日記(5/9)

ゴールデンウィークに訪れた、とある飲食店の話です。

ちょうどゴールデンウィークはじめの土曜日、友人と山奥にドライブに行った日がありました。帰りに「蕎麦を食べたいね」となってGoogleマップで「蕎麦」と検索したら、謎の星4.9の評価(しかもレビューが100件近くついている)の食堂がありました。

店名入れてエゴサーチされるの恥ずかしいので画像で失礼

Googleのレビューあるあるなんですけど、本当に小さな理由で★1とかがついてくるので総合評価はかなり低めにつきます。だからこそ、★4.9って凄すぎる。

全然蕎麦屋さんじゃないけど行ってみることにしました。

店構えはこんな感じ。

地図が埋め込めなかったので力づくの埋め込みですが、近づいた瞬間「あっちゃ~」となりました。明朝体で「ランチ」とか「ラーメン」とか書いてある、この手の汎用性の高いのぼりを掲げている店はちょっと味や価格的に怪しい可能性が高い。おまけに「お食事処」とまでなると本当に怪しいです。

ただ、あまりにも山奥のため、引き返すわけにもいかず来店。既に3~4組、他のお客さんが店の外で待っていたのですが、特に順番待ちのボードもない。店内の扉を開けてみましたが、ちょっと待っててくださいね~!と言われて10分くらい放置されました。

その後、流石に忘れられてると思ってもう一度申し訳ないけど声を掛けたら、車で待っていてくださいね~!と言われました。そこから40分程度、流石に忘れられていると思ってもう一度申し訳ないけど声を掛けたら、店内に入れてくれました。

店内図

店内があまりにも狭かったのはいいんですけど、僕の座っている机(レジ横)は座敷になっていて、しかもレジと背中の間が5cmくらいしかないので、少しでも猫背になるとレジの備品が総崩れになるのでドキドキでした。総崩れになるのを4、5回繰り返しました。

ホルモンの焼いてる定食を注文しました。かなり心遣いが凄い店で、お待たせしてごめんなさいね~と何度も言ってくださり、注文してもいないうまい棒やケーキ、さらにはお肉まで頂きました。

隣の席の家族連れは、結局お父さんが頼んでいた定食の注文を忘れられているせいで届いていなかったのですが、その代わりか知りませんがお母さんが頼んでいたステーキがとんでもない大きさで届いていました。

人は誰だってミスを犯します。僕が来た段階で注文ミスがあったということは今までにもミスは凄かっただろうし、オペレーションに問題はあります。でも、お店の方の心遣いがあれば別に問題ない。だから★4.9もあると思うし、僕だって★1000くらいはつけたいくらい暖かい気持ちになりました。

味も最高でした。ご飯もおかわりをサービスしていただけて最高です。

もしこの辺に行く方がいらっしゃいましたら、ぜひ行ってみてください。

公式サイトより引用

僕が伝えたいことは、ミスっても「ぬくもり」や「愛嬌」さえあれば平気だということ。

スーパーでバイトをしていますが、時々バイトの他の子がお客さんから怒られてるのも、大体は「ぬくもり」や「愛嬌」が不足しているから。お金を渡しそびれたら、レジ袋をつけるのを忘れたら、商品がなかったら、まずは「ぬくもり」や「愛嬌」をこめて「大変申し訳ございません。」と言い方を変えながら最低4回は言う。そうすれば大体のお客さんが納得して帰っていただけます。

M3で成功を収めたのも、そう思えば「ぬくもり」や「愛嬌」のおかげですね。デジタル化が進みますが、ふとしたところで「ぬくもり」や「愛嬌」を皆さんにお届けできるよう、日夜精進です。


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