センスオブワンダーを育みたいのは本心だけど、小難しく言わずに、自分が楽しいことをムスコと一緒に楽しむ日々を今から過ごしていきたい
去年の夏まで、窓をあければ高尾山。足早に2分歩けば川遊びできるような山の麓に8年住んでいた。わたしが1人で住むように選んでいたのは、自宅サロンも兼ねるので2DK。夫との2人暮らしはサロン部屋をそのままでも出来ていたし、子育てもできないことはなかった。
でも、わたしはもっと広い家で子育てがしたくて、探しに探して、駅から1kmの平屋をみつけて引っ越した。
それまで住んでいた環境からはだいぶ変わり、ダンプなども通るような道路のすぐ近く。鳥の鳴き声に起こされることはないし、近所で野草がつめる場所もないけれど、子連れで歩いて買い物にいける範囲にスーパーは2件ある街中住まいになった。
毎年3月は春の妖精・スプリングエフェメラルと呼ばれる、春の訪れとともに数日〜1週間など短い期間に咲いては枯れていく小さな花々との再会を日々楽しむ1ヶ月だった。
今年は叶わないな、とおもっていたけれど。ちょっと歩いたらアズマイチゲの群生が街中の斜面にあった。旧友に思わず出くわしたような感覚を覚えた。
ムスコはまだ生後4ヶ月半。まだお花やら虫やらに興味・関心が向く発達段階には(一般的には)ないけれど、道端の花をかがんで見つめる時間が当たり前にある毎日を、いまのうちから一緒に楽しんでいきたいものです。
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