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浅草三社祭



四年ぶりの開催に沸く浅草三社祭。退院後、リハビリをしながら自宅療養を続けていたが、ここにいたって、やっと外出出来るようになり、久しぶりの遠出ということで、楽しみにしていた浅草三社祭へ行かせてもらった。息子:竜太の関東やまと太鼓の豪快な太鼓の連打による神輿の行列はそれはそれは素晴らしいもので、チャンチキ、笛、そして三味の音に合わせて女神輿、子供神輿、そして喧嘩はご法度とされている男どもの荒ぶる神輿に雨雲を蹴散らした好天気の下で、テレビカメラに追いかけられまくる各町内の法被が浅草中に飛び回る三社祭の最終日であった。

知人友人たちも自分の久しぶりの外出ということで、大勢駆けつけてくれ、祝いの言葉を送られながら、元気なみんなの顔を見られて本当に幸せだった。コロナも明ける四年ぶりの三社祭ということで、神輿の先頭を切る象潟の親分ともいうべきオフィシャルTのかつぐ笑顔に一年をこの日にかける浅草の意気込みが爆発。円陣を組んで一升瓶を廻し呑みする出陣の儀式に自分も参加、回された一升瓶をググッと喉へ放り込ませてもらったのだった。

やまと太鼓のエンドレスな音が鳴り響く界隈に、来ていた素之助もスティックを持ち替えたバチが乱入。思わぬ和太鼓セッションに湧く本陣前での人混みも大騒ぎ。鉢巻法被姿の可愛い女子の迫力ある太鼓と胸を沸かせるチャンチキのリズムに車椅子に乗った自分の足も大いにリズムをとらせてもらう強力なセッションであったのだ。

翌日は久しぶりのリハへ参加出来て、メンバーから歓迎されて照れくさいものもあったのだが、疲れもピークに達しただろうオフィシャルTの三社ロスの気の抜け方が申し訳ないくらいに面白く、数か月振りに声を出し、久しぶりに歌えた嬉しさに加え、、4日のP-FES、そして14日の夕刊フジ・ロックへ向け、しっかり手ごたえを得ることが出来たリハを無事に終えられたことに代えがたい喜びを感じたのだった。

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