「恋、オレンジ」
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クレジット(敬称略)
プロデュース・作詞・作曲・映像 ・ボーカロイド調声: ギンクル
イラスト : ZUMI
Keyboard Arrangement : 青田圭
Guitar Arrangement : たまいす
Bass / Drums Programming & Choruswork : ブロブ
Mixing & Mastering & SE Programming : しょてん
Recording Engineer(Guitar) :Yusuke Takizawa
Special Thanks:かふぇ
歌詞
キミを知って 染まりだした
帰り道と 揺れる心
消える前に ふと落ちる前に
駆けだしていこう オレンジの先へ
醒めない夢を見てた 鳴りやまぬベル止めるたび
「知らぬふり 気づかぬふりは 何度目だっけ？」
「ずっと このままでいられたら」なんて
思えば想うほど どうしようって
愛しくなって 頬 オレンジに染めて
いつもの放課後 暮れる街並み
キミの 息白く 溶けていく
不完全の"好き"を 真っ赤に満たして
抱きしめて そしてキスをして！
キミを知って 染まりだした
"好き"をもっと 染めたくなった
当たり前が 幸せなのに
もっと触れたい 確かめたい
"恋"を知って 切なくなって
次は"愛"を 知りたくなった
たまに触れる 指 そっと重ね
駆けだしていこう オレンジの先へ
重ね着擦れるたび 髪の匂い感じるたび
心地よい 淡い鼓動 繰り返していく
もし明日 キミからさ
「恋人が できたんだ」と
言われたら どうしようかなんて
息できないよ
"友達以上 恋人未満"より
変わらぬ"今"恋しいから
今すぐキスをして！
キミを知って 染まりだした
"好き"をもっと 染めたくなった
当たり前の 幸せだから
ずっと優しく 守りたい
"恋"を知って 切なくなって
次は"愛"を 知りたくなった
長く伸びた 影 そっと踏んで
駆けだしていこう オレンジの先へ
(Come to Deepen Orange)
色づくたび ねえ
(Come to Deepen Love)
止まらなくなって
重なる影と 二人の距離と
移りゆく 紅葉と夕焼け
染まる 濃いオレンジに
キミを知って 染まりだした
"好き"をもっと 染めたくなった
当たり前が 幸せなのに
もっと触れたい 確かめたい
"恋"を知って 切なくなって
次は"愛"を 知りたくなった
照れながら 頬 そっと重ね
「今年の冬は何しよう」なんてさ
気が早いよ なったばかりなのに
恋、オレンジに
オフボーカル音源
マスタリング済・未を用意しています。
YouTube・ニコニコ動画・TikTokなどの動画サービスなど、二次創作への利用も大歓迎です。
キー変更・商用利用などありましたら、Twitterへお問い合わせください。
ただし、スタッフを含め、第三者や組織などへの誹謗中傷・批判・検証などに値する使用は禁止します。
コンセプト・世界観
秋 ちょっと肌寒くなってきて上着を厚いのにするか否か迷うくらいの夕方が舞台です。
「好きって気持ちを伝えたいけど、それを伝えて変な感じになるくらいなら、今の時間がずっと続いてほしい」という気持ちを歌詞・メロディー・サウンドで表現したいと思い、制作しました。
「思い出たちにキスをして」「あの夏、ボクはキミに恋をした。」に続く季節モノの3作品目です。厳格にシリーズ化しているわけではありませんが、各季節に準じた恋愛を、自分なりに描いてきたつもりです。
サウンド
9月下旬より、各クリエイターさんにデモをお持ちして、お声掛けを致しました。
ギターのオーダーに関しては、原文ママ、以下の通りです。
大枠として「片想いのメロディを」のギターのようなアレンジだったらいいなぁ、というのがあります。
冒頭...アルペジオでDsus4～(Cubase基準9小節目)の部分で助走をつけて、ギターソロに向けて盛り上がる感じ
ギターソロ...チョーキングを使ったクセ強めなのが好きです、アレンジされてもOKです
