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時代を創ろうSexy Zone。

突然だが、アンパンマンや、プリキュア、仮面ライダーや、OnePeaceなどの有名なアニメを知っている人を見て育った人はどのくらいいるだろうか。

そして、何故子供は見入ってしまうのか。

いや、これは子供だけではない。大人でさえ、その展開に目が離せなくなる。

私自身、小学5年生の時に集会が中止になり、全校生徒が体育館でアンパンマンを見る時間が与えられたことがあった。もちろん、小学校高学年なのでクラス全員猛反対した。けれど、上映して5分も経たないうちにクラスメイト全員がその物語に釘付けになっていた。

一体なぜこんなにも愛され、誘われてしまうのだろうか。

その答えは至って単純。登場人物一人一人のキャラクターの濃さと、視聴者を裏切らない奇想天外な話の結末。そして、様々な困難を乗り越えた先にある"感動"そのものが視聴者の心を奪っている。

それを3次元で表してくれているのがSexyZoneだと思っている。彼らには約10年間の物語がある。そして、今その物語の第一章が終えようとしているのだ。

中島健人(26) 1994.03.13生

家族構成は、女性に関することには厳しく指導するスパルタな母と、言葉の因果関係は破茶滅茶な父親の一人っ子。

彼は、17歳という若さでグループの最年長を務め、この若さで最年長としてグループの先頭に立つ。ONE PIECEで言えば、ルフィーのような存在だ。自分の信じた夢に向かって、ただ希望を抱き、奇跡を信じ、ひたすら前を向いて突き進んでいくような人。たまに、お馬鹿が出て、高校生みたいな顔に戻る時がある。それは、周りを信頼している証拠とでも言えるのだろうか。そして、食のことになると、アイドルを捨てる瞬間があるのかもしれない。いち中島健人として、写真撮ったり、食をする。ただ、この写真をファンに見せてくれるのがさすが"中島健人"といったところだろう。もちろん、他人の悪口は決して言わないし、バラエティでも彼の機転の効いた語彙でその場を明るく照らしくれる存在。そんな性格はカメラ意外でも発揮されているそう。それは、本人からではなく全て周りの人物がそう発信されている。彼の最強の武器はその人望と絶大なる信頼であろう。ただしかし、私は世界の中心でこう叫びたい。彼はSexy王子なのではない。我々のようにとてつもない苦痛や、葛藤と向き合って生きている。それは、アカデミー賞の時に痛感した。WOWOW配信で任されたその大役に全力で立ち向かおうと、英語の勉強だけではなく、受賞者の役柄、エピソードまでを知り尽くし、番組を盛り上げた。それは彼の底知れない努力があったからこそのものだった。手に抱える英語の紙。これは何枚ものに及ぶスタッフが用意した台本ではなく、彼自身が質問したいリストをまとめ、視聴者にも楽しめるような質問内容。それを抱えて震える手足で全力で立ち向かっていた。もう一度言おう。彼はSexy王子なのではない。

