていたのが初代・上田馬之助が愛用していたジャンパーとのこと。そんな大事なものをオークションに出さなくても…と思ったのはナイショである。
私が空気を読まず写真を撮りまくっていると、二人でポーズを決める場面も…本当に申し訳ない。
そして、お互いの福袋の紹介や、今大会の限定Tシャツなどを売ることを発表し試合編はこれで終わり。15時前に終わったので30分弱で終了。
ここからテーブルやイス、ストーブを戻し、吉田・イトーの両選手が着替え終わり飲み会が始まるのだが、イトーは流血した状態のままで登場。もちろん血は乾いた状態なんだけど、この辺はプロだよね。
15時15分過ぎに吉田&イトーが乾杯し飲み会がスタート。自分はカウンターの方にいたのでオードブルにほとんど手を付けず(苦笑)。
15時30頃にイトー選手のオークションがスタート。1万5千円からのスタートだったが誰も手を上げず(苦笑)。三が日でATMが使えなかったのも大きいよね。あとは福袋目当てのお客さんもいただろうし…
こういうのは事前に言ってくれたらって思うんだけど、選手側からしたらサプライズでやりたいもんだろうしね。結局、お客さんが1万5千円で落札。その後はサインを入れてその方に手渡した。
その後も両選手にとって因縁のある某選手の名前を出していたがこの辺は流しておきましょう(笑)。「酒がマズくなる」と言いつつ、二人ともネタにする辺り…
16時20分頃にはイトーが吉田のベルトを奪うみたいな茶番を行い17時に乾杯し、お客さんとの記念撮影を行い終了…のはず。自分は記念撮影に参加せずに帰ることに(苦笑)。
自分みたいなものが写り込んでも申し訳ないしね。
感想は…店主らしき人も言っていたけど、超至近距離ならではの迫力だと思うし、小上がりに上がっての観戦だから、リングん上の闘いでは見づらいリストの取り合いや組み合う時の細かいやり取りが見られるのもいいところだよね。
狭い中での試合だから複雑な展開にはならないし、絞め技を中心に試合を組み立てるイトー選手の巧さも感じる試合だったな。
気になるのはマットがないところでパワーボムを決めてしまうところかな。2年前の奈落式の熊落としやカミカゼなんかもそうだけど、別にそんな技出さなくてもなあって思うんだよね。
シンプルな技で充分迫力が伝わるんだから無理して危険な技を出さなくてもいいのにって思っちゃうんだよね。一度そういうところに行くと「次はもっとやってくれるかな」って思うし。
楽しいんだけどそんな無茶しなくても大丈夫だよって言いたくなるんだよね。
一歩間違えば大事故が起きるのがプロレスだから、無理や無茶もほどほどにって感じかな。
ということで今回の観戦記はこれでおしまい。
2024年もよろしくお願いします。
それでは。
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