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【S18最終レート1900】ヒスイクレベースを救いたい【役割論理?】

0.はじめに

初めまして、PALと申します。
シーズン18は最終レート1900、最高1960くらいと特筆すべき結果ではなかったのですが、唐突にヒスイクレベースのアピールをしたくなったので初めて構築記事を書いてみました。良ければお読みください。
ちなみに、構築のコンセプトは役割論理という考え方を基にしています。詳細はWikiをご参照ください(この構築が役割論理と言い切れるかは若干怪しいですが…)。


1.構築


レンタルID:3N2VHR

2.個体紹介

①クレベース(ヒスイ)

4月に参加した禁伝仲間大会であまりにも勝てず、藁にもすがる想いで使い始めたら想定外の活躍をしてくれました。レギュG楽しめたのは間違いなくこいつのおかげ。
元々は竜王戦予選で採用したポケモンで、初手固定というルール上、誰が来てもそれなりに仕事ができそうということで目を付けました。
結果として、レギュG環境では以下の強みがあったと思います。
(1)初手に来がちな対面荒らしポケモンに強い
特にパオジアンに強いですが、その他ハバタクカミ、カイリューなども対面なら突破できるのが便利でした。ミラコラはとんボルで逃げていくことも多いですが、頑丈で一回は耐えるので、裏から出てくるポケモンにつららorロクブラで大打撃を与えられるのが強かったです。居座りならそれはそれでつららで突破できたり。タイプ一致の氷+岩の連続技があまりにも優秀。

(2)頑丈で一撃技無効
零度パオや地割れラッシャがウヨウヨいる地獄のような環境でしたが、こいつのおかげか一撃技に泣いた試合はほぼありませんでした。

(3)カイリューの神速の一貫を切れる
終盤に激増した鉢巻カイリューに安易にノマテラ神速をさせない(そもそも対面勝てないのでカイリュー側が逃げていく)という意味で一定の抑止力があったなと感じています。

(4)白バドレックス軸トリルにめっぽう強い
現環境のヒスイクレベースの最大の強みはここだと思っています。
最遅で白バドより遅い+メインウエポン半減+こちらは一致技で弱点を突ける、というすべてを兼ね備えた最強のトリル白バド対策だと考えています。
相手の不用意なトリルに便乗して3タテを決めた試合も何度かありました。
わかっている人はトリルをしてこないので素の殴り合いになるとさすがに負けることもありますが、その場合は後続が上からとどめを刺せばいいだけ。
トリルの白バドにはほぼ負けませんでした。

上記以外にも、グライオン対策になる、ママンボウより遅いため対面操作を妨害できる、など絶妙に環境に噛み合っているポケモンだと確信しています。
総じて、数的不利を簡単に作らず、裏の2体と合わせて選出全体での殴り合いを有利に進めやすい名脇役といった感じでした。使用率圏外とは思えない。
個人的な唯一の欠点はこの構成で果たしてヤケモンと言えるのか?ということ。なぜエッジと氷山おろしを覚えてしまったのだ。原種にあげてくれ。
ちなみに色+最遅厳選がキツすぎたのでSは妥協してますが、偶然にも無振りドオー+1になっており、これはこれでありかもと思っています。

②ムゲンダイナ

禁伝枠。鉢巻カイリューを上からワンパンできるのがとても偉い。どくびし回収も地味に偉い。
有効打を持たないコライドンが案外いたり、水ラオスをたいてい完封できるのが強かったです。草分け原種ガチグマを呼びがちなのが玉にキズ。
ザシアンに勝つため苦し紛れの炎テラスにしてますが、地面の一貫がしょっぱいので水テラスとかもありかもしれません。

③ヌメルゴン(ヒスイ)

ミライドン+ツツミ構築対策。ミライドンに流星群を撃たせ、裏のダイナディンルーと力を合わせて処理、が基本対策でした。チョッキが警戒されて裏から出てくるウーラオスを流星群で破壊出来たら勝ったようなもんです。技を外しまくるのが難点。
ザシアンに気持ち強めの炎テラス。

④オーガポン(水)

カイオーガ対策での採用でしたが、はたきととんぼを採用したことで受けループやママン系サイクルに強かったり、テラス込みで黒バドの処理ルートになったりと、かなり広範囲に役割を持てたので非常に便利でした。白バド軸に初手出ししてはたき+ウィップで突破したりもしてました。

⑤ディンルー

実質禁伝枠。ずっと愛用してる最強のシカ。
ミライドンと黒バドレックスが最大の役割対象ですが、終盤は交代のタイミングに悪だくみを合わせてくる黒バドが増え、テラス+技選択ガチャを強いられる苦しい展開が多かったので、黒バド対策は再考の必要がありそうです。
地味に大半のテラパゴスに殴り勝てるのも偉いところ。

⑥ウーラオス(連撃)

レギュFから唯一継続使用しているポケモン。
パオジアンに役割破壊させず、かつどうしても2回以上の行動を許したくなかった結果この型が誕生しました。
特化パオの電気テラバを最高乱数以外耐えた上で、大抵のパオジアンを雫水流連打でタスキごと葬れるお気に入りの型です。
水ポンと組むことで受けサイクルにもかなりの強みを発揮していました。

3.基本選出

①ステロまきがいなくてヒスイクレベでテンポ取れそうorタスキパオが初手に来そう
 →ヒスイクレベース+ムゲンダイナorディンルー+@1
②黒バドレックス
 →ディンルー+@2
③白バドレックス軸トリルパ
 →水オーガポン+ヒスイクレベース+@1
④ミライドン軸EF構築(ツツミなど)
 →ヒスイヌメルゴン+ムゲンダイナ+ディンルー
⑤コライドン
 →ムゲンダイナ+ディンルー+@1
⑥テラパゴス
 →ディンルー+@2
⑦ザシアン
 →ムゲンダイナ+@2(ヒスイヌメルゴン多め)
⑧カイオーガ
 →水オーガポン+ムゲンダイナ+@1
⑨受け構築
 →水オーガポン+水ウーラオス+@1

4.辛い構築

①ザシアン
 ムゲンダイナ対面を作らないとほぼ勝てません。地面テラバ持ちは1億%無理。
②壁構築
 壁を張られると急所お祈り以外ほとんどすることがありません。アロキュウは思いのほか来なかったので助かりました(ダイナのおかげ?)。
③眼鏡ムゲンダイナ
 上からダイマックスほう撃たれてるだけで終わり。異教徒が眼鏡ダイナを使うのはやめてくれ。

5.終わりに

SV禁伝環境で役割論理がやっていけるのかかなり不安でしたが、蓋を開けてみればレート2000達成者が複数出るなど、むしろレギュG以前より明るい話題が多いスタートになったように感じています。
自分もS19はヒスイクレベースに頼らない、より役割論理的な構築で頑張ってみようかと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。ぜひヒスイクレベースを使ってみてください。ミラーコート入れたら絶対もっと強いです。自分は論者なので流石にやりませんが。


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