母さんが夜なべして……

裁縫はあまり得意ではない。ボタンつける、ちょっとしたところを繕うくらいはできるが、ミシンをかたかた鳴らして、ってのは苦手だ。ミシンに糸すらかけることができない。だけど、ちょっと編みものならできる。

息子が、毎朝登園するときにミニカーをひとつ持っていく。そして、自転車に乗るので、手にしていては危ないから、パーカーのポケットに入れたがる。外気は25℃。パーカー着るつもり?この暑さで??息子は元々半袖を嫌がるので、長袖パーカーの暑さは我慢できるらしい。まだ初夏の陽気なので、油断すると肌寒さを感じる時があるくらいではあるけども。さすがに暑いだろうと思い、ミニカーのためのポシェットを作ることにした。既製品を見てみたけど、なかなか母が気に入る物がなく、なければ作ろう、で材料を買いに行った。そう、縫い物は苦手なので編むことにしたのだ。ちょっと前に流行った、布地を糸状にしたスパゲッティなる素材を探しに行ったけども、最寄りの100円ショップには置いていない。他の店に探しに行く時間もない。悩んだあげくカラフルな毛糸にした。配色が合格点だ。

パーカーの暑さを我慢する息子と、これから夏がくるというのに毛糸を買う母。似た者親子というべきか……。母は夜なべして毛糸を編むよ。

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