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USMLE Step1合格者がノー勉でCBT模試を受けると

はじめに

僕のようにCBT前にStep1を受験する人にとって、どれぐらいCBT対策をすればいいのかというのは悩ましい問題でしょう。僕自身単純な興味としてUSMLEの勉強だけでどれほどCBTの問題が解けるか気になっていたので、まずQBを解く前(CBT約55日前)にメディックメディア模試を受験してみました。

読者のほとんどは臨床留学に興味のある大学生であるということは重々承知しています。近年では情報がかなり手に入れやすくなって、それにともないUSMLEを受ける時期もより早くなってきる風潮があるのではないでしょうか。

僕はUSMLEに集中したかったためStep1をCBT前に受けることにし、2022年12月に設定しました。CBTは翌年2月末にあるため、試験終了して7日ほど遊んで年明けからおよそ55日間勉強するスケジュールにしました。(CBTについてはまた記事を書けたらいいなと思っています)

メディックメディア模試結果

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学年一位になっているのはこの時点では受験者が2人しかいなかったからです(笑)
結果としては78%と無事合格点に達することができていました。

感想

わざわざ言うまでもありませんが、CBTはStep1同様基礎医学から臨床医学、さらには公衆衛生まで幅ひろく出題されます。別に僕はどちらの試験が優れているなんて言うつもりは一切ありませんが、Step1に比べるとCBTの問題はかなり1対1対応の知識で対応できるなと感じました。

コアカリBFが低いですが、これは公衆衛生や臨床手技などStep1ではあまり問われない範囲ですので、まあ仕方ないかなという印象です。

CBTの中では4連問がかなり嫌われています。僕も嫌いです。練習あるのみですね。

Step1を終えて最速でCBT対策をしたい人へ

Step1を終えて最速でCBT対策をしたい人のために重要な範囲を述べておきます。

内科外科・基礎医学ははっきり言って、時間がないならそこまで必死にやる必要もないように思えます。それに比べ耳鼻科や眼科などのマイナー科、公衆衛生、法医学(模試で4問出ましたが全部不正解でした)はStep1の知識では到底太刀打ちできないので、そこは割り切って勉強していくしかないでしょう。

CBT向けの映像教材もあるようですが、最速で合格を目指すのならQBだけを解いていれば十分です。内科外科基礎医学の解説のほとんどはStep1で既習事項なので一問にそこまで時間はかからず1日120-200問ほどの計算で残りの日数を見ながらスケジュールを組めばいいでしょう。

(恐らく本気を出せば一日にもっと問題をこなすことができると思いますが、もう僕は試験が終わって完全に脱力していたのであまり無理しない程度のペースでやっていました。)

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