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バーチャル写真展ツアーをやってみた

はじめてのnoteです。
思えば、最初は手作りホームページ(20年前はメモ帳にhtmlコードを書いてレンタルサーバにアップしてた)からはじまり、ブログ、SNSと何かしら書いていた気がするなか、どうにもnoteには手を出さずにおりましたが、書きたいことができたので書きます。

前段

考えてみたら、書くだけでなく、気がついたらなにか創っている人生でした
レゴ、トミカで街、学校に行けば筆箱と筆記用具で机の上に基地をつくっている子供でした。
シムシティ、パラランチョ、クリック&プレイ、RPGツクール、3Dムービーメーカー、A列車で行こう、マイクラ…手先が不器用なことに気がついてからはゲームやPCでのモノづくりばかりしていました。
創作の総合格闘技ともいえる映像を仕事にしてからも、どこか満たされない気持ちを抱える中、出逢ったのが #cluster でした。

clusterはバーチャルSNS。この記事を読む方は概ねclusterユーザーもしくは知っている方だと思うので詳細は省きますが、自分で世界を作って人にきてもらうこともできるというのが魅力的に映りました。
持っていたPCが古くなってきたこともあり、思い切ってゲーミングPCを購入。さっそくバーチャル世界を作るために必要なソフトであるUnityをダウンロード。
映像制作だけでなく様々なツールを使ってきたのでUnityの初歩的なことはすぐに理解できました。奥深くやろうとすればプログラミングをしっかりしなければいけないけれど、すでにあるものを組み合わせるだけであれば、アイデア勝負で行けるなと。
新しいことをやる時はまず踏み出してみると、やりたいことに合わせて知識やスキルが身につくものです。

初めてのワールドづくり&勢いでイベント開催

前段が長くなりましたが、ちょうど最初のホームページをつくってから20年の記念日だったこともあり、11月20日に写真展ワールドをつくりました。

clusterの魅力はイベントが開催しやすいところにあります。
もともとはバーチャルイベントプラットフォームとして進化してきた経緯もあるみたいです。
物は試しにイベントを開いてみました。やれば誰かは来るんじゃないかと。

2020年12月12日。写真展イベントを開いてみました。当時はあまりイベントも頻繁ではなく、イベントさえやれば人が来るだろうと思ってました。

結果…延べ入場者数15人。

それはそうです。clusterの知り合いゼロ。告知方法もわからない。
もちろんclusterのコミュニティに参加していない人のイベントでも
人が集まるものはありますが、ほかで有名だったり、魅力のあるイベントがほとんど。「だれかしらない」人のイベントに誰も来ません。

屋上での出逢い

しかし、その15人の中にいたのです。声をかけてくれた人が。

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人というか鳥でした。noneさんです。
旅についていろいろと聞いてくれて、深夜にずっとお話をしてました。
いつか、この世界旅写真展の会場屋上でトークイベントなんかやれたらいいですね、なんてことも話しました。
はじめてclusterで誰かと話せたこと、イベントに来てくれたこと
とても嬉しかった。

最初は写真展をつくって、あとは人が来てくれればいいや、くらいでしたが
こうして人と交流できたことにはまってしまったのです。
(その前にYou Aoiさんがツイートしてくれたのも励みになってました)

その後、クラスター民との麻雀、初見くんミラちゃん結婚式、加速祭
そして転機となった火星銭湯、と どんどん友達が増えていく過程は
またの機会に話すこととして、今年の2月からは国内旅写真展に着手。

写真で日本縦断イベント

北海道・東北編をはじめてから半年。色々な出会いがありました。
最後の写真展となる九州・沖縄編、これで一区切りとなるので、
なにかできれば、と思いました。
そのちょっと前に、TTVRきっかけでニューヨーク編のミニツアーや
国内旅ミニツアーを偶発的にやる中で、解説して回る、地元の人に話してもらう、というのが面白いなと思っていたので
地元Vとして活動している方、住んでいる地域を明らかにしている方などをゲストにお招きし
展示会場をまわりながら、そこに写し出された日本全国津々浦々な名所を紹介する、バーチャルツアーをすることにしました。
バーチャル内でのツアーでありながら、実際の場所もツアーした気持ちになれるイベントにしたつもりです。

https://cluster.mu/e/891abd4c-865e-4502-9381-8508eb9d61be

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あの日から8か月、多くの方と出逢えた結果、実に11名の方がゲストとして
ご協力してくださいました。延べ来場者数400人。
たくさんの方に来ていただけました。
誰も知り合いがいなかったのに、気がついたら大切な人が増えていました。
周りを見れば、古くからの親友のような人も、毎日のように声を聴く人も
リスペクトする人も、いいライバルも、そこにはいました。
いつも会うのが当たり前のような人たち。会ったことがないのに笑顔が浮かぶ人たち。もちろん、はじめて会う人たちも。感謝しかありません。

あの屋上へ

全6会場をまわり、最後は旅についてのトーク。
会場は、noneさんと出逢った、あの屋上です。

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最初のイベントのときに話していたことが、実現できました。
いつかとおもっていたことを叶えることができました。
あの日noneさんと出逢えていなかったら、こんなにclusterやることも
多くに人と出会うこともなかったでしょう。
写真展だけ作って放置していたかもしれません。

思い切ってイベントをやってみたから人と出逢えて
出逢いが広がって、もっと大きなイベントができた
出逢えたからこそ今日がある。出逢えた人と今日がある。
それをこの屋上に帰結できたこと、感慨無量です。

まだ1年も経っていないと思えないほど、濃い時間です。
ワールドは人に来てもらって完成します。
いままでなにをつくっても満たされなかった創造欲が満たされる、というと
他の人を自分の欲に使っているようですが(それも全否定はしませんが)
人との出会いという目に見えない創造物が発生している毎日です。
それは実際手に触れられる物質よりも創造的。
考えてみれば、愛ってそうでしょう。愛だってバーチャルといえる。
それは仮想ではなく、本質的にそこにあるもの。
愛がバーチャルなら、バーチャルにある愛をどうして否定できるでしょう。

次は盆踊り

いままではワールドを使ってイベントをやっていましたが
次はイベントを念頭にワールドを作りました。
主催するだけではなくて、誰かと一緒に作りたい。
みなさんと一緒に創造したい。
https://cluster.mu/e/7262af63-9618-4ac0-9c77-1fd8c457e70f

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絆と呼べないほどもろいかもしれないけれど
いまここにある愛は、少なくとも仮想ではない。
#cluster

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