ゴーストルール

今日は「ゴーストルール」という曲を聴きました。この曲を初めて聴いたのはいつだったか、覚えていません。ボカロを聴くようになったのは確か高校の頃からなので、高校の頃ではないかと思います。

この曲の歌詞はよくわかりません。よくわからないのですが、作中主体が苦しんでいるのはよく伝わってきます。それも対人関係、というより恋愛関係と言ってもいいでしょうか。

タイトルに「ゴースト」とある通り、既に死んでしまっているのだと思います。冒頭の歌詞に「腐っている僕」という表現も死んでいる事も含めた表現でしょう。そしてサビ、

  メーデー 僕と判っても
  もう抱きしめなくていいんだよ
  メーデー 僕が解ったら
  もう一度嘲笑ってくれるかな

きっと生前の恋人なのでしょう。そして生前に吐いた嘘は「一生幸せにする」といったところでしょうか。サビはその後、「マボロシだって知るんだよ、嘘吐きだって知るんだよ」と続きます。たとえもう一度会えたとしても、それは幻に過ぎないということでしょう。ただ、このサビで繰り返される「メーデー」という言葉、救難信号という意味だという事をこの曲で知りました。もういないんだよ、ごめんね、と思いながらも救難信号を送り続けるような心情は想像するだけでもしんどい気持ちになります。それでも「もう一度」その笑顔が見たいという気持ちもあるのでしょう。しかしサビの直前は「おいでここまで」の後に「捨てい(stay)」と続きます。来てほしい、やっぱりこっちに来るな、自分のことなんて忘れてくれ、ということでしょうか。

罪悪感と欲望と理性の混沌。それを恋愛だと思いつつも、そんな綺麗な混沌はフィクションだと最近感じてしまいます。現実は少しの罪悪感と、巨大な欲望と、理性を騙る周りの視線です。それを信じたくないと思ってしまうのはまだまだ子供なのでしょうか。それでもやっぱり私はマボロシを見ていたいような気がします。

ところで、突然ですが問題です!
私は何故今日のnoteにゴーストルールについて書いたでしょうか?ヒントは今日です。

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