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エモい文を書いてみたくなった話

太陽より早起きした私は、眠たい目を擦る。気怠さを感じる。おもむろにぐらぐらと手に取ったスマホのブルーライトを浴びる。力強く怒鳴るアラームを止めにかかる。

まだ、なんとなく気だるい身体をよじりながら止めようとした指はスマホの緊急アラームを押してしまい、慌てふためく。出不精の私。こんな特別な朝だからこそ、馴染みのあるくたくたの靴に足を雑に入れ、仄暗いグレーの空へと、混沌とした世界へと続くドアノブをよじり、右足を一歩踏み出す。坂をくだる。なぜ、私はなぜこの未知に配達されたのだろう。

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