木に括られた仔像

像使いに従えられる像は何故に強大な力を持っているのに人間に従うか?

それは生まれたばかりの力無き仔象は木に括り付けられるからだ。

仔象は自らの力で木から離れられない。

気付いた時には既に何かに屈服させられているのだ。

そしてやがて強大な力を得ても尚、木から離れられない錯覚に支配され続け、

ひいては人間に屈服する事を当然の事の様に受け入れているのだ。

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