そう、

彼は、何者でもない。

中島健人は中島健人であるのだ。


菊池風磨(25)1995.03.07

家族構成は、歳の離れた弟と妹がいる5人家族。長男として、とても頼もしいことから、良くセクゾの最年長では?と疑われることもある。

そんな彼はとんでもない奴だ。寝る間を惜しみ、LIVEと勉強を両立させながら、大学入試で合格し、「慶應義塾大学」に入学。そして、ストレート卒業をしたしたエリートアイドル。その一方で、ジャニーズという最高の守り神を自ら捨て払い、自分だけの道を今切り開こうとしている男。ジャニーズの王道と呼ばれるその道を捨て、自分で切り開くのだから、その分リスクも伴う。彼の行動一つで炎上したりすることもある。その一方で、視聴者の目線は彼に留まり、彼はジャニーズなのか!!という思考に変わる。それこそ、菊池風磨の狙いなのでもある。ここまでいうと、営業妨害に成りかねないが彼は計算高い。けれど、彼はブレない。それも、自他共に認める程のとんでもないくらいの負けず嫌い性格で、一度決めたことは全力で守ろうとする男。乗せられたレールの上をただ走ろうとするのではなく、明らかに自らのワールドを繰り広げられていくのだ。ドッキリ番組では芸人以上の体の張りや表情。ここでもジャニーズなの!?と疑ってしまうほどの体の張り方だと思う。しかし、そんな彼にも「エモい」ところがある。それがアイドル菊池風磨だ。彼の想像力は絶するものである。個人的にお勧めするのは菊池風磨の2017年のソロLIVE。今年デビューしたSixTONESと共に完成させた。そのLIVEのあらすじは大まかにこんな感じ。

一人の少年が幼くして亡くなった。友達と遊んだり、海に行ったりと夢見た少年。しかし、それも果たすことなく天国に旅立った。それから季節は何度も巡ったある日「1日だけ生き帰ることができる」ことになる。幼少期の友達と共に、全力で全力で最期の最期まで遊んだ。しかし、やがてその時は来てしまう。…最後にある事を少年は決断を下す。

多少重い話になってしまう内容だが、命の尊さ、この瞬間を全力で楽しむことの大切さ、友達の存在、他にもこの一つのLIVEから学ぶことは山ほどあった。学校ではあまり触れられない内容を、LIVEという場で体験することができる。もちろん、この想像力をSexyZoneのLIVEでも活用している。この話は後ほど。

佐藤勝利(24) 1995.10.30

父(亡)と母と兄と姉がいる。兄は開発系の企業に勤め、姉はCAという情報がある。そんな佐藤も末っ子だ。

顔面国宝。そう称される彼のことが、私は最初怖かった。整いすぎる顔と圧巻な運動神経の持ち主。映画だったら、こんな最高な人物は大抵裏の顔を持っている。私の固定的概念から、何故か私はずっとそう思っていた。完璧すぎる人間なんていない。

……いや、違ったんだ。彼は彼自身を完璧な人物なんて思いやしてない。彼の謙虚さはどこまでままっすぐで、自分の名前の「勝利」に名前負けしないように一生懸命努力してきたんだ。それを深く感じたのは彼が20歳の時だった。2月13日に行われた『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の収録中、メンバーの菊池風磨から佐藤宛てに20歳を迎えたことについてお祝いのメッセージがあった。その中で菊池は「オレらには気を使わず、弱いところも見せてほしい」と佐藤の心労を気遣い、「お母さんとお父さんがいなかったら、ボクは彼(佐藤)には出会えてなかったと思う」と、佐藤の両親へ感謝の言葉を送った。佐藤の父親は彼が19歳の時に亡くなっている。その後、菊池が作詞を手掛けた大切な人へ贈る曲「20 -Tw/Nty-」を2人で披露。歌唱中、菊池が肩を組むと、佐藤は堪えきれずにステージ上で号泣してしまった。私は、今まで背負ってきた彼自身へのプレッシャーから肩の荷が降りたような瞬間だったと思っている。後から考えると、その辺りから、彼の殻が破れるきっかけになったのかもしれない。彼の良い意味でノーマルで穏やかな性格から一変、ツッコミを極めるべくセクゾ冠番組で修行を積み、様々なバラエティ番組でその努力を披露し、段々オリジナリティー溢れた世界へ一歩ずつ進化している。そして、この顔はかつての謙虚な顔も含めた、俺らの時代を創ってやるという力強さでさえ伝わってくる表情へと変わっていったんだ。

マリウス葉(20) 2000.03.30

彼は、日本人とドイツ人のハーフで、母は元宝塚。父はドイツで不動産業を営んでいる。優しい兄と姉に恵まれた末っ子。そして、財閥の御曹司と呼ばれるほどの大金持ち。漫画でもこれ程の情報量が多いキャラクターは扱わない。(笑)

