Vol.10(11/27) パームトーン週末レポート~あきっすんから漫才まで、もっと大胆に遊ぼうぜ!

こちらは冴沢鐘己 公式メルマガを記事ごとにアップしたものです。
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11/23(土)は「あきっすんの土曜パームトーン劇場」でした。

あきっすんは、僕のところに来る前にはすでに基本スタイルが確立していて、たぶん彼らの周りもそれを「よし」している感じだったので、最初はあんまり何も口を出さず、やりたいようにまかせてたかな。

とりあえずBBガールズと籾井優里奈で手一杯だったし。

やがてBBと優里奈のスタイルが固まって来たところで、一気にあきっすんの弱点が露呈してきたのね。

一番の問題点は、せっかく曲は面白いしいい曲も多いのに、まっすんのギターだけではまったくその良さがまったくお客さんに伝わっていないってこと。だからその分、パフォーマンスが荒っぽく過激になってくる。ウケばかり狙う感じよね。

で、とりあえずCDを作るとなって「蒲生四丁目」をじっくり聞いた時に、まっすんの本来の音楽性やロックスピリッツがわかってきて、これはちゃんと、普通にロックンロールやポップソングとして仕上げたほうがいいなと思ったわけです。

ずっと小さなライブバーを本拠地としてきた彼らにとって、オケで歌うのはピンとこなかっただろうし抵抗もあっただろうけど、そんなこだわりは豚にでも食わしてしまえ。

わくわくシティーパークやサウンドパークなんかで、オケで歌うのに慣れてきて、ふたりの動き(特にまっすん)に自由度が出てきたら、どんどんグルーヴが出てきて大きな盛り上がりを作れるようになったのは皆さんもご存知の通り。

あきちゃんも、「火曜パームトーン劇場」を始めて定期的にパフォーマンスをチェックできるようになったので、細かい指示でバージョンアップできるようになったから、どんどん良くなってきてます。

長所を伸ばし、欠点をつぶす。

努力家だけど考え過ぎてしまう彼女にとって、微調整しながら進める環境は合ってるみたいね。

あきっすんのセットリストも、基本あきちゃんが考えて、何かあれば僕が意見をいう感じで進めつつ、きっと彼女なりにいろいろデータを取ってるんでしょう。

スタイルが完成するまで、あともうひと息。

そして11/24(日)は「GIG-1グランプリ」でした。いやあ、充実感いっぱい。

予選から敗者復活に最終で滑り込み、決勝にも最終で滑り込めて、ネタを2つやれました。うれしー。

あ、漫才の話です。

漫才そのものはもちろん、ネタ作りとかも、できるとは思えなかったことが、だんだんできるようになるって楽しいよね。久しぶりに舞台袖で味わう緊張感も新鮮。

本業の音楽イベントは裏方に回ることが多いのに、漫才のイベントでは裏方を人に任せられて、がっつり出番で頑張れるっていうのもおかしなものです。イベントを支えてくれてるすかいどん&白魔導士くんに感謝。お疲れさま。

このイベントをきっかけに、また新しい風がパームトーンやfm GIGに吹いて来ているもいい感じ。

優勝した「男塾。」の3人はもちろん、参加者全員がお笑いに対して真剣に取り組みつつ楽しんでるのも、とても爽やか。

なんだかんだいうけどね、イベントやれる場所ってあんま無いのよ。京都でも大阪でも。ミュージシャンはそれでもまだそこかしこにライブハウスやライブバーがあって、それなりに環境も整ってるけど、お笑いとかお芝居とか、ほんとに無いよ。

昔っから僕は、お笑いもお芝居もライブハウスでやれば、音響も照明も揃ってるからやりやすいのにって思ってたけど、借りるシステムがちょっと違うのよね。

あと、メンタリティーも。音楽やってない人にとって、ライブハウスの空気感はけっこう敷居が高いし、なんだか怖くてなかなか馴染めないと思う。

だからこそ、

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