見出し画像

三島由紀夫~金閣寺


おおくぼけいとのアコスティックアルバム「Panta et Kei Okubo」

2021年のFB過去ログより・・・
やっと、おおくぼけいとのアコスティックアルバムが出されることとなった。そしてさきほど「酔いどれ天使」の大役を終えた頭脳警察ギターの澤竜次が以前、三島由紀夫の金閣寺の比喩に衝撃を受け、自分の活動の転期となっているという話を聞き驚いたばかりだったのだが、なんと、頭脳警察、アーバンギャルドのKBである「おおくぼけい」は「仮面の告白」で人生を変えられたらしいと聞き、これは、うん、そうかとあまりに彼らしいので驚きもしなかった。が、少なくともウチのふたりのメンバーが三島由紀夫で人生を変えられたと知ったときは驚きと困惑で万物流転の鳴る中でしばし立ち尽くしていたのだった。



このまえ水上勉さんの「五番町夕霧楼」を取り上げ、同時に水上さんが明らかに意識したとされる三島由紀夫「金閣寺」。が自分の誕生年1950年の7月2日に起きた現実の放火事件が元となっていることに触れたのだが、最近、グラスファミリーラジオというYoutubeでひとり喋りを始めたギターの澤竜次の番組の第三回を何気に聴いていると、その回のテーマの作詞のことに触れ、三島の金閣寺の比喩の使い方に一番影響を受けていると聴きちょっとびっくりしながらも頬が思わずほころんだ。取りも直さず金閣寺といえば三島の代表作でもあり、今年は彼が市ヶ谷で割腹してから50年目の年でもある。そんな1990年生まれの若手メンバーに囲まれた、自分らも結成51年目を迎える頭脳警察も逆に刺激を与えられるそんな三島と澤竜次であったのだ・・♬

澤竜次~Fairy Brenda

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?