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2/21 芽室

今日は芽室町。
まだ冷え込む季節とはいえ、去年と一昨年に比べると雪がほとんど溶けていてとてもやりやすい。
雪がないだけでこんなにも心が躍る。
北海道から人口が流出するのはほぼ雪のせいではないだろうか。

ただ今日は朝から残念なお知らせが一つ。
出発する時にスマホを見てみると、叔母からLINEがきていた。
内容は祖父が今日の朝8時くらいに亡くなったとのこと。
享年85歳。

祖父母とは実家を出るまでは一緒に暮らしていて、祖父にはかなり甘やかされた。
小学校から帰って来る時は車で迎えにきてくれて、そのままコンビニに直行、菓子パンやらおにぎりやらをニコニコしながら買ってくれた。
おかげで子供時代はぶくぶく太った肥満児で、大福のような見た目をしていた。
そんな祖父のことが大好きで人間いつか死ぬものと分かっていながらも、祖父に関してはまだ死なない、当分先のことだと思っていたが、こんなにあっけなく死んでしまった。
こんなにも身近に死を感じたのは始めてだ。

僕が実家を出てしばらく連絡を取っていなかったのだが、亡くなる2年前くらいから認知症の症状が出始めていたらしい。
元々とても真面目な「人間汗水垂らして働くことことが美徳」の典型的な人で、趣味に興じることなどほとんどなく毎日朝から晩まで働いて、夜の晩酌を楽しみにしていた。
僕が物心ついたには会社を定年していて、農作業や孫の世話に勤しんでいたが、歳を重ねて体が弱ったまことから農作業をやめてしまい、孫も大きくなると暇を持て余すようになってしまった。
おまけに歯が悪いので食の楽しみもない、耳も悪いのでテレビの音や会話も満足に出来ないことから脳の認知機能が著しく衰えたのだろう。

ここ3,4年の間に急激に衰えて逝ってしまったのも当然のことかもしれない。

人間やはりただ寝て、食うだけの生活ではない、何かしら社会的な役割や生きがいがないとダメなんだ。

ちなみに今日の売上は7万6千円。

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