見出し画像

25.音楽という船旅

2度目のHappyLiveが終わった。
発表会に緊張はつきもの。
ドキドキして、
手が冷たくなって、
頭が真っ白になって。

1度目のHappy Liveでは、
ちゃんと最後まで弾いたのかさえ、自分でわからないほどだった。

でもね…
今回は楽譜も見たし、
間違えても弾き直さず、
最後まで弾いたことを、ちゃんと自覚できた。
意識がそこにあった。
…それにしても、レベルが低い話(笑)

音楽を奏でるということは、
聴衆を船に乗せるようなもの。
船長として、
みんなを岸まで辿りつかせてあげるという、責任を背負っているんだ。

というのは、先生の言葉。いい言葉だなぁ。

音楽という船旅。
私の船は、操縦があまりにも下手で、かなり乗り心地は悪かっただろうが、一応岸まで辿りつけた…といったところだろうか。

しかし、これは、演者としてはかなりの成長だと思っている。
2度目の発表会で、スタートラインに立てたような気がして、なんだか嬉しかった。

だから、演奏についてはくよくよしていない。
いつもは間違えないところで間違えたことも、
指がちゃんと動かなかったことも、
リズムが狂ったことも、
テンポが早くなってしまったことも、
曲の雰囲気を出せなかったことも、
歌がイマイチだったのも、
全部全部、今の私の実力。
だから、仕方ない…。
精一杯やったし。後悔はない。
むしろ清々しい気分。

先生には本当に感謝。
普段のレッスンでも、緊張してまともに弾けた試しがない私に、たくさんの緊張回避の方法を教えてくれた。
当日のリハの時間「自由に弾いていいよ」と言ってくれたのも、そう。
本番で「ゆっくり一言話してごらん」のアドバイスをくれたのも、そう。
ありがたくて、涙が出そう。
手のかかる生徒で、かなり申し訳ない…。

仲間たちからも、支えと応援をもらって。

その日、私はたくさんの愛をもらったんだ。
だから、幸せだった。
心から楽しかった。
ありがたかった。
素晴らしい一日だった。

次の発表会…Happy Liveが、もう今から楽しみで仕方ない。
Never Ending Journey♬

(追記)
同じようなタイトルで、過去に書いていたことに気付いていなかった。
気持ちの変化も、自分の成長と認めたい(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?