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リフィル処方箋~令和4年度診療報酬改定①~

いわゆる「短冊」が出たみたいです。短冊とは診療報酬の大枠のことで、来年度がどのような医療になっていくのか大まかな予想ができます。

今回、薬剤師に関連したところで気になったのは大手調剤薬局叩きですね。ほとんどの改定は保険薬局(大手チェーン)に対して減算になるように厳しくなっているように感じました。病院については小児領域に関していくつか加算がついていましたが、それ以外での評価は・・・?あまり変わっていないような・・・。

中でも私が注目したのが「リフィル処方箋」です。リフィル処方箋とは、1つの処方箋につき3回まで使用できるというものです。海外では当たり前に導入されていますが、日本では何年も議論だけで終わっていました。患者としては、1度の受診で良いので、メリットありそうですが、病院(医師)にとっては、受診料などが2回分取れなくなることや、患者の状態がわからないのに薬はもらえてしまうため、果たして良いことか難しいですね。

そして、保険薬局にとってはメリットが大きい?例えば90日分の処方箋についてリフィルした場合、3回受付することになる(30日分×3回)。もし調剤・服薬指導に関する算定も3回取れるということになると、保険薬局はかなりおいしいのでしょうか?保険薬局に対する減算が多いため、全体のバランスを考えてなのか、対人業務促進のためなのか・・・オンライン服薬指導のこともかなり言及されていたようだし、やはりコロナ情勢も考慮すると導入したほうがいいということでしょうか。

少なくとも、病院薬剤師の評価はイマイチですね・・・

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