社会構造として、一元化したくない民族性が原因でしかない。
言いたいことはわかるし、以前から誰もかれもが書いてある内容なのでいちちち言及しないが、この視点はずれていて日本社会に還元できないので違う方面から話そう。
元々日本人は規格の一元化に前向きな民族である。VHSやDVDもそうなんだが、フォーマットを作る企業に製造業が多かったというのもあり、どうしてもITサービス業がそれを担えていないというのはわからんでもない。
が、それは日本の内需の大きさも原因となる。
日本もアメリカも、内需が大きすぎる。そんな中で自由主義経済を行えば、普通にいくつかの企業が発生するのが普通だ。
ペイメント然り、コンビニアプリしかり、なんでもかんでも無数にある。
自己で開発できちゃう。それがゴミアプリだとしても開発できてしまう資金力もあり、自前だけの経済圏で成り立ってしまうこともあり、なんでもかんでも作れるだけの企業に力がある。
中国は社会主義国だ。一元管理した方が都合がいい。政府の。なのでいかに政府とくっつくかが問題だが、日本では政府とくっつく方が逆に足かせになる。エラーが出たときの文句の言い方が半端ないからだ。ITは様々な足かせがあり、いつ何が起きても不思議じゃない。経験あるサーバー運営ですらその状況になる場合があるのに、アプリだなんだができ始めたのはここ10年以内の話だ。
日本は、というか日本人は統一管理を嫌う。それが利権につながるからだ。のにもかかわらず、利便性の追求よりもいかに安価に済ませるかをターゲットにする企業しかないので中までやりましょうとか起こるわけない。
なにせ、日本の国力からすればサービスが多岐にわたるのは仕方ない。
それよりも業界が共有情報のデフォルトを決められるかどうかだと思うんだが、それはIT産業の成熟の話ではないため絶望する話ではない。