耳芽
気がつけば完全に放置状態になってしまっていたこの雑記置き場。久々に開いたら下書きばかりが溜まっていて、かといってそれを消化していくのも億劫なので最近あったことを新しく書いてみようと思う。
毎回そう思いつつ下書きがたまっていくんだけど。
先日、ついに日本から持ってきたイヤフォンが壊れたので新しいのを買いにいってみた。
日本ではいつも新宿のヨドバシでいろいろ試しながら買っていたのだけど、こっちの家電量販店はずいぶん勝手が違っていて戸惑った。
まず、種類がものすごく少ない。
こっちでこれまで街中で見かけたヘッドフォンやイヤフォンたちは確かに同じものが多くて、あぁ流行りなんだなーとなんとなく思っていたのだけど、どうやら選択肢自体があまりないみたいだ。
そして、高い。
すごく低クオリティでチープなものか、数百ドル(数万円)もするようなちょっと手が出にくいものかのほぼ二択。マニア向けでなくてこんなするのかとちょっと驚いた。そしてその高いものたちがよく街で見かけていたそれであったことにも驚いた。
あとは、試聴ができないのには困った。イヤフォンの。
これ試聴できないの?
と聞くと、
イヤフォンは全くできないね、他の人がつけたイヤフォンをつけるの嫌でしょ?
と返ってきて、ごもっともで何も言えなかったんだけど。じゃあ試聴せずにどう買うんだよ、とも思ってしまって。文化の違いというか、慣れてきていた衛生概念の違いを改めて感じさせられた。
まぁでもよくわかる。自分自身日本で試聴する時はほんと入念に拭いてからつけたものだ。
でもヘッドフォンはあまりに高いのと使い勝手が悪くてあまり好きじゃないので、結局レビューなどを調べつつ、生まれて初めて試聴無しで購入をした。
まぁ悪くなかったけど、聴き比べをしてなかったのでもしかしたらもっと好みのものがあったんじゃないかな、とか、そんなもやもやを抱えながら帰ったのだった。
ちなみにこちらではイヤフォンをイヤーバッズとも呼ぶ。耳の芽。
なるほど、と思いさっそくお店で使ってみたところ、発音のせいか通じなくて恥ずかしかった。
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