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【スプラトゥーン3】初心者・中級者向けボールドマーカーの立ち回り・使い方 2024


<2024/04/22 更新>


まえおき

こんにちは。うまぱんと申します。今回は、ボールドマーカーの立ち回りと題しまして、ボールドマーカーを使っていてウデマエが伸び悩んでいる方向けに、ボールドマーカーを使う上で勝率が上がるかもしれない動きや考え方を紹介していきます。(初めて使う方はこんなので座学する前にとにかく使ってみた方がいいかもしれません)
なお、以下に紹介するものはあくまで私個人の考えであり、ボールドマーカーは無限の可能性があるため、その動きに正解など存在しないことをご了承ください。
7500字程度あるので、目次を見て適宜読み飛ばしながら見ることをおすすめします。

ボールドマーカーって強いんですか?

ボールドマーカーが強いかと言われれば、あまりにも弱いです。割とどうしようもないです。
ただ、ボールドマーカーには多くの信者がいます。その理由は、ブキの強弱では語れない魅力にあります。敵陣に切り込んでワイプアウトした快感。投げハンコでまとめてキルした喜び。皆さんも一度は体感したことがあるのではないでしょうか。ボールドマーカーには他の武器には代え難い強みがあります。私自身、その魔性の魅力に惹かれ6年くらい擦ってきました。
ですが、所詮は超短射程武器。上手く立ち回れないと動くスプリンクラーとして一生を終えることになります。この記事を読んで、一人でも多くのボールド使いが暴れられることを願っています。

ボールドマーカーの基本スペックと立ち回り

2024Fresh Season現在、Splatoon3には2種のボールドマーカーが存在しています。「ボールドマーカー」と、「ボールドマーカーネオ」です。それぞれのサブスペや特徴を紹介していきます。私はどちらかというと無印の方をよく使っているので、無印の方が内容が厚いです。

ボールドメインの使い方

ボールドは、射程の代わりにすべてを手に入れたブキです。その強みは、「キル能力」「機動力」「塗り能力」に大別されます。それらを活かした動きを紹介していきます。

ボールドは元々接近戦のキル能力は光るものがありましたが、当たり判定の強化によりそれにさらに磨きがかかりました。今では射程内に持ち込んでしまえば少なくとも相打ちに持っていける性能になりました。うれしいね。
しかし、やはり射程トゥーンとも呼ばれるこのゲームで射程をかなぐり捨てた代償は少なくはありません。ボトルやジム、バケツといった環境ブキと比べると、そのキル能力はかなり劣ります。

ここで大事なのが、キルに固執しないことです。
ボールドは、その圧倒的機動力を活かしてステージを縦横無尽に駆け巡ることができます。ただし、それも生きていないとできません。ボールドはその圧倒的速さで、自分から対面をしかけておきながら不利状況になれば逃げるといったかなり自分勝手な立ち回りが可能です。
自分の横から、後ろから、ボールドが襲ってくるかもしれない圧をかけ続けるのです。蝶のように舞い、蜂のように刺すという言葉はボールドが一番似合っているでしょう。
ステージを塗り返しながら駆け巡り、相手の警戒の隙をついてボールドの火力をお見舞いしましょう。

ボールドマーカー

ボールドマーカーはサブが「カーリングボム」、スペシャルが「ウルトラハンコ」です。

強いか…?


 強いか…?

「ボールドマーカー」は全武器屈指の機動力を持ち、敵を攪乱する動きを得意としています。逆に、正面の打ち合いはどうしようもなく弱いです。
基本的には、ステージ全体を広く利用してうまくこちらの間合いに近づくことが重要です。


うごきかた

基本的には塗り中心の動きになります。敵インクがあるところをすべて塗りつぶして、自分達の有利な盤面をつくりましょう。味方に塗り武器がいない場合は特に重要になってきます。

ボールドのキル性能は想像以上に低かった…のですが、当たり判定強化によりかなり雑なキルが通るようになりました。これまでは少しシビアなエイム合わせが要求されたのですが、弾押し付けてたら相打ちくらいは持っていける性能に仕上がっています。ですが、所詮はボールドの射程です。当たり判定に甘えて雑な飛び出しをしないように気をつけましょう。

また、ボールドマーカーを使っていると忘れがちなのが、味方に合わせるという意識です。
ボールドマーカー無印は自己完結型のサブスペです。サブは自分の機動力を上げるためのものですし、スペシャルもマルチミサイルなどのように味方との連携を意識する必要性が薄く、場合によっては味方を全く気にしなくても自分で全て破壊することさえ出来てしまいます。

