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おすすめ無料VPSと設定方法についてご紹介

1.始めに

 こんにちは、パオゾウFXです。本記事では、EA稼働に必須と言っても過言ではない「VPS」について、簡単にご紹介いたします。
 「VPS」を使用すると、基本的にはレンタル利用料金が発生します。しかし、一定の条件を満たすと無料で利用できます。


2.そもそも「VPS」とは

 日本語では「仮想専用サーバー」と呼ばれます。
 難しい用語を抜きにして、「VPS」とは何かを簡単にご説明するなら『遠隔地にあるパソコン(サーバー)』ことです。
 ご自身のパソコンやスマホからVPSに接続して、パソコンと似たような感覚で操作することができます。


3.主なVPS業者について

 VPSを取り扱う業者には、海外業者と国内業者が存在ます。今回は無料VPSについてのご紹介なので、各業者の詳細については割愛いたします。
 個人的におすすめしているVPSは「海外業者」です。

(1)海外業者

 ・Beeks(イギリスの会社、性能の高さに定評があるが高価)
 ・Vultr(オーストラリアの会社、コスパが高い)
 ・Contabo(ドイツの会社、コスパが高い)

(2)国内業者

 ・お名前.com(GMOインターネット/東京都)
 ・さくらのVPS(さくらインターネット/大阪府)
 ・ABLENET(ケイアンドケイコーポレーション/大阪府)


4.海外業者をおすすめする理由

 私は海外業者のVPSを使用しておりますが、特段の問題もなく快適に使用しています。海外業者をおすすめする理由は以下の通りです。

(1)データセンターの設置場所

 FX業者のサーバー所在地と、データセンターの場所が物理的に近ければレイテンシ(遅延)は小さくなり、特にスキャルピングのEAに有利に働きます。
 ・Beeks   →主要国選択可能(東京含む)
 ・Vultr     →主要国選択可能(東京含む)
 ・Contabo →主要国選択可能(日本含む)
 ※ 例えば、FX業者がXMTradingの場合、Beeksを使用するとレイテンシは大体「10ms」以下です。

 ・お名前.com  →日本
 ・さくらのVPS   →日本
 ・ABLENET    →日本
 ※ 例えば、お名前.comでは「他社比較」として約定速度について「94ms」と記載がありますが、どこのサーバーに接続しているのかが不明です。

(2)費用

 VPSの選択スペックやオプションにより金額は上下しますが、基本的には海外業者のほうが国内業者より安いです。


5.おすすめ無料VPSについて

 さて、本記事でご紹介する無料VPSですが、XMTradingが提供しているVPSをおすすめしています。理由は以下の通りです。
・提供元が「Beeks」であり、性能の高さに定評がある。
・WindowsOSで使用でき、日本語化も可能。
・XMTradingと同じロンドンにデータセンターがあるためレイテンシが小さい。
・無料化の条件のハードルが低い(口座残高1000ドル、1ヶ月で5ロット以上の取引)。


6.導入方法について

(1)XM公式サイトにログインする

 まず、XMの会員ページにログインします。

(2)VPS申し込みページを開く

 「口座」メニューから「VPS」を選択して、XMのVPS申し込みページを開きます。

(3)VPSをリクエストする

 VPS利用時の注意事項を確認して、「VPSをリクエストする」をクリックします。

 無料VPSの利用基準を満たしている場合は、「あなたの口座は無料でVPSを利用できます」というメッセージが表示されます。
 条件を満たしていない場合は、毎月28ドルの手数料がかかることに注意しましょう。
 ※ 口座残高が28ドル未満の場合、「入金」ボタンのみが表示されます。

(4)「確定」をクリックする

 VPSのリクエスト確定画面が表示されたら、「確定」をクリックしてください。
 以上で、XM公式サイトからのVPS申し込み手順は終了です。

(5)VPSへの接続設定を行う

 以下のサイトが分かりやすいです。


7.最後に

 IB配布型のEAやVPSの紹介サイトを見ると、なぜか国内業者の「お名前.com」や「さくらのVPS」がおすすめされます。何故かというと、そこを使用してもらうとアフィリエイトによる広告収入が入るからです。
 国内にデータセンターがあるFX業者を使用しているのであればまだいいのですが、例えばXMTradingやExnessのように海外にデータセンターがある場合は、レイテンシ(遅延)が大きくトレードが不利になってしまいます。

 IB配布型は口座縛りがありますが、使用するVPSには制限はありませんので、ぜひ一度ご検討ください。
 ※ Exnessも無料VPSを提供していますが、以下の理由により今回はおすすめしませんでした。
  ・MT4のインストール・アンインストールが任意で行えない。
  ・サーバーとデータセンターが遠いため、レイテンシが高い。

 皆様のトレーダー生活が少しでも豊かになるようお手伝いできれば幸いです。
 最後までお読みくださりありがとうございました。

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