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10年に1人、次はたぶんもうない(これは寿命の話に近い)

現場に通いまくる系のアイドルヲタクを始めて10数年、色んな馬鹿なことをしてきたし、すごく素敵な友人にも恵まれて、もうこれ以上ないくらい十分楽しい人生だったと思います。ヲタクをしていなかったらプライベートでこんなに沢山の人とは出会わない。普通の会社員のおじさんはそうだと思います。今まで心からありがとう、さよならを言う時が来た。

というのは嘘です。なんせしぶとい、ヲタクの生命力。
ここからは少し昔の話を織り交ぜて今の心境を。

自分にとって最愛の推し様は2018年9月でアイドルをご卒業されました。その後も彼女達が作った音楽を歌い続けているグループを大切に思っていましたが、最前線のヲタクとして全力で生きるのはもうこれでおしまいと考えていました。その彼女もまた違うシーンでずっと素晴らしい歌を歌い続けていまして、僕はそれを大切に応援しているだけでおつりがくるくらい幸せ。

推し様がグループを卒業した時、周りのみんなもこう言ってくれました。「これからはぱいせんさんの気持ちを俺たちが引き継ぐ、だからもう休んでいいんだよ」って。

そこから4年間、昨年の12月まで自分なりの立ち位置でそのグループを見守っていました。と言いつつ、見守り方もそれぞれありまして、僕の場合はばりばりにお祝い事や企画・モノづくりに入っていく人って感じ。みんな僕のことをよく知ってるから「あー、また全力のぱいせんさんね」くらいに笑ってくれていたと思います。

そんな推し様は数日前に無事めでたく"神の子"こと第一子をご出産されました。心から嬉しい。彼女のライフステージが変わる度、ほんと泣いちゃってダメだ。でもまぁ好きだから仕方ないですよね。


そして僕は2月にまた心から応援したい人に出会った。

誰か代わりに応援したい人が欲しかったわけじゃ全くないんです。

色んな歴史や運命のいたずらのようにも感じますが、すべてがすらーっと一つの線でなぞれるような、そんな不思議な人と出会った。どうやら10年間同じグループを応援しているとそういうことも起きるらしい。つまり10年に1人の推し様の2人目に出会ったということになります。

新しい、大切な推し様が出来た。
でも、僕が応援して本当にいいんだろうか。

そんな気持ちで今もずっといますが、なんとなく周りの皆は喜んでくれている気がする。

いやいや、周りのことなんて全然どうでもいいのです。
僕自身、毎日楽しくて、幸せで仕方がない。だから大切にいっぱい応援しよう。

どうしてそうなった!?って思うかもしれませんが、自分もいつかその話を書く日が来ると思います。でもそれはまた別の、いつかの話。