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50歳間近の私 お母さんの居場所 (月を愛でる)

息子たちに学習机を買ったのは小学校入学の時。
引き出しの中には教科書もノートもおもちゃもバラバラと入ってる。
どこかのお土産のキーホルダーなんかも、とりあえず机に飾る。
お兄ちゃんの大学入試を機にそれぞれの子供部屋を与えてからは、私物はさらに増えていく。
とりあえず部屋に置いてーって。

侵食されるように夫の書斎がなくなり、私のクローゼットが明け渡され、手狭な和室に夫婦の寝室が移動…。

いや、いいんですよ。もちろん。
かわいい我が子の受験のためですからね。

でもさ、でも…

だんだんと家の中に居場所がなくなる。
趣味の小物とか、本とか、
家中の隙間に
ちょっと間借りしてまーす
みたいな感じで点在してる私の私物たち。

あと数年で独り立ちするかもしれない子ども達。
今の窮屈な気分も、淋しく振り返るんだろうなーなんて思ってみたり。


先日の月蝕、
お兄ちゃんが誘ってくれて
家族4人で夜のお散歩。
小学校側の小さな公園で眺めた月は真っ赤でした。

懐かしい鉄棒にちょこんとお尻を乗せて、まるでカウンターベンチのよう。逆上がり。前まわり。
滑り台は潜るようにして滑って。

秋はしんみりしちゃいますねー。

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