四字熟語559
今朝の四字熟語は「愚公移山」
#愚公移山 」(ぐこういざん)とは、文字通りには「愚かな老人が山を移動させる」という意味ですが、この四字熟語は一見不可能と思える大きな困難にも、決して諦めずに努力を続ければ最終的には目的を達成できるという教訓を示しています。
この言葉は、中国の古典「列子」に由来する故事から来ています。
故事によれば、愚公という老人が住む村の近くに二つの大きな山があり、それが村の発展の妨げになっていました。
そこで愚公は、家族と共に山を少しずつ運び出して他の場所へ移動させようと決意します。
周囲からはその計画の非現実性を指摘されて嘲笑されますが、愚公は「私は死んだ後も子孫が続けるだろう」と答え、断固として作業を続けます。
その姿勢に感銘を受けた神が、最終的に山を運び去ってくれるという話です。
この物語は、どんなに困難で時間がかかる目標であっても、一歩一歩着実に努力を重ねることの重要性を教えてくれます。
例えば、大学受験の勉強や大きなプロジェクトの完成など、目標達成まで長い時間と多大な努力が必要な場面でよく引用されます。
たとえ話として、新しい言語を学ぶ過程を考えてみましょう。
初めは単語一つ覚えるのも一苦労かもしれませんが、毎日コツコツと練習を続けることで、いつの間にか会話がスムーズにできるようになる。
これは「愚公移山」の精神に通じるものがあります。どれだけ遠く離れた目標でも、一歩ずつ確実に前進していけば、いずれ大きな成果を上げることができるというわけです。
A君: ねえB君、「愚公移山」って言葉、聞いたことある?
B君: ああ、それって「愚かな老人が山を移動させる」って意味だろ?どういうこと?
A君: そうそう、でもね、この四字熟語には大きな教訓が隠れているんだよ。
中国の古典「列子」に出てくる話で、二つの大きな山が村の発展の妨げになっているから、老人が家族と一緒に山を移動させようとするんだ。
B君: えっ、マジで?そんなの無理じゃないの?
A君: そう思うでしょ?でも、愚公は「私が死んだら子孫が続ける」と言って、ずっと頑張るんだ。そして、その努力が神様に認められて、最終的には山が運び去られるんだよ。
B君: なるほどね、つまりどんなに困難でも諦めずに努力し続ければ、いつかは報われるってことか。
A君: その通り!例えば新しい言語を学ぶのも最初は難しいけど、毎日少しずつ勉強を続ければ、いつの日かスムーズに話せるようになるんだ。
B君: なんか、大学受験や大きなプロジェクトを完成させる時も同じことが言えるね。
A君: ええ、この話はどんな目標も一歩ずつ着実に進めば達成できるって教えてくれてるんだ。だから、私たちも何事もコツコツと頑張ることが大切なんだよ。
B君: ほんとだね、愚公みたいに一歩ずつ進んでいこうか!
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