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2020.1.29橋本治の一周忌

Panta : 今日は橋本治の一周忌・・・
清水くんの教えてくれたこの本は知らなかったが、彼と当時の話しをしているとき、ボクは確信的ノンポリだったから、ミニスカートの女の子たちを連れてヘルメットたちの前を素通りしていたよと言っていた、驕るでもなく蔑むわけでもなく、とても橋本らしい納得させられるエピソードだと、深夜26時の代田橋のある日の会話♬
一年前の今日、渋谷ユーロスペースで試写を観終わった後、脚本家の小川智子さんやTBSディレクターらとともにお茶していると、石川セリから橋本さんが・・・と、メールが入り、突然、目の前が真っ白になったようにその後の会話は何を話していたのか記憶にあらず、帰りの車のステアリングは無意識のまま荒川沿いへ向かっていた、真っ暗闇の荒川べりだった、泣いた、思い切り泣いた・・・
明日の偲ぶ会で、その時書いた「冬の七夕」を唄おうとずっと思っていたのだが、橋本くんと自分とのとても個人的な歌なので、ここはやはり一緒に詞を書いた「悲しみよようこそ」か、彼の大好きだった歌で青山タワーホールで一緒に唄ったりもした「ステファンの六つ子」かどっちかを唄わせてもらおうと思っています、とにかくまだいないことが信じられない橋本治くんの新しい事実、発言、原稿、イラストなどがどんどん出てきて舌を巻いてる一周忌の夜でした♬
清水くん、ありがとう♬、
清水仁Hitoshi Shimizu より
奥付の発行年月は昭和45年2月、『ゲバ・アン語典』とはゲバルトとアングラ、たぶん当時の最先端モードを指している。
カバーイラストレーションだけでなく本文の各項目に付されたカットもすべて、東大文Ⅲ在学中だった橋本さんの仕事。きょう、橋本治さん一周忌。この挿絵のひとつひとつ、どんな気持ちで描いていたんだろうな。

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