2019/12/27 ヒナまつり

アニメ版ヒナまつりを観終えたので感想とかつらつらと。

まず、原作よりもストーリーにメリハリがついていてすごく分かりやすかった。特に序盤の話の並べ方はかなりキレイで原作よりもずいぶんと進行が良かった。構成なのか脚本なのかわからないけど、とにかくアニメスタッフナイスです。
また、動き・セリフの間などアニメの特性をよく活かされていた。たとえば1話のヒナが篠塚組へ行く前に新田が止めるシーン、原作だと2コマだが、アニメでは間を活かして新田のセリフの重みが表現されている。あのシーンは非常に良い。いい意味で原作とは別物に見えた。


ただ、個人的にあまり納得してないのが最終話。ヒナパートは良かったのだけれど、後半のマオパートは果たして必要だったのか…?マオ自身あまり本編に絡んでこなかったし、OVAでやるとか他にやり方はあったのでは…?1話の冒頭にマオを使ってしまった手前、描写しない訳にはいかなかったのだろうけど、最終回の後半にくっつけるのはせっかくの余韻もへったくれもなくなってしまうし良くなかったのでは…
最終話もそうだが、後半は前半でストーリーを弄り回してしまったツケを払っている印象だった。整合性を保つために色々こねくり回して見えて、ちょっと残念だった。2クールあればゆとりを持ったストーリーになっていたのかもしれない。


全体としては非常に良いと思った。やはりストーリーがアニメ化に際してわかりやすく練られていたし、ギャグパートも冴えていた。いいアニメ化だなと久しぶりに思った。

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