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息子、一歳になりました。

息子が生まれて1年が経ちました。
育児は寝不足と腰痛と不安と寝不足と寝不足で毎日ヘロヘロだけど、毎日初めての体験と感動をくれてます。

この歳になってまだ新しい事に気づけたり、今まで感じたことのない気持ちになれるなんて思いもしなかった。

思い返せば、朝井リョウさんの小説みたいに「何者かになりたい」そう思ってきた人生でした。
子供の頃アユに憧れて歌手を夢見た時も、中学校クラスの女の子が芸能活動をしてると聞いて羨ましかった時も、高校であっさり歌手の夢を横に置いといて大学受験勉強に励んだ時も、どうにか早稲田大学に入学できて初めて自分の人生が誇らしく報われた気がした時も、そこそこの会社員になっても。
自分に特に秀でた才能もないと気づいて、かといって努力するわけでもなく、何者かの人たちにいつも少し嫉妬しながら生きてきた30年間でした。

けど息子が生まれて、こんなちっぽけな人生でも、こんなにかけがえのないと思えるものが私にもあったんだと 。
他の人にとってはそれが仕事だったり、趣味だったりするのかもしれない。
でも仕事に熱中するわけでもなく趣味に没頭できるわけでもなかった私にも、こんなに大切で、愛しい存在ができたこと。
それがすごく嬉しい。
子に依存するとかそういう意味ではなく、この33年の人生で自分がそんな気持ちを感じられた事が嬉しい。

これから育児で悩むことはたくさんあるだろうけど、反抗期もあるだろうけどこの気持ちを忘れないように書き留めようと思いました。

息子よ、生まれてきてくれてありがとう。

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