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認定プロダクトオーナー(CSPO)になったよ

Certified Scrum Product Owner (CSPO) Training に参加し、認定していただきました(わーい!)

すごくよかったので、そこで学んだことを整理してみました。

CSPO(認定スクラムプロダクトオーナー)とは

・Scrum AllianceによるTrainingで認定される資格(詳細)
・スクラムのプロダクトオーナーとして、どのように考え、振る舞い、チームのアウトプットのROIを最大化へ導く能力があると評価されている人
※Trainingに参加したら資格が貰えるというものではない🙅(不合格者もいる)
・なにかを教えてもらえる研修ではなく、自分でひたすら考える筋トレ

前提知識

Product OwnerはScrum Team (各Teamの集合体)の生産性 = ROIを最大化する役割。

Scrum Masterがスクラムの方法論 (学問, フレームワーク)を理解するべきなのに対し、Product Ownerは活用すること (プラクティス, 手段)に責任がある。※なので、POは学問理解は必須でなく、SMに任せればいい。

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優れたProduct Ownerとは

ROI最大化のために論理的に一貫した意思決定を行える

より大きなReturnを生み出せる or より少ないInvestmentROI最大化できる

・まずは信頼できるScrum Masterを選ぼう(大切なパートナー)
・ROIを構成するInvestmentとReturnを考える
・ROI最大化になる組み合わせを論理的 (前提、理由、結論)に決める
・その意思決定を説明できる(第三者が納得できる客観的な論理)
・上記の予測による意思決定に対する結果を毎回分析する
・交渉ができる (日本人は日常で交渉することが少ないので弱い)

Trainingで学んだこと

・常にROIを最大化する意思決定を考える

Training中も自分たちがなにをやるべきかを常に意思決定した
(今からなにをするべきか、ランチ時間どうするか etc.)

・いかに曖昧な意思決定を普段行っているか

なぜそれが最良の選択なのかを論理的に説明したつもりでも、第三者からみれば突っ込みどころがまだあるパターンが多い
また、世の中は単純比較できたりするものばかりではないので、判断力が問われる

・いかに適当なスクラムを行っているか

そもそもスクラムの理解やより良くできる能力がないまま、形式的にやっても、以前より良くなっていないのでは?

・Doneの定義(Definition of Done: doneとundone)

Doneとは、Product(価値)を対象に提供できる状態


「これは研修ではなくて、筋トレのようなトレーニングです」と冒頭に言われたとおり、なにかを教えてもらうわけではなく、ひたすら自分で考え、意思決定する時間を過ごし、その時間がとても良かった。

大層なことはなにもなくて、ただしっかり考えようね。そのための力もつけようね。という話かなと思いました。

あなたは、どこまで考えきれているか。

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プロダクトの意思決定者や、チームのマネージャーなどはこういった思考を普段できているとすごくProductがよくなるだろうなと思うので、ぜひおすすめです。

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