しかし、そのような動きはいつか通用しなくなります。自分と同等、あるいは格上の相手と当たると、全て破壊するどころか、手も足も出ずにノックアウトされてしまいます。
その時に思い出して欲しいのが味方の存在です。このゲームは4対4のゲームです。もしもこのゲームが1対1のゲームであればボールドマーカーのような武器は5秒で産廃になるでしょう。味方がいるからこそこの武器は存在できます。ボールドが手も足も出ないようなブキは長射程に任せてしまいましょう。無理に突っ込んで死ぬ必要もありません。打開の時はボールドマーカー、そしてウルトラハンコは無力です。冷静に味方のことを見てあげられるようになると、かなり上達することが出来ると思います。

カーリングボムの使い方

ボールドマーカーの機動力向上に一役買っているボムですが、他のボムに比べて、射程外の敵への牽制ができないという大きな欠点を持っています。
基本的にこのボムでのキルは狙わないのですが、カーリングボムに関するある2つの特徴を活かすことである程度キルを狙うことができます。それは「チャージで爆発範囲が拡大する」ことと、「段差上に置ける」ことです。
カーリングボムはRを長押しすることで滑る距離が減る代わりに爆発範囲が拡大します。最大貯めの範囲はキューバンボムより大きく、乱戦時であれば十分キルを狙えます。キルしないで使う場合、キルを狙う場合など、実戦での使用例を紹介します。

カーリングボムを投げて敵が気を取られている間に塗り広げる

初心者がやりがちな行動として、「敵インクで染まっている中にカーリングボムで突っ込んでキルを取ろうとする」という動きがあります。初心者帯では充分強力な動きではありますが、ウデマエが上がってくるほど相手もその動きを警戒してくるため、真っ先にその跡を塗り返されます。そのため、カーリングボムを囮として、その間に塗り広げたり、別方向からキルを狙いに行く方が有効です。

索敵に使う

前述の通り、敵はカーリングボムの塗り跡をかなり警戒します。敵インクで染まっているところに投げてあげると、相手に姿を晒して塗り返すことを強いることができます。

段差上や遮蔽裏、曲がり角にチャージしたカーリングボムを置いてキルを狙いにいく

カーリングボムでキルを狙うならこの動きが主体になります。カーリングボムは溜めないと爆発範囲がカスなのですが、最大チャージには約2秒程度かかり、その間無防備な状態を敵に晒すことになります。遮蔽裏など敵から見えないところから投げることでデスのリスクを減らしつつ、不意を突くことができます。段差上のリッターに嫌がらせをしよう。

とにかくどこにでも逃げる

先程カーリングボムで敵に突っ込むのは弱いと述べましたが、逃げの際はその直線塗りが最大限に発揮されます。カーリングボムの塗り進み速度は通常のイカダッシュと同程度であり、最初に相手の射程外に出ることが出来れば、これと雷神ステップを組み合わせればほぼ追いつかれることはありません。 

もはや敵陣に逃げる

ボールドの機動力は想像以上です。その速さを以てすれば、敵陣に逃げることが可能です。裏取りに繋げることも出来るので、十分に狙う価値がある動きです。
敵陣に逃げることが出来たら、塗りで荒らすなり後衛に圧をかけるなり、好き勝手してしまいましょう。

ガチホコのカウント稼ぎ

前述した逃げ性能の応用なのですが、ホコを持つ瞬間にカーリングボムを流して、その道を進んでいくことで敵がいる場合でも10カウント程度稼ぐことができます。

ウルトラハンコの使い方 

ウルトラハンコは、一言で言うと大きなリスクを賭けて大きなリターンを狙うスベシャルです。その身一つで前線に駆けていく動きはかなりの破壊力を持つ一方、メインショット一つで捲られてしまう脆さも兼ね備えています。
そんなハンコの使い方を解説していきます。

突進?投げ?

ハンコ持ちのブキを使っている方で、よくハンコを即投げしている方を見かけます。他の武器の場合はどうなのかわかりませんが、少なくともボールドの場合は突進主体に戦う方が強いと思います。
ですが、突進攻撃をしてもメインショットで捲られてしまい、なんの成果も得られずにリスポーンしてしまう人も多いでしょう。そこで、ウルトラハンコの効果的な使い方を紹介します。

突進ハンコの使い方

突進ハンコでキルを狙える条件は以下の通りです。

  • 敵がこちらを警戒していない(敵の正面でない)

