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最後通牒ゲーム

<2022年6月22日(水)>

タイトルが面白かったので、購入しやっと読み終わりました。

最後通牒ゲームとは、以下のように「お金を分け合うゲーム」です
(上記書籍より引用)

・分ける人(Aさん)が、与えられた1,000円を見知らぬ人=受ける人(Bさん)とどう分けるのかを決める。
・受ける人(Bさん)がその提案にYesかNoかを決める。
・YesならAさんの提案通りに分ける。Noなら1,000円は没収。

ゲーム理論、行動経済学、進化心理学 などの分野になり、一見難しそうですが、平易に書かれています。最適解は、
「“分ける人(Aさん)が999円、受ける人(Bさん)が1円”というAさんの提案をBさんが受け入れる」
です。

そう言われても納得いかないですよね?そこで実験を行うと
「Bさんに40~50%渡す」
という提案が多かったそうです。
以下、ネタばれとなりますが、その理由も記載されてました。


  • ヒトはひとりでは生きていけない

  • 適応合理性(経済学が想定していたような、直接的な資源の獲得だけを目指す行動ではなく、「生き残り子孫を残すという可能性を大きくするような行動パターンをとる傾向を持つ」)

  • 不公平さへの強い嫌悪や怒りを原動力としたBさん(受ける人)の拒否の行動と、それを背景として、「目」と「評判」を極端なまでに気にかけるAさん(分ける人)の行動のたまもの

無意識のうちに行動しているということですね。


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