僕が好きな数字は「104!!(天使)」と満面の笑顔で答える妖精のような顔立ち。彼はジャニーズ事務所に2011年1月に所属となる。その2ヶ月後の3.11の三週間後の出来事を、彼は後にこう話している。

『仕事のためフランクフルトから東京へ飛ぶ際「子供が東京へ?行くのは絶対にやめなさい。いまからでもキャンセルを」飛行機に乗ることを税関で止められた。でも、どんな状況でも「ジャニーズに入って みんなを幸せにする」という自分の夢を叶えるため あきらめなかった。行きも帰りも 飛行機に乗っていた子供は僕一人だった。けれど、その決心は間違っていなかった。だって Sexy Zoneのメンバーとファンのみんなに会えたから。

彼は当時11歳。小学5年生という幼さで、自分の人生を決断し、我が道を進んだ。((前半に畳み掛けすぎてる)) そんな彼は、今は大学生。地球のために、未来のために、自然のために、今自分が何をできるかを考え、人を幸せにする方法を探している。

松島聡(22) 1996.11.27

父と姉の家族構成。
母親の存在はあまり知られていない。

僕は出川さんが憧れです。と放つ彼の名は松島聡。今は活動を休止している。が、私はこの出来事が神の与えた最高のクライマックスだと思っている。物語には、必ず山場がある。それをつくるのが彼の役目だと。何故そう思うのかと聞かれても、よく分からない。しかし、、、

例えば、今のSexyZoneの様子を「ミロのヴィーナス」だとしよう。欠けてしまったそのパーツすらも愛おしく美しく見れるはずだ。そして、人はこう思う。「この欠けてしまったパーツも美しかったのだろう」。そう、見えないはずの部分も推測で美化される。その一方で、「この腕がないからこそミロのヴィーナスは成り立つ」という人もいるはずだ。では、どうだろうか。このミロのヴィーナスの腕がもし、今この瞬間に見つかったら。今までのミロに対して、どんな意見を持っていようが、一度見てみたいと思わないか?この何百年も見つからなかったものが、出てきたら。これほどまでに美しく麗しいあの身体が完成する。その瞬間を見たくはないか?きっと、世界中の人々がルーブル美術館に駆けつけることになるだろう。

SexyZoneはこの4人での活動を、これほどまでにないくらい努力し、周りに認められた。しかし、これはあくまでも個々の努力であり、完成はしていない。どんなに美しく、輝いていてもこれでは完成していないのだ。残りの一つのパーツが見つかった時、それは一つの大きな武器となり動く。この山場を私は見てみたい。

一人一人が自分だけの歩み方を見つけ、時代を創るために一歩ずつ歩んでいる。彼らのいう「頂点」であり「時代」とは何なんだろう。彼らがどのアーティストよりも目立つようになったとしても、それは彼らの創りたい時代ではないような気がする。

「何がを信じ、それを恐れず、突き進む。」
その強さこそが彼らの何よりの武器であり、最大の魅力のような気もする。


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【 続編 】2020.08.12 歴史が動いた

2020年は年が明けた時から真っ暗闇だった。コロナ、豪雨、台風、芸能界の騒動、。

世間は思ってた2020年じゃないと言う。 

私は、今年アカデミー賞を受賞したパラサイトのあの父親の言葉が大好きだ。

「計画さえなければ失敗も起きない」

明日、私たちは生きているかもしれないし、死んでいるかもしれない。そう、なにもわからない。そんな世の中で一筋の光が今日、まさに今、この瞬間、見えた気がする。


聡ちゃんおかえり。

ずっと、ずっと、この日を待っていたのに、なぜか実感が湧かない。こんなものなのだろうか。でも、涙は止まらないし、手の震えも。ずっと浮いてるような気分になる。あぁ、よかった。



5人の姿がずっとずっと見たかった。

これからも、5人であれ。幸あれ。


時代を作り出せ。その日まで私は応援する。


絶対にこの感動を忘れない。

作成者:ぱんだ
Twitterアカウント: @panda__rose



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