  • 後衛に睨まれていない

  • 正面の敵がハンコを捲りにくいブキである

初心者・中級者にありがちなのが、打開をしょうとハンコ突進で突っ込んで普通にやられるケースです。このような動きは「正面からの弾は防げる」という誤解に基づいているのだと思います。
確かに、ハンコは弾をある程度防いでくれますが、それでも普通に貫通しますし、そもそも脇を狙われたら秒殺です。そのため、正面から行く場合は相手にするブキを見極める必要があります。
そこで、ハンコとの相性表を作ってみました。なお、これは実戦の立ち位置も含めた表なので、後衛に対しては評価が低めです。あとめちゃくちゃ主観です。

見てみると分かると思いますが、ブラスター種やローラー種、バケツ種やシェルター種など、1発の攻撃力が高く連射速度が低いブキとは相性がいいです。逆に、スピナー種やシューター種、マニューバー種には捲られやすいですね。特に、メインだと対面が難しいダイナモやキャンプは積極的にハンコでしばいてあげましょう。ジムも斬られて相討ちになる可能性はありますが、それでも勝算は高いので積極的に狙っていく方がいいです。

投げハンコの使い方

投げハンコは基本的に突進終わりに使います。投擲については練習あるのみですね。慣れていきましょう。
基本は前線を突進でしばくのがいいんですが、スペシャルが溜まったけど使いどころがなさそうな時は後衛に向かって投げてみてください。当たらなくても十分威圧することができます。
また、もし突進で敵陣の目の前まで来れたら、復帰した敵に投げてみてください。ハンコはスポーンアーマーを貫通するので、復帰後即リス送りにすることができます。楽しいですよ。

くるりんハンコの使い方

空中でZRを押すことで、一回転しながら1確判定を出すことが出来ます。これもかなり有用な攻撃手段です。
まず第一にあげられるケースは、敵にメインで近づけた時です。
くるりんハンコは判定が出るのがかなり速いので、対面に不安がある時や、近くに他の敵がいて突進で連続キルに繋げられそうな時は積極的に使ってみてください。ボールドのハンコはすぐ溜まるので気軽に使っても大丈夫です。
また、くるりんハンコは上方向の判定がかなり広く、段差上の敵を処理するのにも有効です。一瞬でキル判定を出せるのでかなり強いです。

裏取りについて

裏取りは、ボールドマーカーにおいて必須級の動きです。しかし、戦犯製造機でもあります。 

確かに裏取りは強力です。刺されば相手の行動をかなり制限することができ、大量キルも狙えます。しかし、裏取りはかなり難易度が高いです。裏を取るまでに死なないルート選択、自分が裏取りをしている間、味方に3対4の状況を押し付ける判断など、初心者にとっては想像以上に難しいものです。

その上で、裏取りを行なう上で必要な判断をいくつか紹介します。

・裏取りが可能なステージである
大前提ですが、スプラトゥーン3は裏取りができるステージが多くありません。特に3から追加されたステージはほぼ裏取りができません。許せん

・自分にとって不利なブキが裏取りルートに居ない、あるいは居ても避けれるようなブキがいる
よくあるのが、頑張って裏取りをしたのにリッターに見られていて即リス行きになってしまったパターンです。後衛の位置を常に把握し、相手がいなさそうな場所を裏取りルートに選びましょう。

・味方が動ける状況にある
たとえ裏取りをしたとしても、味方と挟み撃ちできていなければあまり意味がありません。しっかりと味方が動けている状況にあることを確認して裏取りしましょう。

また、裏取りした後の動きも大事になります。ボールドは極端に射程が短く、裏取りした後に愚直にキルを狙おうとしてもなかなかうまくいくものではありません。そこで、敵陣側に居座り、味方と歩調を合わせていくことが大事になります。
味方がスペシャルを使った場合が分かりやすいですね。
敵が味方側を見ざるを得ない状況になったら、その段階で敵の方へ詰めていくとうまくキルを取ることができます。

ボールドマーカーネオ

ボールドマーカーネオはサブが「ジャンプビーコン」スペシャルが「メガホンレーザー5.1ch」です。

無難に強いよね
なかなか

「ボールドマーカーネオ」は、ボールドマーカーの機動力を少し抑え、その分を味方への支援に振ったサブスペ構成となっています。しかし、メインの火力や素早さは健在で、サブスペを活かした無印とはまた異なった立ち回りも可能となっています。

うごきかた

基本的には生存し、塗り返しとビーコンの栽培、メガホンによる牽制に務めます。
カーリングがない分少し動きにくいですが、その分潜伏などをして詰めてくる敵をしばきつつ、前線を維持しましょう。
少し味方依存な動きにはなってしまいますが、その分できるだけ味方が動きやすい土壌を育てることが重要です。相手の攻撃を耐え、隙を伺いましょう。

