「新馬場のファミマが安いってよ」

半年前くらいに遭遇した小学生男子二人の会話が今でも忘れられません。
にやにやしちゃうし、懐かしい気持ちになるし、最近難しくなってきたアラサーの友人関係と重なって切なくなりました。


「新馬場のファミマが安いってよ」

ある平日、夕方の歩道にて。

ぽっちゃりした元気そうな男の子(仮名:だいちゃん)と、
ひょろっとした眼鏡の優しそうな男の子(仮名:しんじ)が並んで自転車を漕いでます。おそらく小学4~5年生くらい。

塾帰りかな?とぼーっと後ろを歩く私。

しんじ「お腹減ったなー。(ちらっと横のファミマの広告を見て)パンうまそうだなー。」

だいちゃん「おい、パンなら新馬場のファミマがオープン記念で安いんだぞ!この前買った。」

しんじ「えっ!!一人でコンビニで買い物したの?!すごいなぁ、だいちゃんは。俺は一人で買い物なんかしたことないよ・・。」

だいちゃん「ふっ。まぁな、おれも三回くらいだけどな(ドヤ)」

しんじ「だいちゃんはほんとすごいなぁ。あっ、じゃあ俺こっちだから!またね!」

だいちゃん「(右方向に帰ってゆくしんじの背中に向かって)おい、しんじー!!!」

しんじ「なに?!」

だいちゃん「呼んだだけー!!(にやり)」

しんじ「なんだよぉ!」

だいちゃん「またなー!!」

しんじ「じゃあねー!」



・・・・・・・伝わりますかね、このほっこり切な感!!
あぁ、文章力のなさが悔やまれる。

夕日と相まって、本当に最高のシーンだったんです笑

まず、新馬場のファミマって。笑 小学生の口から「しんばんば」って聞くと思わなかった。笑
そしてしんじが心からだいちゃんのことをすごいと思ってるのも可愛いし、3回しかコンビニで買い物したことないけどドヤってるだいちゃんも可愛い。

たしかに小学生のころ一人でコンビニで買い物するなんて、大冒険だった気がする。

そして、「呼んだだけー!」のやり取りが可愛いくて可愛いくて。笑

この性格が正反対そうな二人も、中学生高校生になるにつれて離れていってしまうのかもしれないけど、ずっと仲良しでいてほしいなぁ。と勝手に思ったのでした。

子供のころ、誰かと仲良くなるのは簡単だったし、余計なこと考えずに友達って一緒にいて楽しいなとしか思わなかった。

アラサーともなるとそれぞれのライフステージだとか経済状況だとか、話せる話題も選ぶようになってきたり、疎遠になってしまったり。


友達って、こうだったよな。と思い出させてくれたできごとでした。




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