読書感想文のテンプレート

読書感想文を書く間にもう2冊は読めると小学生のころ思っていた。で、
まだアレが苦手な人は多いだろうなと思ってテンプレートを作ってみた。
まずＡＢＣについてアンケートに答えるように順番にメモに書き出す。
それを原稿用紙に語尾を整えながら書き移せば読書感想文は完成します。

Ａ：作品の説明→Ｂ：自分が感じたこと→Ｃ：まとめ、
の3ブロックで書くのがセオリーというか、わかりやすい形です。

アドバイスとしては
「友達にこの本を勧める」ように書くとうまくいきます。
友達にお勧めするポイントが決められると
Ｂに書く内容をうまく選べます。


Ａ-1ブロック（出会い）《短く》
なぜこの作品を選んだのか？　どうやって知ったのか？
読む前に本の実物やタイトルを見てどう思ったか？

Ａ-２ブロック（作品の説明）
「大雑把に説明すると、こんな話」という内容を書く。
１）主人公は誰？　どんな人？　
２）舞台はいつの時代のどこの場所？
３）お話の中で何か普通ではない事件が起こるかどうか。
　　起こるなら、その事件を説明する。
　　起こらないなら「大事件は起こらない」と書く。
４）自分の住んでいる世界と、はっきりした違いがないか？
あったらそれを書く。

Ｂブロック（自分の感じたこと）《ここがメインの部分》
●１～10全部じゃなくて、３つくらい選んで書けばたぶん大丈夫。

１）どの登場人物が好きか→どのセリフ、行動でそう思ったか書く。
２）話の中で、驚いたところ（予想とは違う展開）が、あれば書く
３）ドキドキしたところ、こわかったところが、あれば書く
４）笑ったところ、面白かったところがあれば、書く
５）感動したところ、すごいと思ったところがあれば書く
６）泣きそうになったところがあれば書く。
７）「許せない」「それはおかしい」と思ったところがあれば書く
８）読んで「勉強になった」と思ったところがあれば書く。
９）「ちょっと気がついちゃったこと」があれば書く。
10）「私だったらこうする」と思ったところがあれば書く。

Ｃブロック《まとめ》　《ここは、ひとつひとつの答を短く簡潔に》
１）読み終わった感想をひとことどうぞ。

２）この作品の一番の見所はどこですか？（Ｃ）で書いたことの中で
一番のやつをもう一度書いてもいい。

３）「物語」は、お話の最初と最後では必ず違う所（変化）があります。
　　　この話では、何がどのように変わったのか書いてください。
☆この変化は作者の「一番言いたいこと」に必ず関係がありますから大切。

４）その変化について思ったことを書いてください。
良い/許せない、うれしい/悲しい　だけでも、もっと長くてもいいです。☆Ｂですでに書いちゃっている場合は省略してもいい。

５）この作品は、誰にお勧めですか？
たとえば　
●わくわくドキドキしたい人　　●知らない世界に行ってみたい人
●いつも怒っているお母さん。　●恋愛で悩んでいる□□君
●傷ついている人　●友達がほしい人　
●自分に自信がない人

分量の配分は　１：３：１くらいを目安に。
400字×5枚だったら、1枚・3枚・1枚　
２枚（800字）だったら　0.5枚、1枚、0.5枚
適当でもいいと思うけど。