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17.Happy Live

ピアノ発表会が終わった。
このnoteももっと更新できるかと思ったが、
それどころではなかった。
発表会に向けて、とことん自分を追い込んだ。自分でやれるだけの練習をした。
その時の記録も残しておくべきだったかもしれないが、そんな余裕はなかった。
それは、まぁいっか!

そして、本番の演奏は…。

ボロボロだった。

自分を見失った。
心臓はドキドキバクバク。口から出そうだった。
手はだんだん冷たく…ワナワナと震える。
声も上ずり、自分の身体から出る音にびっくりする。
ミスタッチの嵐。
弾いている音も聞こえない。
これから押さえようとする鍵盤が正しいかもわからない。

何の音でもいいや、弾いちゃえ!

途中、どこまで弾いたのかがわからなくなった。
演奏を終えた後も、全部弾いたのか自信がない。
後で動画で確かめた。
…一応、全曲通して弾いていたようだ(笑)

あんなに練習したのに…。率直な感想。
時間は元には戻らない。
もっと練習しておけばよかった…という後悔ではなかったことがせめてもの救い。

発表会。
先生は、発表会ではない!Happy Liveだという。

その意味を私はこう解釈した。
発表会は、練習の成果を発表する場。
ライブは、演者のパフォーマンスを楽しんでもらう場。
だから、
ライブでの演奏は、聴いてくださる方々を楽しませなければならない。
演者は、発する音楽に責任を持たねばならない。
美しいもの、楽しいものをお聴かせしなければならない。
本番では、本気でいい音楽を追求しなければならない。
練習は、その為にするものなのだ。

間違えるのはOK!
でも、ちゃんと最後まで、お客さんの音楽の旅を終わらせてあげる責任があるんだ。

レッスンの時に先生に言われた言葉。

仲間の演奏を聞いていて感じた。
心を込めて演奏する音楽に心が揺れる。
惹かれる。そんな演奏ばかりだった。
素晴らしいLiveだった。

今回の反省点は、
本番で本気の音楽を奏でることができなかったこと。
一音一音を大切にできなかったこと。
心を込めて歌うことができなかったこと。
その音楽に没頭できなかったこと。

私に足りないもの…
音楽に対する真摯な姿勢。
美しい音を追求すること。
自分の出す音に責任を持つこと。
心を込めて音を出すこと。

本番ではこうなるんだ…
初めて知った自分自身。
受け止めることも必要。
その上で、どう気持ちを整理するか、
どう向き合うかが大事なんだな。

よし、先へ進もう!!


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