2019/12/19 Levius

感想日記。

このアニメは主題歌のwit and loveがYouTube Musicでオススメされたことで知った。曲もさることながら、MVの映像が最高だったのだ。

機械拳闘という競技が存在するパラレルワールドの話だ。機械拳闘とは義手をつけた選手が行うボクシングである。この義手は電気ではなく、「アガルタウォーター」という血液に反応して一瞬で蒸気化し、血液の持ち主の意思に沿って動く水を動力として動く。なかなかみない斬新な設定だ。
主人公は戦争に巻き込まれて右手を失ってしまい、右手のみ義手となっている。現在は伯父の経営するジムでトレーニングをしながら試合をしている。

以下感想。

最近の作品は主人公がボロボロになる→逆転という展開が少ない。昨年のドラゴンボールの映画でも悟空はボロボロになったが、昔ほど酷くはない。ベジータに至ってはほぼノーダメージ。ボロボロからの逆転ではなかった。昔のブロリー戦では悟空、ベジータ、トランクスはもちろん、ピッコロ、悟飯に至るまでボロボロになっていたことを考えると明らかに異なる。

このボロボロ→逆転は最近どんどんと主流から追いやられているが、Leviusではイケメン主人公は顔面を殴られるし肋骨は折れるし、ちゃんとボロボロになる。仲間も主人公のために連日徹夜でチューニングしてくれる技師、自らの命を削って敵のことを探る監督、とにかく全力を尽くして疲労困憊になる。しかし、そこからちゃんと逆転する。なんと実直なんだろうか。素晴らしい。

主題歌のwit and loveもいい。主題歌で見ようと思ったアニメは2本目だ。結構テンポが独特というか、繰り返しの少ない曲。サビの部分以外、同じリズムの箇所がほとんどない(音楽詳しくないからちゃんと説明できてない気がする)。感じとしては、ずっと真夜中でいいのにの『眩しいDNAだけ』っぽい。声質も好み。

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