ジャンプビーコンの使い方

その時の試合状況によって臨機応変にビーコンを生やしていくことが重要です。ステージ毎のビーコン設置位置を調べた方がいるかもしれませんが、全ステージ覚えるのはかなり大変ですし、なにより試合状況によって生やすべき位置も変わってくるので効率的では無いと思います。ざっくりとビーコンを生やすポイントを紹介していきます。

・基本的に相手側から斜線が通らない場所にビーコンを生やす
・1個目はかなり入り込まれないと壊されないような場所に生やす(後衛や、前線が崩れた時用)(あまりにもリスポーン地点に近いと普通に移動した方が早くなるので気をつける)
・2、3個目はステージ中央付近のできるだけ右端側と左端側に置き、多方向から攻められるような配置にする。
・押している時は2、3個目のビーコンを前の方に移動させる。その時、自陣側のビーコンを壊さないように注意する。(押し返されそうな時、迅速に復帰するため)
・打開時は割と無力なので、自陣の色んな場所にとりあえず生やす。自陣だけど行くのに時間がかかるような場所に生やすのもあり。ビーコンよりもスペシャル溜めることを意識したほうがいい。

ビーコンは、こちらが押している時にはとても強力なサブですが、こちらが押されている時は一転してかなり無力なサブになります。一度前線が崩されるとビーコンが全滅してしまい、ボルネオ単体での打開はかなり厳しくなってしまいますので、できるだけ前線を維持することが重要です。

メガホンレーザー5.1chの使い方

先程前線維持の重要性について述べましたが、そこで鍵となってくるのがこのスペシャルです。このスペシャルは単体ではかなり心細く、ぴょんぴょんしてる敵が見れて楽しい程度のパワーしかありません。そこで、タイミングが重要になってきます。ざっくり紹介します。

・初動など、敵と味方が睨み合っている時
初動などの前線がほぼ中央にありお互いに機を窺っているような時に、素早くスペシャルを溜めて敵が固まっているところにお見舞いしましょう。上手く行けば複数キルにも繋がり、カウントを進めることができます。後衛に打って隙をつくるのもかなりありです。

・敵と対面する時
自分より射程の長いシューターが仕掛けてきた時や、敵が遮蔽にいることはわかっていても無理に仕掛けると返り討ちに合うような状況下では、メガホンが心強い存在となります。敵を安置から炙り出せますし、仮に2発程度しか与えられなかったとしても、メガホンの追撃で少なくとも相討ちまでは持っていけます。

・敵がスペシャルなどで仕掛けてきた時
こちらが人数不利な状況や、相手が複数スペシャルを使用して一気に打開を狙ってきた時、メガホンを放つことで敵の足止めをすることができます。

ギア紹介

ボールドマーカー編

イカ速正義

イカ速最強
実際、ボールドのイカ速は命です。詰めるにも逃げるにも、速ければ速いほど生存率が上がります。ひたすら走り回りましょう。

ボールドマーカーネオ編

イカ速を多く積むのは無印と変わらないですが、サブの支援性能を高めるためにサブ性能を少し積んでいます。

イカニンは積まないんですか?

イカニンを積むかどうかについてはかなり諸説あると思うのですが、個人的にはつけない方が良いと思います。理由としては、イカニンをつけるとしたら潜伏キルを狙うような動きになったり、割と隠密よりの動きになったりすると思うのですが、そのような動きはボールドには向いていないと思います。
そもそもそのような動きをするならローラーの方が適任ですし、射程が短すぎて潜伏が刺さる機会があまりありません。やはりボールドはインクをばらまいていったり、逃げ回ったりする動きの方が強いと思っているので、イカニンは積んでいません。

ぶっちゃけどっち使った方がいい?

まじで無印おすすめです。
ネオも悪くはないんですが、スペシャルの破壊力が乏しいです。レーザーでロックオンしている相手にメインを当てられる機会もそう多くはないので、絶妙に噛み合っていません。それよりも、無印のサブスペの方が噛み合っており破壊力もあるのでおすすめです。

あとがき

長々と書いた記事をこんなところまでご覧いただき、ありがとうございました。私自身ボールドに限界を感じており、新たな動きを模索しているため、必ずしも今回紹介したことが正しいとは限らないことを今一度ご承知おきください。

改めて、ここまで見ていただきありがとうございました。これを見た方が環境に風穴を空けられることを祈りつつ、記事を締めさせていただきます。

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