1番Aメロ...堀江曲あるあるのギター無しで、Cubase基準26小節目で入る感じです
後は、恐らく想像してるものは似ていると思います(うまく言語化できずに申し訳ないです...勉強します)
今回はスタジオレコーディングということで、純粋に生音がいいです。
たまいすさんのnote も面白いのでぜひご覧ください。
ピアノに関しては、今作はギターメインのアレンジということで、ギターを支える感じのアレンジ、ところどころで和風のニュアンスも出していただきたいとお願いさせていただきました。
青田圭さんのピアノアレンジは素晴らしいですね、
また、リハモも青田圭さん主導でお願いさせていただきました。
ベースは特に何も言っていません。彼が置きに行くわけがないので、好き勝手に暴れるはずだと思って、完全に一任しています。今回は田淵智也リスペクトらしいです。
ドラムは最初は自分で打ち込んでいましたが、違和感のある流れもある、ということで、完全に流れでブロブさんのアレンジが入りました。手数が増えてます。
途中の時計の音は、ミックス中に「時計の音を入れたいっすね 笑」と言ったら、しょてんさんが入れてくださりました。時計の音...KEMU VOXXということで、映像も遊び入れてるのでぜひ。
こういう、かなり曖昧なオーダーで、手前味噌ですが聴きごたえのあるサウンドが生まれたのは、ひとえに皆さんの技術力及び、全員バックグラウンドの音楽が同じであるからに違いありません。
また「全員で制作していくと面白いのではないか」ということで、通常1対1でやるような連絡も、TwitterのグループDMを使用し、デモやmidiのやり取りを全員が確認でき、全員が口出しできるスタイルをとりました。
マスタリング後の音圧は「あの夏～」よりもUPしています。音圧は控えめがいいという風潮がありますが、個人的にはゴリゴリあったほうが好きです。
皆さんはどうでしょうか？今回の音圧がキツイという方は教えてください。
次回作では、自分でもっとアレンジを作り込んでお願いしたいと思っています。頑張ります。
少しでもこの制作を通して、何かしら楽しんで欲しいな、聴いた方にクリエイターさんの存在を知って頂きたいな、と思ってオファー・進行・宣伝させていただきました。そうなってくれることを願っています。
ビジュアル
ビジュアルは、スペシャルサンクスのかふぇさんのアイデアを参考に、いつもからお世話になっておりますZUMIさんにお願いさせていただきました。
ZUMIさんは、いつも自分の想像の100倍くらい素晴らしいイラストを提案してくださるのですが、今回も本当に凄いですよね...！ZUMIさんのツイッターは以下になります。素晴らしいイラストをたくさん投稿されていますので、ぜひご覧になられてください！僕もツイッターのイラスト経由でお声掛けさせていただきました。
パンケーキが好きなのと、僕の作品群のシンボルにパンケーキを仕立てたいというのがありまして、イラストには毎回「パンケーキ要素」を加えていただきたいとお願いしています。毎回本当にいいポイントでパンケーキ要素を付けてくださっています。
ぜひ、動画などをしっかり見て、見つけてみてください！
背景の写真は、用事があって行った鹿児島の風景をスマホで撮って加工しています。「あの夏～」から、明確に聖地巡礼もできるようにしています。
「地元の風景」を撮りたいと思い、駅から一番近い学校を見つけ、その方角に向かい、勘で行った道中で「いいね」と思った場所を撮影しています。たまたま見つけた学校は、唯一、木がすこしだけ黄色に色づいていて良かったです。
学生がいっぱいいて撮りづらかった。
さいごに
およそ2か月、たくさんの方のお力によって出来上がった「恋、オレンジ」。去年までの自分は「全部自分でやればカッコいい」という誤った固定観念がありましたが、今後はみんなと一緒にやるのがカッコいい時代かも。
現在のボカロシーンの主流とはかけ離れた「バンドサウンドのアニソン」的な楽曲にはなりますが、シーンにとらわれず、今作りたい楽曲を粛々と作り続けていきたいという意思も込めて制作しました。
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