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「第三章 女性牛飼いの章⑪」~農家の夢~

女性牛飼いさんは本業はもちろん牛飼い。

お米づくりは副業なので田んぼの面積はそんなに多くありません。

しかし、この牧場はお米づりに必要な「トラクター」「田植え機」や「コンバイン」 「乾燥機」「籾摺り機」「計量器」などなど必要な機械をすべて揃えています。

もちろん牛飼いに必要な機械もそろっています。

(牛飼いの仕事は子会社になりましたが、お米づくりのは独立してやっています。)

それぞれ数十万円する機械。百万円をゆうに超える機械もあ沢山あります。

女性牛飼いさんのお姉さんは言います。

「あの子は昔から機械が好きで。」

機械が好きすぎて本当は必要でない機械も買ってしまうようです。

なので、どう見ても大赤字です。

さらに大量の動物たちのエサ代、たくさんいるから病気になる事も多いので よく病院に連れて行ってたくさんお金を払っています。

どこにお金があるのやら?

牛飼いはそんなに儲かるのかな?

そんなある日、女性牛飼いさんはつぶやきます。

「田んぼと動物がなかったら働かなくても暮らしていけるんや。」

「えっ!!??」

なんと!女性牛飼いさんは家賃収入だけで食べていけるそうです。

持っている田んぼの上にお店ができて、そこから家賃収入が入ってくるようになりました。

自分のもっている田んぼにお店が建ったり道路が通ったりすると大金が入ってきます。

宝くじに当たるようなもの。

それは多くの農家の夢なのです。

その夢をゲットした女性牛飼いさんは、牛舎や農機具をすべて売っぱらって働かないで暮らす事も可能なのに、牛飼いをして稼いだお金で色んな動物を飼ったり、色んな機械を買って大赤字になるお米づくりをして暮らしています。

何をしているのでしょうか?

でも、好きな動物に囲まれながら好きな機械を揃えて好きな仕事をして毎日楽しそうに働いているのでそれでいいのでしょう。

つづく

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