CaspianとSex Bob-Omb
カナダに来てから初めてライブハウスに行った。これまでたくさんライブは見てきたけど、夏の間はそこら中(野外とか)でフリーのイベントがやってたので、チケット買ってライブハウスに行く事はなかった。
夕方学校から帰宅して、夕飯食べたりしてから改めてダウンタウンへ。
ライブハウスは壁一面にグラフィティが施された古い建物で、日本でいうとクアトロくらいの規模になるのかな?バトルズも来てたりと老舗のしっかりしたハコのようだった。
スコットピルグリムに出てきたライブハウスを思い出して、うおーあの舞台にいるのかーとなんだか感慨深い気持ちになった。
って調べてみたらなんとホントに映画に出てきたハコだった!!改装したらしく外装は少し違ってたけど。スコットピルグリムは個人的にすごく思い入れのある映画なのでこれは相当うれしい。もっとそのつもりで見ておくんだった。。(この映画についてはロケ地巡りもしたいと思ってるので改めて書きたい)
お目当てのバンド、Caspianは高校生の頃に数少ないポストロック好きの友達が貸してくれたCD群にアルバムがまぎれていて、無骨なエモさとくぐもったサウンドに当時はピンとこなかったものの、しばらくしてからその渋さが気に入りたまに聴いていたバンド。音楽イベントを検索してたらたまたまトロントに来るということで、これを逃したら一生ナマで見ることはないだろうなと思いチケットを買ったのだった。
しかしまさか彼らをこっちで見ることになるとは。しかも日本でいうよくあるアマチュアの自己満企画より安い値段で。
こっちの音楽イベントは日本にくらべてかなり安い。クラブも野外イベントも。
オープニングアクトのバンドがドゥームメタル的な感じで好みではなかったので、再入場できたので近くのレンタルビデオ屋に行って時間をつぶしてた。
ところでクラブもそうだけどこっちのこういう店はセキュリティが日本より厳しい。
ライブハウスでもパスポートと荷物チェックが必要だった。とはいえフェイクIDも割と楽に手に入るそうなので実際は流れ作業なのかもしれないけど。あともちろん禁煙 (最高!) 。
あと気が付いたのは、割としっかりしたハコなのに照明がすごく少なかった。これは逆に日本が多いのかな?日本だと同じくらいの規模のハコはたいてい照明ギラギラしてるんだけど。
22時をまわってようやく彼らが登場。前もっていくつか最近の音源は聴いてたけど、より分かりやすくというかハッキリとしたメロディックなエモって感じになってて、当然のことながらそういうライブだった。轟音美メロ。スゴみは感じたし素直にエモくて楽しめたけど、期待していたものとは少し違ってたな。
夏にフリーフェスでExplosions In The Skyのライブを見られたんだけど、彼らは轟音に溺れず感情の起伏を表現してて、やはり彼らは凄かったんだなーと改めて思った。好みの問題でもあるけど。
Caspianのサウンドはギラッとしてて角のとんがった金属っぽい印象だったけど、彼らのはうねうねしてて生き物っぽかった。
アンコールが終わったのが23時半前後だったのでのんびりせずにすぐに帰った。学生はつらい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?