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緊急搬送:危篤明けのPKO

肺炎で緊急入院させられてからというもの、どうもこれに関する書き込みが多くなってしまっているが、滅多にないことなのでご勘弁願いたい。
救急搬送されたかかりつけの病院にて、ICUで高濃縮酸素マスクをさせられ、
「モルヒネを使いますか、延命しますか?」
と矢継ぎ早に訊かれても答えを用意しているわけでもない。
「まずは息をさせてくれ、選択するのはそのあとでちょっと考えさせてくれ」
と出せる限りの声で伝えるのが精いっぱい。そのあとどうもいわゆる危篤状態に陥ったらしく、気が付くと看護師4,5人に囲まれ、いつコードブルーを鳴らされてもおかしくない状態だった。
目線で”先生どうでしょうか?”というと、
「うぅ~ん、イーブンイーブンだね」
「いま自分は2月6日のライヴをこなさないとダメなのです、なんとかしてもらえませんか?」
と言うと、返事ももらえずに、
「何を言ってるのですか、命と引き換えには出来ません。それどころではなく、とにかくいまはこの状態からの救急脱出を考えてからにしましょう」
と聞かされ、また限りなく危篤状態に陥ってしまったらしい。
そして脈拍を上下させるのは心肺に過度の負担をかけるので、とにかく絶対安静状態を強要された。
身動きができず、数日をその状態で固定され、あれほど強いと思っていた自分が、かなりメンタルもやられてしまった。いずれ書かせてもらうが思い切り人生観もかえさせられてしまったのだ。
そして絶対的に足らなかった体内酸素濃度も超高濃度酸素マスクで少し落ち着いてきたかなと、医者の許可は得ていないが、自覚出来た部分もあるので、気になっていた昨年の鈴木慶一とのPKOの残りのレコ―ディング楽曲が送られてきていたのを思い出した。
どうせ動けないのだからと危篤明けのベッドでPDFの譜割に合わせて、残りの4,5曲書き上げてしまった。
これで全曲かなと確認できるとまた昏睡状態にはいるという前代未聞の危篤あけの作業をこなしたPくんなのでした。

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