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Palとの出会い、アメリカのペット事情

はじめまして。現在期間限定でNYに住んでいます。NYがコロナでロックダウンされた2020年3月22日の約1週間前、3月14日にジャックラッセルテリアのPalが我が家にやってきました。

ここアメリカはPet Friendlyな国。多くの方が犬を飼っています。生鮮食品店以外はだいたい犬も連れて入れます。平日にはペットシッターが5匹前後の犬を連れて散歩をしていたり、週末は犬連れの人々であふれていたりと、NYの街を歩いていると様々な犬種に出会えるので、犬好きにとってはそれだけでもNYの街歩きはとても楽しいものになります。

このnoteでは今後アメリカへ犬や猫と移住予定の方、アメリカで犬や猫を飼い始めようと考えている方のサポートになればと、私の経験したことを自身の記録代わりに綴っていきたいと思います。

とは言っても、犬を飼う事自体が初めてな私。知らないこともたくさん。アドバイスなど、教えていただけると嬉しいです。

大の犬好き、動物好きで、小さい頃から犬を飼いたかったのですが、家庭の事情で断念。犬を飼いたい欲が強まり、Dog friendlyで有名なここアメリカで犬を飼い始めることに決めました。
と言ってもどこでどうやって迎え入れればいいのか...?

犬種はどうやって決めた?

実はもともと短頭犬や大型犬が大好き。フレンチブルとかパグとか…スパニエルもかわいいなあ…。ゴールデンやサモエドもかわいいよなあ...。夢は膨らむばかり。
しかし、航空会社によって規定があるのと、飛行機に乗せるのが心配なのとで(本帰国の飛行機は避けられないので)犬種を絞っていくことにしました。こちらが日系航空会社のpet policy。

ANA:https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/share/support/popup/pets.html
JAL:https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/support/pet/

悩んだ結果、夫の気になっていたジャックラッセルテリアを中心に探してみることに。小型犬だけど大型犬並みの体力があるわんぱくな犬種のよう。アウトドア好きな私たちにはよさそう…!私も夫も犬を飼うのは初めてで、実家で飼っているわけでもありません。色々調べてみると初心者には不向きなようでしたが、そこに関しては大きな不安はありませんでした。むしろ一緒に遊んだりお出かけしたりできるのが楽しみでした。

犬と出会える場所

①Breeder
アメリカではブリーダーから、もしくは保護犬を迎え入れるのことが多いです。Palは、ブリーダーの家からやってきました。ブリーダーの検索サイトがいくつかあります。犬種、ブリーダーの場所、誕生日、写真などをみて決めました。
🔻Palを見つけたサイト
https://www.lancasterpuppies.com

初回の健康診断やワクチン接種はブリーダーの家で過ごしている間に済んでいます。その初回ワクチン接種が終わった生後8週間頃に引き取れることが多いです。

お散歩中「その犬かわいいね!どこで手に入れたの?ブリーダーの名前教えて!」と声をかけられることも。そういう出会い方もいいですよね。

②Adoption
Pet friendlyとは言っても、Animal Protection Index (API)という動物保護指数はA~Gの中でDランク。中には高額な医療費により手放してしまう人も少なくないようです。もちろんそれに対して動物愛護団体もいくつかあります。ちなみに日本はそれよりも低いEランク。
週末にはペットショップの前に大きな車が止まっていて、保護犬や保護猫がやってきます。自らシェルターに出向いて、会いに行く事もできます。

日本もニュースになっていましたが、ここNYもコロナ禍によりペットを迎え入れる人が多く、一時シェルターの動物がいなくなったそうです。

③Pet Shop
当時New York, Manhattanでは犬を売っているペットショップはChelseaというエリアにある1店舗のみでした。残念ながら探していたジャックラッセルテリアはいませんでした。
2020年7月、ニューヨーク州では全てのペットショップにおいて、犬・猫・うさぎを販売禁止とする法案が上院で可決されたそうです。賛否両論あるそうですが、下院での審議はいかに...!

ペットショップでは、初回ワクチン接種の他にマイクロチップ挿入やNYCの登録も済んでいるそうです。それはありがたいですよね。

Palとの出会い

残念ながらジャックラッセルテリアはNY州にはその時期見つからず、近くてもペンシルベニア州かオハイオ州でした。なので、決め手となった優先順位は犬種、ブリーダーさんの場所時期でした。お迎えに行ける時期に、車で迎えに行ける範囲にあるブリーダーさんを探すとペンシルベニアにあるMifflinburgという町のブリーダーさんが出てきました。New Yorkから車で3時間半。

白多めのCodyくん、全身茶色のCindyちゃん、白茶ミックスのCandyちゃん、3匹のジャックラッセルテリアの兄弟。写真を見ているだけで幸せ!

ブリーダーさんに電話し、会いに行く日を決定。英語に不安があったのでメールでやりとりしたいと伝えたのですが、メールアドレスやTextはないということで電話連絡のみで乗り切りました。当日直接お会いしてわかったのですが、ブリーダーさんはアーミッシュでした。電話連絡のみであることに納得。

Palが生後10週になった頃に迎えに行きました。Codyという男の子はすでに決まったとWebサイト上には書かれていたのですが、当日会いに行くと3匹揃っていて、「誰でもいいよ〜、どうする?」と言われました。
Candyちゃんは他の2匹と比べてかなり小さく、か弱い、気弱な感じがしたのですが、直感で即決!のちにPalと改名されました。(CandyはMiddle Nameとして大切に残しています。)

お値段のお話

生体販売については様々な意見があると思いますし、私自身モヤっとする部分ではありますが、ここでは淡々とお値段のお話。

日本では人気のある犬種や月齢によるとは思いますが、20~30万円でしょうか?こちらのペットショップでも犬種や月齢によっても差がありますが$700〜$3,000程度でした。

ちなみにブリーダーを通して出会ったPal。
Web上では$550でしたが、お支払いしようとしたタイミングで「彼女小さいから$500でいいわ!」とまさかの値引きをされました。逆に心配になりましたが、今では元気に育ってくれています。初回のワクチン接種、これまでの餌代といったところでしょうか。

時期によっても違うのか2021年3月現在、Palを見つけた検索サイトをのぞいてみたところJack Russell Terrierは$600〜$2,200でした。

さいごに

Palを迎え入れてもうすぐ1年が経ちます。もちろんロックダウン直前で子犬を迎え入れたため大変だった事もあります。しかし今言えることは、ロックダウン直前に迎え入れることを決断した自分に拍手。今ではかけがえのない存在です。日に日に増して行く愛情!止まらない愛情!

皆さんも素敵な相棒に出会えますように!

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