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2023度の新卒生が消えた。

楽しいクリスマス会のあと、支援会議でメールを確認する時間がなく、週末の夜にメールを開くと養護学校から実習に来ていた2人が他のところにほぼ決まったとの連絡。
メールを見てすぐの正直な気持ちはガーン、というショック。
選ばれなかったという事実へのショック。
でも、一人は事情からして無理があるのを知っていたし、
もう一人は私の方からまだ確実に受けられるかわからないからうちだけに絞らないでおいて欲しいと言ってあったのだった…。

お引き受けには、学校側の情報がこちらが欲しい情報がなかなか得られずむず痒かったけれど、それがあの学校だというのも大体知っていた。
前向きに受け入れを検討していたら、11月の実習前にこちらから足を運んでおけば情報不足も事前に回避できていた。

連絡が遅いのも、情報が行き届かないのも、知っていたけれど
今後もそれではお付き合いしませんよ、という訳に行く強さはまだない。。
そしてうちが欲しい情報は他の事業所とはおそらくだいぶ違うから、
こちらから丁寧に聞いて行くしかないのだと痛感。

おそらく、お二人が決まった事業所は諸事情からしてうちよりも良い場所だと思う。うちの強みは作業やケアの中身だけど、つくづくマズローの欲求のピラミッドはよくできていて、生存欲求のサポートが二の次。こうなると、送迎ルート上にある方、自宅で過ごせる方に絞られる。
中身で選ぶ余裕がある方はその上で、となる。

それでも、今年に入って新しい仲間が人数で言えば4人増えた。
来たいと言って選んでくれたことに、希望を持って進むしか無い。
4人のうち3人は週1回の利用。
経営の面から言えば、この3人の通所日が増えて行くことを願うばかり。
そして、そのうちのお一人はもう増やせないし、別の週3日来てくれてる方の利用日増加の打診を先日お断りせざるを得なかった事情もある。
来年以降、その方が週4日になることを検討するのか、、
他の方の利用日増加をゆっくり目指すこともあり得る。
ご本人やご家庭の希望を優先しつつ、支援の視点でみて増やした方が良い方について方向性をスタッフ間で共有してみる価値はある。

あるべき成長曲線をどう描いて良いものか、
急な大ジャンプが無くなった今、ゆっくりと成長して充実させる展望を描かねばなりません。

養護学校にとって、「生活介護事業所」は仕事がほとんどできない子のためのものだと学校に思われているのが良くわかった2年間でした。
内容的にB型と併せて検討してもらいたいのに、「B型」は「できる」ことがある人のためのもの。うちでBを始めたらBで報酬体系の中でやりくりできる人もいる。
でも、苦しい〜〜〜!
ケアの時間、視点を入れながらものづくりをして行く場所を運営していくには
生活介護がやっぱりいいなあ。。。

制度の苦しさ、ある程度は分かっていたんだから、中身を充実させて
行きたいって思う人を増やして行くことはできるはず!
というわけで、、重身の方の受け入れに注力するのが手堅い方針になるな。。。
そして、実績的に、B型に行けなくなった方達。。。
こういう方が実際うちに来ることの積み重ねで、活動や支援の中身を見て
とにかくBがいいんじゃないかって推し進める学校の姿勢に変化をもたらせられると信じて進むのだ。

私たちなりの独自の充実、というものをじっくり考える2023年の始まりとなることでしょう。
まずは未来予想図を絵地図・図面みたいにするのである!

すすめー!

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